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三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

「オウム死刑囚」13人の拘置所ライフ

2014年06月24日 | 死刑

いささか旧聞に属しますが、「週刊新潮」14年4月24日号の「「オウム死刑囚」13人の拘置所ライフ」という記事をご紹介しましょう。
オウム真理教の信者、元信者の死刑囚がどんな生活をしているかが書かれています。

中川智正死刑囚は俳句を作っていて、それについてコロラド州立大学のアンソニー・トゥー名誉教授(台湾出身)が語っている。
井上嘉浩死刑囚は詩を書いている。
岡崎一明死刑囚や早川紀代秀死刑囚は、以前「週刊新潮」に載った「「衛生夫が初めて語った! 東京拘置所「死刑囚」30人それぞれの独居房」の使い回し。
土谷正実死刑囚について獄中結婚した女性が話しているが、今はシアトルに住んでとかで、こんな女と結婚したのは失敗だとしか思えない。
というふうに、からかいを交えながら、死刑囚たちがのんびりと暮らしていることを強調している。


東拘関係者が早川紀代秀死刑囚、遠藤誠一死刑囚、横山真人死刑囚の話をしている。
「東拘関係者」とは刑務官以外にあり得ない。
東京拘置所は内部調査をして、守秘義務に違反した刑務官を懲戒処分にしてもらいたいものです。

林泰男死刑囚、端本悟死刑囚のことは担当弁護士が匿名で語っている。
「元衛生夫」のような悪意ある話ではないが、弁護士がこんな興味本位の記事の取材に応じていいものかと思う。

そして麻原彰晃死刑囚だが、元衛生夫の話では

床には糞尿が散らばり、酷い臭いを放っていました。布団も小便でぐっしょりとしていることがあった。そんな中で彼は三度の食事を摂っているいるのです。彼の食事は汁ものを除き、おかずはすべてご飯の上に載せて出すように命じられていた。それをきっと刑務官がレンゲを使って食べさせているのでしょう。はっきり言って犬のような暮らしをしているとしか思えません。

とのこと。
麻原彰晃死刑囚については元衛生夫(「週刊新潮」の元衛生夫と同一人物かは不明)の話をまとめた『獄中で見た麻原彰晃』にもっと詳しく書かれてある。

このあとに、永岡弘行氏(オウム真理教家族の会代表)の「麻原には全てを洗いざらい話してほしい。他の死刑囚やその家族には罪を償うために動き出した人もいるのに、彼はまったく責務を果たそうとしない。その姿勢には、変わらず激しい憤りを感じるばかりです」との言葉を紹介されている。
「犬のような暮らし」をしている麻原彰晃死刑囚に「責務を果た」させるべきだと「週刊新潮」が思うのなら、麻原彰晃死刑囚を治療させるよう法務省に訴えるべきだが、人権嫌いの「週刊新潮」はそんなことはしません。

記事の最後にはこのように締めくくられる。

来年は地下鉄サリンから20年。しかし、一連のオウム事件に、死刑執行という一つのピリオドが打たれる日は、まだまだ遠いと言えそうだ。

つまりは、さっさと死刑にしろというのが結論。
でもまあ、麻原彰晃死刑囚については「週刊新潮」だけが早期に執行すべきだと言っているわけではない。

森達也『A3』によると、人権活動家ですら麻原裁判の不公正さについて口をつむぐそうだし、麻原彰晃の子供たちは私立中学、高校、大学に合格したのに、入学を取り消されている。

出自によって入学を取り消す。これは明確な差別だ。しかしあらゆる差別問題に取り組むはずの解放同盟を含め、ほとんど人権団体はこの事態に講義しない。異を唱えない。声をあげない。反応しない。まるですっぽりとエア・ポケットに入っているかのように、明らかな異例が明らかな常態になっている。

安田好弘弁護士は人権派と揶揄されるが、森達也氏とこういう会話をしている。

森「人権派の人たちも、麻原彰晃のこの問題については、なぜかなかなか発言してくれないですよね」
安田「人権派って?」
森「いろいろ。例えば市民団体とか」
安田「あの人たちはね、基本的には、良い人とかわいそうな人の人権じゃないとダメなの」
森「……悪くて憎らしい人の人権はダメなのかな」
安田「ダメだねえ」

