オガサワラモンハナノミのように

オガサワラモンハナノミのようにです。

建前の手伝い

2017-06-12 16:39:00 | 日記
「ハイ、吉田(仮名)です」
「おいおい、いつまで寝てんだ」
「あれ、もしかして伯父さん?」

先日、大工の棟梁をやっている父方の伯父さんから「実家が建前までこぎつけた」と電話がありました。

まあ、伯父さんから電話もらわなくてもわかってるんですけど、こういうところをしつこくというか、こまめにというか、セカセカと電話してくる人なんですね。

「そうだよ。おい、あと3日で建てまえだぞ」
「へえー、もうそこまでいったの?じゃ、土曜日に帰るわ」
「土曜日?おいおい、もっと早く帰って来いよ。いろいろやることあんだぞ」

そんなこと知ってるよといえば、また文句を言うし、だいたい相手の話した通りに「ハイハイ」で済ませておけば、話は短くて済みます。

ということで、私は手伝いで実家へ帰る事になりました。でも、ホントはこんなふうに気がすすまないのです。

両親はそれほどでもないのですが、伯父さんを筆頭に親戚一同が帰って来いとうるさくてかなわないんですね。

帰省した私はさっそく現場に顔を出しました。さっそく、怒鳴っている伯父さんがいました。

「バカ!もっとこっちだ、こっち!そう!」
「お・じ・さん!」
「おう、お帰り。しかし、遅えじゃねえか、もっと陽のあるうちに帰って来いよ」