三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

今年のベストテン予想

2008年12月29日 | 映画

キネマ旬報のベストテンを予想してみた。(私好みのベストテンではない)
まずは邦画から。
『闇の子供たち』
『実録連合赤軍事件』
『おくりびと』(モントリオール映画祭グランプリだから)
『ぐるりのこと。』
『トウキョウソナタ』(カンヌ映画祭で受賞したので)
『歩いても歩いても』
『アフタースクール』
『歓喜の歌』
『ハッピーフライト』
『ブタがいた教室』

当落線上の作品がたくさんある。
『母べえ』
『明日への遺言』
『三本木農業高校、馬術部』
『クライマーズ・ハイ』
『アキレスと亀』
『崖の上のポニョ』
などベストテン常連監督の作品や
『きみの友だち』
『人のセックスを笑うな』
『百万円と苦虫女』
なども悪くない。
監督が95歳ということで『花は散れども』も上位にくるのではないか。
なかなかの充実ぶりで、今年の日本映画は豊作だった。

洋画の予想は難しい。
『イントゥ・ザ・ ワイルド』
『ノーカントリー』
『この自由な世界で』
『潜水服は蝶の夢を見るか』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『ラスト、コーション』
『ヒトラーの贋札』(アカデミー外国語映画賞なので)
『4月の3週の2日』(カンヌ映画祭パルムドールなので)
『JUNO/ジュノ』
12月に上映された映画が1本はベストテンに入るだろうから、ベスト9にしてみた。
半分当たればいいほうだと思う。

『ウォーリー』
『ダークナイト』
『告発のとき』
『トゥアーの結婚』
『ホット・ファズ』
『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』
もベストテン候補。

私の好みは
『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』
『アクロス・ザ・ユニバース』
『その土曜日、7時58分』
『ぜんぶ、フィデルのせい』

『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』は、『コーラスライン』のオーディションが行われた、そのドキュメンタリー映画。
映画『コーラスライン』よりの百倍面白い。
ほんとすごいと思うのが、ダンス、歌、演技の三拍子がそろっていないとダメ。
そして美人でないと。
映画『コーラスライン』でもそうだったが、大勢集まった応募者(3000人)をどんどんと落としていく有様を短いカットの積み重ねで省略している。
でも、そのテストシーンをたっぷり見たかった。

いい音楽は七難を隠す、ましてビートルズならなおさらだ、というのが『アクロス・ザ・ユニバース』。
といっても、音楽だけがよくて、あとはちょっと、という映画ではない。

『ぜんぶ、フィデルのせい』の女の子が高校生になったらどうなるのか、続編を作ってくれないものだろうか。

『その土曜日、7時58分』はオリジナル脚本というのがすごいというか、暗さもすごい。

そして今年最後に見た『この自由な世界で』は、さすがケン・ローチ。
移民労働者という窓から世界を見せ、
そして主人公が普遍的人間の姿をあぶり出している。
キネ旬のベストワンになるべき作品だが、夕方の1回、1週間だけの上映なんだから悲しくなる。

コメント (4)
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