そういえば、冤罪事件の支援をしている人でも、死刑は別らしくて、死刑賛成の人が少なくないと聞いたことがある。
森達也氏はこう述べる。

麻原彰晃に対しては市民運動はまず連帯しない。ほとんどの人権擁護団体や市民グループは、オウム関連(特に麻原)については「あれだけは例外だ」として沈黙する。でも例外は例外のままではとどまらない。必ず前例となる。そして全体を少しずつ変えてゆく。

たしかになあと思う。
私も「麻原彰晃さん」とは書かないですからね。

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11 コメント

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Unknown (ゆうこ)
2014-06-27 15:56:12
 面白い(「面白おかしい」の意ではなく、有意義で興味深い)エントリ、ありがとうです。
>安田「あの人たちはね、基本的には、良い人とかわいそうな人の人権じゃないとダメなの」
 これは、和歌山毒カレー事件についても、同様のことを安田さんは言っていますね。「林さん夫婦は詐欺師ですからね」、そのあとで「『殺人なんて、何の得にもならないことは私らはやりません』と、林さんは言ってます」と。面白い証言ですね。
 それにしても、オウム麻原彰晃氏の弁護人になったことで、安田弁護士は冤罪を着せられました。スンーズの事件は、ほんとの国策捜査でした。弘中惇一郎弁護士はその著『無罪請負人 刑事弁護とは何か? 』のなかで、ほとばしるような怒りをもってそのことを書いています。最高裁は安田さんの弁護士資格を失わせないギリギリの有罪判決を出しましたが、安田さんはそれを「壮大な妥協判決」と言い捨てました。
>私も「麻原彰晃さん」とは書かないですからね。
 安田好弘著『死刑弁護人 生きるという権利 』の中に、以下のような文脈があります。
 “それまで私にとって麻原さんは、風貌にせよ、行動にせよ、すべてが嫌悪の対象でしかなかった。宗教家としての言動も怪しげにみえた。胡散臭いし、なにより不遜きわまりない。私自身とは、正反対の世界に住んでいる人だ、と感じていた。
 それが、逮捕・連行の瞬間から変わった。その後、麻原さんの主任弁護人となり、彼と対話を繰り返すうち、麻原さんに対する認識はどんどん変わっていった。その内容は本書をお読みいただきたいし、私が今、あえて「麻原さん」と敬称をつける理由もそこにある。” http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/0d4d9bc788ade1dbe4ba4443bc8a8de1 
コメントありがとうございます (円)
2014-06-29 16:49:49
麻原彰晃氏はオウム真理教事件と無関係だとは思いません。
だからといって、人権を無視していいわけではなく、ましてや家族まで犯罪者扱いするのはおかしいですよね。
ところが、弁護人まで犯罪者にしてしまうし、さらには安田弁護士の肩を持つと叩かれるわけで、どこかの独裁国家のことを非難できません。
「あれが演技だとしたら…」 (繊細居士)
2015-08-24 22:57:59
もしもこのフォーラムに円さんもいらしてたら、既知のことなのでごめんなさい。
2日前の8月22日、都内水道橋の死刑廃止フォーラムで、安田弁護士、有田芳生さん、松本麗華さん、河野義行さんらの話を直接聞いてきたのですが、その中でこんな話が出てました。

有田さん曰く
・「2011年、元法務大臣の平岡秀夫が、麻原の様子を、モニターごしに見に行ったそうだが、平岡氏は「筆舌に尽くしがたいので、これ以上、答えたくない」

・「週刊ポストに〝麻原死刑Xデー!〟とかいう記事が載ったが、あれはデマ。法務省では麻原たちを死刑にするかどうか起草すらされていない。」

麗華さん曰く
「7年前に父と接見しましたが、父は、もう、赤ちゃん以下になっていました…(略)。もしもあれが演技だとしたら(詐病だとしたら)…父は、まさに、神です…!!!」


「あれが演技(詐病)だとしたら、父は、まさに神です!」と麗華さんが言い放ったとき、会場からドッと笑い声があがってました(;´Д`)
フォーラムには行ってません (円)
2015-08-28 17:51:13
『獄中で見た麻原彰晃』という本には、2008年の時点で、ウンコまみれだとあります。
http://blog.goo.ne.jp/a1214/e/6c06fab09fecbe8c7b81638feff145cc
法務大臣は拘置所の麻原彰晃を必ず訪問することにしてほしいですね。
見事に一般大衆向け番組 (繊細居士)
2015-08-29 23:55:10
発行物か何かに載ると思いますが、8月22日の都内水道橋での死刑廃止フォーラムの内容は、こちらのブログで、発言をほとんど書き起こしてくれている方がおられ、助かってます(;^_^)
http://akaneyamada03.blogspot.jp/2015/08/2015822.html


あ、それと、円さんはあの番組ご覧になられましたか?

