三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」石原都知事

2011年03月16日 | 日記

「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」石原都知事
 石原慎太郎・東京都知事は14日、東日本大震災に関して、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。都内で報道陣に、大震災への国民の対応について感想を問われて答えた。
 発言の中で石原知事は「アメリカのアイデンティティーは自由。フランスは自由と博愛と平等。日本はそんなものはない。我欲だよ。物欲、金銭欲」と指摘した上で、「我欲に縛られて政治もポピュリズムでやっている。それを(津波で)一気に押し流す必要がある。積年たまった日本人の心のあかを」と話した。一方で「被災者の方々はかわいそうですよ」とも述べた。
(朝日新聞3月14日)

相変わらずわけのわからないことを言っているが、これはカルマの清算という意味だろうか。
麻原彰晃は『トワイライトゾーン』昭和60年10月号で、「2006年には、核戦争の第一段階は終わっているでしょう。日本も死の灰の影響を受けているはずです。核戦争は、浄化の手段ですね。だから、私は『ノアの箱船』も信じられます。選りすぐったレベルの高い遺伝子だけを伝えるんです。だけど、人が『自分の分け前をさいて人に与えよう』というように考えない限り、『浄化』はなくならないんですね」と述べているそうだ。
日本は我欲にまみれている、津波で押し流せ、というのと同じ発想のように思う。

こうした日本はダメだという発言は、右派お得意の自虐論である。
こういう人が都知事に再選されることこそ憂えなければならないと思う。
一方で、海外メディアは日本を讃えている。
人民日報「日本国民が混乱せず、整然と震災に対応していることに感銘を受けた。地震の防災や救助の面における日本政府と国民の優れた面は、中国が見習う価値がある」
ウォール・ストリート・ジャーナル「大自然からの打撃に遭っても生き延びる備えを、日本人がどれほどきちんとしているか指摘せずにいられない」
ニューヨーク・タイムズ「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」
韓国・中央日報「凍り付くような恐怖の前で日本人は冷静な国民性を遺憾なく発揮している。われわれは日本から学ぶことが多い」
タス通信「ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もない」
阪神大震災の時にも、商店の掠奪、支援物資の奪い合いなどが起こらないどころか、コンビニで整然と並ぶ人たちの姿を各国のメディアは驚きとともに賞賛していた。
日本以外の国ではおそらくあり得ないだろうと思う。

いろんな団体が支援活動を始めている。
しかし、支援物資はいつでも発送できるそうだが、車止めとガソリン不足で足止め状態だそうだ。
東京のスーパーやコンビニでは食料品、乾電池、トイレットペーパーなどが売り切れ状態だという。
都知事としては我欲を言うのなら、買い占めが行われていないかとか、救援活動をどうしたらいいかといったことの対応をきちんとしてほしい。
と思っていたら、石原都知事は発言撤回、謝罪した。
東日本大震災:石原都知事、「天罰」発言撤回 会見し謝罪
 東京都の石原慎太郎知事は15日午後、記者会見し、東日本大震災を14日に「天罰」と表現したことに対し、「発言を撤回し、深くおわびいたします」と謝罪した。
(毎日新聞3月15日)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東北地方太平洋沖地震 | トップ | 非核非戦 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
石原発言で目くじら立てる必要ナシ (汚死悪魔娜侮)
2011-03-21 09:40:29
別に石原発言を擁護するわけではないが、石原発言よりアホな発言、行動なら民主党に売るほどある。まあ、早い話がそれほど酷い、アホなものが山ほどあるということだ。

石原発言なんて可愛らしく思えるぞ。
一つ挙げると…
民主党・渡辺周議員
サービスステーション崩壊でガソリン運んでも貯蔵するところがない。
国対委員長の安住くん、彼も言ったんですが「学校のプールにガソリンを貯蔵できないか」と。しかし消防法上、絶対に危険だから駄目だと。
いろんな可能性を考えるんですけどね、やっぱり物理的に想像以上の被災をしていて出来ないことがある
これはまだ序の口。調べてみな。まだまだこれからたくさん出てきますよ。
コメントありがとうございます (円)
2011-03-21 17:15:16
これですね。
http://www.youtube.com/watch?v=XTVwvNHdKdA
この発言に誰も突っ込まないのも不思議です。
石原都知事の天罰発言ですが、津波に遭った地域は我欲が強いと言っているようなもんです。
文学者なんだから言葉を大事にしてほしいですね。
バカ二人目 (汚死悪魔娜悔)
2011-03-31 14:04:23
とある東京電力社員(アメフト部)のブログです。
東京電力が良い悪い以前に…
アメフトばっかやってるとアホになるんだなぁ…
というのが感想です。

そのブログが当然炎上し、結局閉鎖されたのはいうまでもないです。(ちなみに本人曰く、炎上覚悟で書いた、だそうで…)



