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国立科学博物館 『大英自然史博物館展』

2017-04-23 | 美術館・博物館
今週末は、上野の博物館祭り。
その最後を飾るのは、
国立科学博物館で開催中の『大英自然史博物館展』

整理券対応をしていると言う情報があったので、
混雑具合に戦々恐々です。
ただ、いろいろ調べてみたところ、
展示物が多いので通路が狭く、
会場内が通常よりも混んでいるように感じるが、
実際には、それ程混むわけでは無いとの情報も。
なので、整理券は配布してるけど、
通常は(ほぼ)そのまま入場できるらしい。

と言う事で、その事前調査情報を信じて、
10:00a.m.ごろの会場到着。
確かに、整理券は配布していて、
入り口でフローコントロールはしていましたが、
何十分も、何時間も待たされることはなく、
ほんの数分で、そのまま入場できました。
よかった。

ただ、これからゴールデンウィークですが、
ゴールデンウィークは別でしょうね。

中は、撮影可だったので、いくつか写真を交えます。

まずこれは、入り口冒頭付近にあるタマカイ

「人を襲い、頭を丸のみした怪物」と恐れられる(真偽不明)一方、
食用できるらしく、沖縄の高級料理に用いられる食材で、
沖縄方言でアーラミーバイと言うそうです。

こちらは、レオポルドとルドルフのブラシュカ父子による、
タコのガラス模型。

実際の生物をホルマリンなどで標本化すると、
色彩などが変わってしまう事から、こういう標本を作ったっぽい。

これは、見ての通り、キリンの頭

「模型」という表記が無いので、本物(剥製)だと思います。

世界最大の蝶のアレクサンドラトリバネアゲハのオスとメス

茶色がメスで、青がオス。
自然界では、メスの方が大きく、そして、オスは小さくて、
色美しいと言う事が普通にありますが、
これも、その例には漏れないようです。
ヒトは、逆ですよね。
時々、“美しさ”という点で、自然界に従うヒトはいますが(笑)

ガラスケースのハチドリ

よくわからないので、ハチドリのアップ。

大英自然史博物館(当時は、大英博物館の自然史部門)開館当時の
目玉展示だそうです。

モアの全身骨格

研究者のリチャード・オーウェンは、
脚の骨の一部を見ただけで、
「この鳥は飛べない」と言ったそうです。

進化論で有名なダーウィンが、ビーグル号航海の際に採集した甲虫

それがきちんと残っているところが素晴らしい。

これは、ダーウィン『種の起源』手稿

本能についての章の1ページだそうです。

そしてこちらは、ダーウィンとは独立に進化論を導き出していた
ウォレスが捕獲したオランウータン

生物相の分布境界線、ウォレス線で名前が残っています。

今回の展覧会の目玉、始祖鳥

始祖鳥の化石標本は、これまで10個体ほどの見つけられているそうですが、
脳と三半規管の形が復元出来るのはこのロンドン標本だけ。
このロンドン標本は、始祖鳥のタイプ標本(標準となる標本)に
なっているそうです。

南アフリカで見つかった、裸子植物の葉化石グロッソプテリス

そしてこちらが、南極で見つかった裸子植物の葉化石グロッソプテリス

遠く離れた、アフリカと南極が、かつては陸続きであり、
大陸が移動した事を示しています。

微化石のクリスマスカード

アップ


銀行家ロスチャイルド一族のウォルター・ロスチャイルドのコレクション。
正常なコマダラキーウィ

白羽異常のコマダラキーウィ

完全に色が落ちています。
ウォルターは、こういう異常個体の標本を、
たくさん集めていたそうです。

これは、博物館に展示されるようなものなのか・・・?
タカアシガニ

大きくて、撮るのに苦労しました(笑)