『麻原彰晃の3女“アーチャリー”の告白
『オウム・父麻原・事件』 ウェークアップぷらす』
https://www.youtube.com/watch?v=6lUSjQTO1cg#t=727

私はこれ見ると不愉快になって仕方がないのです。

紀藤正樹という弁護士が一方的に麗華さんのことを悪者扱いする演説をしています。麗華さんが、『生まれ・出身が選べなかった』ということや、当時麗華さんが『子供』であったことなど、まったく考慮に入れてない意見を述べているのです。紀藤正樹のあまりの大人げなさに、なんだかなあと思いました。あの番組を視聴した人達は、ほとんどが紀藤正樹の意見に洗脳されてしまったと思います。

また社会側が麗華さんたち麻原の子供らを迫害し、虐待し、イジメをやり、追い詰めたことも、まったくこの弁護士は触れていません。まるで「こいつらは我々からイジメられ差別されて当然だ」とでも言いたいのかというような主張です。

そしてこんな弁護士に限って、ネットで名前を検索しても特に世間からバッシングされていません。

また、当たり前ですが紀藤弁護士と安田弁護士の主張は、当然、水と油です。

安田弁護士や河野義行さんは、アレフや光の輪の思想を認めているんですよね。「信仰、思想の自由」として。

当時、オウム真理教で犯罪にかかわった人達というのは、ほんの一部に過ぎず、その他大勢は、単に、人間関係や健康についての悩みで入信した善良な信者であった、と、安田弁護士たちは主張しているのです。そして、ああいう行動まで起こした宗教団体をどうして発生させたのか?そして、どうして大量に信者を得られたのか?という根本的な要因を、日本政府はちっとも解明しようとしてないと。

しかし、紀藤弁護士のようなタイプというのは犯罪結果だけを見て、オウム関係者はとにかく全員『絶対悪』『変わり者のド変人達』であるので滅ぼすべきだ!みたいな感じの考えを展開してます。

Youtubeを見ました (円)
2015-09-02 17:46:17
有田芳生氏が「オウムと死刑を考える」についてツイッターに書いていて、そのコメントに松本麗華氏への批判が書かれています。

シンポジウム「オウムと死刑を考える」をFORUM90が主催するのは不適切
同シンポジウムは麻原彰晃のためのものになる可能性がある。松本麗華氏(麻原三女)と安田好弘弁護士(元麻原弁護団主任弁護人)が出演するからだ。
麗華氏は著作『止まった時計』の82ページで、「父が関わったとされる事件のほとんどは村井さんから実行犯の人に話が伝わっています」と述べている。しかし麻原や共犯者の公判では、ほとんどすべての事件について複数の共犯者が麻原の直接の指示を証言しているのである。
地下鉄サリン事件についても、井上嘉浩の公判証言のほかにも、未だ麻原に帰依しているとされる遠藤誠一が、麻原の直接の指示でサリンを生成したことを捜査段階で供述している。麗華氏は事実を認めていないのだから、出演者として不適切である。
なお、麗華氏は、『止まった時間』の92ページで、事件を指示した麻原の責任を認めず、責任を他に転嫁するかのようなことも述べており、このような言い方は被害者を愚弄するもので断じて許されない。
麻原を擁護するにしても、数々の事件を起こした教団の長の家族の立場を弁えておらず、あまりに人格が未熟だ。
麗華氏ら麻原の家族は、教団を離れた後も、元信者が貢ぐ金で生活していた。これは、教団とのつながりがないことを主張するために、信者を形式上脱会させるというあざとい手段を用いたものだ。
現在もそうならば、麻原の家族は信者の信仰心を利用し続けており、教団的な考えのままだ。現在はどうなのだろう。