東京電力社員としてできることを。

まず、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で、被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
このブログをご覧になったことがある方は、ご存知かと思いますが、私は東京電力の社員です。このブログが炎上すること覚悟の上で、伝えたいこと、伝えるべきことを載せたいと思います。
実際、東北地方太平洋沖地震以降、嵐のように1日1日を過ごしており、いつかは書かなくてはと思ってはいたのですが、地震発生からすでに1週間以上も経ってしまいました。
また、いざ、書こうとなると何から書けば良いの分からないので、思うままに書いていこうと思ってますので、途中、読みづらいかもしれませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。
今回の大地震により、被災された福島県の方々をはじめ、多くの方にご心配とご不自由をおかけいたしておりますこと、東京電力の社員として本当に申し訳なく思っております。
福島県の方々には、日ごろより、原子力発電にご理解とご協力をいただき、東京電力の安定供給を担い手になっていただいているにも関わらず、1号機および3号機建屋の水素爆発では、被災による不安にさらなる不安をおかけしているところであります。
東京電力の原子力発電所は新潟県と福島県の2箇所にあり、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所は中越沖地震で被災し、その教訓を生かし、福島県の福島第一・第二原子力発電所の耐震を強化をしておりましたが、今回の東北地方太平洋沖地震は、耐震強化を上回る大規模地震だったのです。決して、甘く想定していたわけではありません。会社として、地震に強い発電所つくりを行ってきました。ただただ、10mの津波に建物は耐えたものの建物の内部で大きな打撃を受けてしまったのです。
すべて、結果論で伝えられることが多いですが、では、なぜ、爆発してしまったのかといった経緯が伝わらないのが、社員として非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
日本とういう国は、唯一の被爆国です。ですので、”げんぱつ”という響きに大きな不安感をいだかれることがしばしば。原子力爆弾、”げんばく”と耳に入る音も似ており、新聞にも、”原発”とかかれ、”原爆”と同じような印象をもたれます。
しかし、日本には石油や石炭といった電気を作るうえで必要な化石燃料を手に入れることができません。また、石油や石炭もいつかはなくなってしまいます。(ちなみに、このままでは、石油は約49年、石炭は約119年で発掘できなくなると言われております。)
また、発電時にCO2排出を削減した環境に優しい発電に取り組まなければならないなかで、原子力発電は大きな力となり、暮らしを守るためには必要な発電です。
都内の電気の大半は、福島原子力発電所で作られた電気です。東京電力管内で見ると、実に約1/3が原子力発電によってまかなわれているものです。
原子力発電による放射線の排出は、年間0.01ミリシーベルト。年間に人間が自然界から浴びる放射線は、2.4ミリシーベルト。胃のX線で浴びる放射線は、0.6ミリシーベルト。
(1ミリシーベルトの1000分の1が1マイクロシーベルト)
政府の発表する排出された放射線の量を○○マイクロシーベルトと表現されるのには、はなはだ疑問も感じます。一般的な表記は、ミリシーベルト。マイクロシーベルトで表記することにより、1000単位の表現となり、より大きな数値となってしまい、国民の不安をあおるだけではないかと感じます。
今まで、ダラダラと書きましたが、原子力発電および放射線に対する確かな知識がないままに報道されている現実には本当に悔しい気持ちでいっぱいです。
福島県に対する風評被害をもたらしているのは、政府やマスコミではないでしょうか?
福島県民のみなさん、今回の災害で起きた事故は事実ですし、謝っても許されることではないことも分かってます。でも、ただ、我々社員は、被災された方や不安を抱え生活されている方が早く普段の生活に戻れるように、なる暇もなく戦っております。東京電力社員全員が必死に死ぬ気で対応しております。それまで、申し訳ありませんが、一緒に戦ってください。
我々社員が必死に死ぬ気で対応するのは当たり前かもしれませんが、できることからできる限りのことをやります。やらなくてはならないのです。一生、十字架を背負って生きていくことになった東京電力社員を信じて待っててください。お願いします。
このブログを最後まで読んでくださった方。
計画停電によりご迷惑とご不自由をおかけしておりますが、計画停電は、供給量よりも需給量が上回っているので、計画的に停電をさせていただいているのです。震災により、いくつかの発電所が停止してしまい、みなさんに電気を供給することができなくなってしまったのです。計画停電は、被災された方に電気を送るためではないことをご理解ください。
また、今まで、何不自由なく電気を使えていたのは、福島県のみなさんがあってこそなのです。福島県には、多くの方が不安を抱え、避難所で不自由な生活をされております。比べることはできませんが、福島県で被災に合われた方よりはるかに贅沢な生活を遅れていることを今一度再認識してください。
私たち東京電力を非難することはかまいません。しかし、不自由だとか自分たちが被害者だといった考えはやめてください。電気を使え、うちに帰れば家族がいる生活に幸せを感じてください。
今、日本が一つにならなくてはならないのです。被災にあわれた方が、一日でも早く普段の生活に戻れるように一人ひとりができることをやっていきましょう。私も社員として、一人の人間としてやれることからやります。
最後に、私たち東京電力社員は、、震災以降、家族の安否や自分の健康関係なく、復旧に向けて寝る暇を惜しんで対応しております。色々とご不満やご意見もあるかと思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
愛社精神 (円)
2011-04-01 09:34:26
>アメフトばっかやってるとアホになるんだなぁ…
↓ですね。
http://megalodon.jp/2011-0326-0112-35/ameblo.jp/morizo-wr83/entry-10835311318.html
東電の公式見解をそのまま書き写したんじゃないですか。
アホだったらこんな文章を書けませんよ。
コメントも興味深かったです。

中国電力の社長は原発推進を表明しています。
東電社員と同じ意見なわけですね。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110329k0000m020116000c.html

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事