安倍晋三首相と新人議員との昼食会で、「首相の答弁はすごく長い」と言う議員がいたそうだ。
小泉純一郎前首相と安倍晋三首相の考えはそう違うとも思えないのに、なぜか安倍首相の人気は今ひとつである。
小泉純一郎は「改革に賛成か、反対か」というふうに、感覚に訴え、物事をスパッと二つに分けるというわかりやすさが受けたと思う。
『議論のウソ』にこうある。
「小泉内閣メールマガジン」最終号には「現在の私の心境を託した短歌」が載っている。
激励 協力 只々感謝
単純明快!
こんなのをほめる人が世の中にいるんだろうね。
わかりやすいからといって、それが正しいとは限らない。
科学は、これが正しい、これは誤りだと、スパッと断言しないらしい。
断言できないことを知っているから信用できるのだが、はっきりしないのはまだるっこしいと思う人もいる。
そういう人は小泉純一郎、そしてインチキ科学や細木数子・江原啓之らのデタラメにだまされる。
もちろん、長ければいいというものではない。
たとえば、安倍晋三の国会答弁のように、だらだら原稿棒読みするような話。
小笠原喜康『議論のウソ』では四つのウソについて述べられている。
・少年犯罪が増えているというウソ
統計を使う時、注意しないとウソになる危険性
・ゲーム脳というウソ
専門家といった権威の言うこと妄信する危険性
・携帯電話がペースメーカに及ぼす影響のウソ
ある時は正しくても、情勢が変わることもあるのにこだわり続ける危険性
・ゆとり教育によって学力が落ちたというウソ
ムードの中である方向に向けられる危険性
小笠原喜康はこれらの間違いを指摘し、これが正解だと主張しているわけではない。
「多くの事柄は、複数の解答をもっていることの方が状態ではないだろうか」という問題提起である。
携帯電話がペースメーカーに影響を及ぼすというのはウソだ、と小笠原喜康は言っているのではない。
影響はあっても微々たるもので、病院などで携帯の使用を禁じるほどではないということ。
ゲーム脳については、森昭雄日本大学教授の主張はあまりにも杜撰すぎる。
ところが、私たちは権威に弱いから、大学教授が言っているんだからと、頭から信じ込んでしまう。
これは「納豆ダイエット」なども同じである。
「強靱さ」というか「柔軟さ」が必要だと思う。
『議論のウソ』の名言をいくつか。
これはマスコミ報道だけでなく、予言などにも当てはまる。
http://www.bk1.co.jp/product/02732462/?partnerid=02dena01
たとえば、生活保護費というのは、原則的に貯蓄してはいけないお金なので、即消費にまわってると思います。すると、そこの地域経済を活性化させるはずだと私は思っているのですが。
社会保障の経済効果↓という言葉も見えます。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/chousakai/houkoku/kokumin/koku98.htm
生活保護のお金がパチンコ店などの脱税ワースト企業に使われてしまうと、さらにその地域の税収が落ち込み悪循環を起こす。。。ということなのでしょうか。どうもよくわからん。ボツボツ勉強していこ。
http://www.rikkyo.ne.jp/~ssakata/paper/article/15.html
素人の妄言ですが、今の時代、公共事業に金を突っ込むより、どうせ無駄づかいをするなら福祉に金を使ったほうがいいように思います。
お年寄りと話していて、病気になった時、呆けた時のことを心配され、そうなった時には何とかの沙汰も金次第、だけど年金だけでは無理だし、ということになります。
やっぱ、おかしいですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8F%E6%B1%A0%E4%BC%9A
けれど、加藤の乱ですっかり失速してしまい、YKKの中でもっとも首相に近い人物とされていたのに、小泉純一郎氏に大きく水をあけられてしまいました。私も当初、小泉さんの登場をミーハー心で歓迎したのですが、まったく目測を誤っていたなあと思いました。で、民主党は、第三の道という路線をとるのかなと思っていたら、見事にわけわからなくなってしまって、支持する政党って無しですねえ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E3%81%AE%E9%81%93
忍性さん http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/walking2/gokurakuji/gokurakujij.htm
を社会起業家のはしりと捉える人(町田洋次氏コラム 30)
http://www.geocities.jp/yymachida/socialentre/51-60.htm