以上です。
ある意味、松本麗華氏は被害者でもあると思いますが、番組でも指摘されているように、これから再び加害者になるかもしれません。

>安田弁護士や河野義行さんは、アレフや光の輪の思想を認めているんですよね。「信仰、思想の自由」として。

この意見には賛成できません。
安田弁護士は「人は、他人を傷つけなかったらゆるされる、という思想の自由を信じています」と言っていますが、傷つけているんですね。

問題のある宗教は、正体を隠して勧誘します。
「ヨーガの教室に入ってみませんか」とか「人生について考えてみませんか」とか。
そして、マインドコントロールを行います。
頭の中を空っぽにして、そして教義を注入する。
そうなってしまうと、自分は正しいことをしているのだから、嘘をついてもいい、法律に触れることをしてもかまわないと思うようになります。
子供への精神的虐待という問題もあります。
松本麗華氏が被害者というのはその意味です。
ここで意見が聞けて良かった… (繊細居士)
2015-09-02 21:58:58
は~…円さんと出会っていてよかったと心から思いました。

私のブログでは、例の水道橋のフォーラムのことをまだブログにアップしてません。でも、アップするのは止めます。『まず、私が麗華さんの本を読んでいない』。読んでいない私が、あのフォーラムのことまとめないほうがいいと思いました。そして、そもそも私にはオウム真理教事件の知識が無さすぎると、円さんの投稿を読ませてもらって再確認しました。
(もう、私はオウムには触れないでおこう…。永山則夫の本を読むのでいっぱいいっぱいなので、オウム関連の書籍を読む時間まで無いので…)

「当たり前だろ!」と言われるかもしれませんが、有田芳生氏と彼等が一緒にフォーラムに出ている…でも一緒に出ている=『仲がいい』『だいたいのことを同意・共感しあっている』わけじゃないんですね(;^_^A。確かに、あのフォーラム聞いていたら、有田さんだけ違う意見を述べていた箇所があったのは気が付いてました。

円さんは死刑反対派の方なのですよね?でも、円さんは安田弁護士の考えに100%同意、というわけではないということですか?
東条英機の孫娘 (繊細居士)
2015-09-02 23:17:05
>でも、円さんは安田弁護士の考えに100%同意、というわけではないということですか?

すいません。この件は、上でちゃんと答えてくださってますよね(^_^;)

円さんの個人的なご意見を頂戴したいのですが…
麗華さんは表に立って活動しないほうがいいのでしょうか?麗華さんは、かつて出しゃばってしまった東条英機の孫娘の由布子みたいになってしまってるでしょうか?

「東条英機の孫娘」
http://tao.matrix.jp/kaze/b/020.html

誤解があるかも (円)
2015-09-03 08:32:13
あのコメントはリツイートであって、有田芳生さんの意見ではありません。
それに、私も松本麗華氏の本は読んでいませんので、あれこれ言えないのですが……。
でもまあ、あのコメントはもっともな意見のように思います。

安田弁護士や森達也氏は、オウムの事件は弟子の暴走説で、麻原彰晃は知らなかったという考えです。(森達也氏はそうじゃないと言ってますが)
麻原彰晃の弁護人だった安田弁護士としては当然の考えでしょう。
私も安田弁護士の本を読み、弟子の暴走説をブログにも書いていました。
しかし、広瀬健一さんの手記などを読み、弟子の暴走説は間違いだと思うようになりました。
http://anond.hatelabo.jp/20120411181135
オウム真理教では麻原彰晃がすべてを把握していたし、弟子が勝手に暴走するような環境ではなかったようです。

フォーラムのことをブログに書いて下さい。
いろんな人の視点から紹介してもらうことが、フォーラム90の、ひいては死刑廃止の宣伝にもなりますしね。

松本彰晃の4女の『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか』を読むと、4女は精神的にすごく不安定だと感じました。
松本麗華氏も今まで置かれていた環境はいいものではありません。
表に出るべきかどうかは本人の考えですが、何にせよちゃんとした人の支えが必要ではないでしょうか。
Unknown (繊細居士)
2015-09-03 11:32:04
>安田弁護士や森達也氏は、オウムの事件は弟子の暴走説で、麻原彰晃は知らなかったという考えです。

