おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

夏の思い出~多度山ペディション

2010-08-18 23:51:09 | 70~90年代 プレイバック
8月の投稿回数が少ない。昨年や一昨年もそうなのか?と思って調べてみると、そうでもない。暑いせいか?それとも携帯の調子がイマイチのせいか?

昔、夏休みと言えば何をしていたのだろうか?夏の思い出と言えば…。

先日、僕の本棚で一枚の古い集合写真を見つけた。30年以上前のものだ。゛よく親はこれに行かしてくれたなぁ゛と、それを見て思った。それは僕が中学1年だった時に参加した゛多度ペディ゛の写真である。

正確には、゛多度山ペディション゛。三重県の北部、岐阜県との県境に近い多度山の山頂で、海外の放送(ラジオ)を徹夜で探す(受信する)というイベントである。

当時、ラジオで海外の放送や国内ローカル局の放送を聞いて報告書を書き、その放送局のオリジナルカードをもらうという、BCL(broad casting listenerの略?)がブームだった。

僕も友達の影響を受けて、国内の遠いエリアのラジオや海外の放送を聞くようになった。また、機械好きな父親がそれを知って、ソニーの゛スカイセンサー5900゛というメジャーなラジオを買ってくれた。

その頃、僕は東海地区に住んでいた。僕をBCLに引きこんだF君は熱心な゛DXer゛(当時、BCLに熱心な人をこう呼んでいた)で、専門誌に投稿して掲載されたり、BCL界では最も古く権威のあるミーティング(今でいうオフ会のような集まり)、NDXC(Nagoya DXers Club)にも出席していた。

そんなF君から、「夏休みに多度山山頂で、徹夜でラジオを受信するというイベントがあるけど、参加してみないか?」誘われた。超ビギナーだった僕だが、友達と一緒であるし、楽しそうなイベントだったので、行ってみたいと思っていた。

多分、雑誌に載っていたその告知を親に見せて゛行きたい゛と頼んだのだと思う。それを親は了承してくれた。それなりの参加費はかかったとは思うが、遠くもなく、あまり高くない山に登って、キャンプして帰ってくるだけだから、浪費することもなく゛オカシな゛所に行く心配もないだろうとして、行かせてくれたのだと思う。

時間をかけて山に登る。山頂でキャンプをして、持ってきたラジオで世界の放送を受信する。僕は主に中波(MWバンド、いわゆるAM)を主戦場としていた。明け方に聞こえてきたインドネシアのラマダン放送や真冬のオーストラリアの放送を受信しては、喜んでいたような記憶がある。

参加者は、中学生から大学生、社会人まで様々。もちろん男ばかり!大人達が持ち込んだ超マニアックな受信機を見てうらやましがったり、珍しい放送の受信でみんなで盛り上がったり、とても楽しいイベントだった。

多度ペディには翌年も参加したが、さすがに中学3年の時は高校受験を控えていたため、参加しなかった。それを境に情熱は冷め、F君とは違う高校だったので、BCLからフェードアウトして行っていまった。

よい夏の思い出。貴重な体験。参加させてくれた両親に感謝である。





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