鉱物標本もあります。

クリプトナイト・・・では無くて、輝安鉱

これは、音声ガイドの山田孝之さん一押しのプラチナコガネ

フラッシュ不可で、且つ、標本も小さいので、
ちょっとブレブレな写真です(苦笑)
でも、金属光沢が見えると思います。

ここからは絶滅した生物。
まぁ、化石はもともと基本的に絶滅しているという話もありますが。

サーベルタイガー

CGによる復元映像があったんですが、
この長い牙で獲物に食らいついていました。

これは、オオナマケモノ

木の上ではなくて、地面に穴を掘って生活していたらしい。
これもCGがありましたが、ぱっと見、かわいい姿をしていました。

こちらは、オオナマケモノの皮膚

残っていたっぽいです。

オオツノジカ頭骨

ハンティングの結果みたいですが、違います。
約13000年前のものです。

ロンドン塔で発見されたバーバリーライオンの頭骨

まぁ、大都会も、古代には原野だったわけですよね。
約1万年前から現在までの完新世と言う事なので、
地球の歴史的には、つい最近ですが。

ここからは人類の活動により絶滅してしまった動物たち。

これは、ドードーの模型

人類との接触から、わずか83年ほどで絶滅。
ドードーは、剥製が無いらしいです。

オオウミガラスの模型

ドードーと同じく、食用とされて乱獲の結果、絶滅。

人類が絶滅させた動物として有名な、リョコウバト

北アメリカの空を多く程、鳥類史上、最も多くの数がいたと言われますが、
乱獲の結果、あっという間に、絶滅。

フクロオオカミ

タスマニアタイガーとも呼ばれます。
いまでも目撃情報がありますが、確実な生存情報は無し。

これは、トラ

トラは、まだいますが、“中国の”と言うところがミソ。
漢方にされちゃったんですね。

絶滅生物は以上。
ここからは、鉱物類。

ラトループ金塊

717gあるそうです。
個々の結晶が、きわめて明瞭になっています。
金の結晶・・・
ラトループとは、ビクトリア総督のチャールズ・ラトループ。
彼が、鉱山を訪問した時に発見されたので、
彼の名前を取って命名されたそうです。

これは、極めて貴重な鉱物のペイン石。

こちらもペイン石。

1914年に発見された当時はトルマリンと同定されていましたが、
再鑑定の結果、ペイン石と鑑定されたそうです。

これは、火星の隕石


変わって、奇麗な色の標本。モルフォ蝶

翅の構造色の研究のため、大英自然史博物館で飼育されているそうです。

ねつ造の標本として有名なピルとダウン人

捨てないで、取っているそうです。

これは、シリアのダチョウの卵という名称の標本

チャールズ・ダウティが、
アラビアのロレンスに贈ったとされているそうですが、
それを伝えたのが、ねつ造で有名な
鳥類学者リチャード・マイナーツハーゲンという罠。
譲渡の証拠はあるようですが、それがこの卵かは不明だそうです。

見どころ沢山。
確かに、会場内が狭いので、ちょっと混雑する感じはあります。

音声ガイドは、山田孝之さん。
さすがカメレオン俳優。
中々、ナレーションが良かったです。

いつもは、図録は買わないんですが、
2000円にしては、内容が中々充実した感じだったので、
つい買ってしまいました。

音声ガイドと図録で、お金を落としてきました(笑)








名称大英自然史博物館展
http://treasures2017.jp/
会期2017年3月18日(土)~6月11日(日)
会場国立科学博物館
当日観覧料一般・大学生1600円、小・中・高校生500円
開館時間09:00~17:00(金曜日・土曜日は20:00まで)。
【GW特別開館時間延長】4月28日(金)~30日(日)および5月3日(水・祝)~7日(日)は午後9時まで。5月1日(月)・2日(火)は午後6時まで
※何れも入館は閉館時刻の30分まで。
休館日3月21日(火)、 4月10日(月)、 4月17日(月)、 4月24日(月)、 5月8日(月)、 5月15日(月)、 5月22日(月)、 5月29日(月)
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