なるほど!私の頭の中が整理がついてきました。ここで情報が聞けて助かります。

8月22日のフォーラムで、安田弁護士らが、オブラートに包む言い方するんで、何が言いたいんだか、頭が悪い私にはハッキリわからなかったんですよね。

私はこう受け取ったのです。
安田弁護士は「政府・マスコミ批判」
河野義行さんは「マスコミと政府と、マスコミに扇動されやすい国民を批判・アレフは擁護」
松本麗華さんは「お父さんはやったって言ってない。お父さんを死刑にしないで、いくら罪人でも親を死刑にされるのは耐えられない(そればかり)そして、死刑制度批判(ここが安田弁護士と手を組む要因に)」
有田さん「警察、嫌韓と右翼思想者批判・アレフは反省が足りない、上祐は告白本を出したのが遅い!」

とにかく一番重要なのは、『麻原の精神病を治してくれ!』ってことですよね。
日本の死刑制度が織りなす『独房の拘禁症状』は麻原のことのみに限らず困ったものです。

松本麗華さんは、「私の父はテロ指示したって言ってないんですけど…」とか
「勝手に弟子たちが暴走してった気がするんですけど」と遠回しに言っているんですよね。遠回しには言ってるものの、結局「父無実・弟子暴走説」を言って回っていることには変わりない気がします。麗華さんは「優しかったお兄さんたちが…」とは、付け足してはいますが。

確かに、親(家族)を信じたい庇いたい気持ちは私もわかるんですよね。これこそ東条英機の孫娘のように「直接の血縁を悪く言いたくない」という
気持ちに通ずるものがあると思う。

そりゃ、エゴと言われようがなんと言われようが、直接の血縁や家族は、家族の優しさや温かさに直接触れているので、庇いたい気持ちはわかります。

あと、私は、こうも思うのですが…
世間を敵に回してでも、肉親を庇いたいというのは、『自分の体に、その人と同じ血が流れているのだ』という一種のナルシストも入ってるような気もするのです。私の分析がトンチンカンだったらすいません(-"-;


私は自分のブログで麗華さんを庇い続けるか否か、すごく悩んだんですよね。麗華さんは直接話を聞くと悪い人には思えなくて。麗華さんのブログも純粋な内容だし。

しかし、私がこんな余裕ぶちかましてられるのは、わたしがサリン事件の被害者じゃないからであり、私や私の家族が、サリンで被害にあっていたら、「麗華さんは悪い人じゃないと思うし」なんて言ってない気もするんですよね。(河野さんは被害者であるのに、アレフに対して温厚ですが。)

当たり前ですが、私はエスパーじゃないので麗華さんの本当の思惑や人格は私は判ることはできない。麗華さんの真意は、『血筋主義のナルシスト』なのか『本当に純粋な家族を想う心』なのか、それとも両方持っているのか、私は人の頭の中が覗けないのでわかりません。

ただ、松本麗華さんのツイッターを見ていたら、先日の8月30日に、
「ニコ生終了。皆さん、暖かい御言葉ありがとうございますo(*⌒―⌒*)o明日は死んでおこう」
という書き込みがされていて…私は、「うえ~」ってなりました。

麗華さんがサリン事件をやってないにしても、他意は無いにしても、加害者家族である麗華さんが『死んでおこう』っていう表現は不謹慎だろう、と、私は呆れたんですよね。麗華さんは、サリン事件の悲惨さをわかってないんじゃないか?と思いました。

とりあえず、私はA3シリーズとか読んでないので、うかつに麗華さんのことを庇うのはやめておくことにします。

ただ、麗華さんたち麻原の子供らが社会から受けた迫害、差別、イジメは、絶対に間違っていると思いますし、麗華さんらは、生まれを選べなかった、当時子供だったということは絶対に考慮に入れていかないといけないと思ってます。

それと、安田弁護士の政府批判も、私は、納得がいく内容が含まっているので、それは肯定しています。かといって、「政府が悪いから、社会が悪いから」と言いすぎて、犯罪者を「反政権の英雄」にまで奉るつもりはありませんが。(永山則夫がそういう思想の人でしたが(^_^;))では長文ですいませんでした^^;

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