もいますが、日蓮さんの批判は、「慈善事業やるために、関所をつくって税を取るなんて、一般の民百姓をよけいに苦しめるもんだ!」ってことで耳の痛い話しです。
それに、幕府からの援助が減って、資金繰りがうまくいかなくなったとき、当然「支援物資」も滞り、「もっと食わせろ!」という声が窮民からあがったそうです。
そういうことで、「聖道の慈悲」から遠ざかっていた親鸞さんの姿勢は、やはり自分の生きる方向とは、だいぶ開いてきたなあと思うようになりました。
私の場合、亀井静香は強面でタカ派のイメージがあって大嫌いだったのですが、死刑廃止を推進する議員連盟会長ということで好きになりました。
運輸大臣の時、日本航空が計画していた客室乗務員の契約制客室乗務員としての採用に横やりを入れたことがありました。
規制緩和に逆行すると私も思っていましたが、正社員になる人がどんどん減り、労働条件が悪くなっているのを見ると、亀井静香には先見の明があったのかと思います。
自民党もあなどれないですね。
>「聖道の慈悲」から遠ざかっていた親鸞さんの姿勢は、やはり自分の生きる方向とは、だいぶ開いてきたなあと思うようになりました。
「聖道の慈悲」に心が向いているということでしょうか。
倉田さんのお話をテープ起こしし、AAの話を聞き返す中で思ったのは、他力ということは自分の救いについてのことです。
「おまかせ」といっても、日常生活すべておまかせだったら何もできません。
無力な自分がはっきりしたからこそ、倉田さんはダルクなどの活動をされているわけでしょう。
無力の自覚があるからこその共感だと思います。
どういう道を歩むかは、それこそその人におまかせしないと。
オウム真理教は、DNA入りドリンク(?)を飲み、ヘッドギアをして脳波を変え、教祖と一体化をめざしたんでしょうけど、お釈迦さまや親鸞聖人と行動も思想もぴったり一致させようと考える方がムリがありますよね。私は私でしかないのですから。いえ、私だって10年前の私ではないのですから。
荒井献という聖書学者さんの著書に『問いかけるイエス』というのがあるのですが、『問いかける仏陀』であり、『問いかける親鸞』なのかなと思います。
白黒をあっという間につけるのが流行ですが、議論はじっくりなされることが大切なのではないでしょうか。裁判もそうですね。
??
そのこころは
>お釈迦さまや親鸞聖人と行動も思想もぴったり一致させようと考える方がムリがありますよね。
仮にイエスのクローンを作ることができたとして、そのクローンはやっぱり神の子なのでしょうか。
釈尊や親鸞のクローンが現代日本に生まれたら、おそらく釈尊や親鸞とはまったく違った一生をおくることになる気がします。
ネットや本で調べると、人によって三者三様に捉え方が違い、どこが「わからない」のか?が分からなくなってきました。
更に、「知ること」と「わかること」は違う。と云うタイトルがあったりと様々。解説している人が、分っているのかどうか、思わずつっこんでしまいました。
やはり、人間は「お前は、何も知らないし、何もわかってない」と言われる事に、ある種の恐怖を抱いてしまうのではないか?と思います。
http://youtube.com/watch?v=ooB42R51H0o
松「嶋」尚美と中「島」知子デス。
さて。就労困難者(障害者、母子家庭、ホームレス等)を支援するために、大阪府では2003年から大阪市では2004年から入札に総合評価制度というものを導入しています。これらの就労困難者を雇いいれると福祉的配慮という点数(ポイント)が上がるという仕組みです。
http://j-fusyoku.jp/GUNMA1.HTM
しかし、これもアファーマティヴ・アクションのような、逆優遇措置と批判を受けるかも知れませんね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%8D%E6%A5%B5%E7%9A%84%E5%B7%AE%E5%88%A5%E6%98%AF%E6%AD%A3%E6%8E%AA%E7%BD%AE
ソクラテスの無知の知ということ、まあ、そんなにびっくりすることでもないと思うのですが、無知を思い知らされて「こいつ、許せん」と怒る人が多かったんでしょうね。
聖徳太子の「世間虚仮 唯仏是真」、そして親鸞の「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろずのこと、みなもてそらごと、たわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにおわします」も似たようなことを言っているわけですが、私は何もわかっていないが、仏だけはまことだとわかっている、ということで、真宗のお説教をすれば、機の深信はあっても法の深信がないとだめだということですね。
逆優遇措置を心配する前に、就労困難者を雇って、給料をピンハネするとかいったことが行われるのではないでしょうか。