どうやら、阿那律尊氏(ナヌルッタソンシ)らしい。
断っておくが、なんの根拠も無い。
俺がただそう感じただけである…
そもそも誰やねん?
皆知らないと思うが、天台宗の有名な高僧である。
今日、天台宗総本山の比叡山延暦寺に行った。
途中、休憩で立ち寄った喫茶店で、無性に足の裏がかゆくなった。
靴はもちろん靴下も脱いで、素足でかいた…
延暦寺到着後、大講堂を参拝。
中には、数々の高僧の肖像画と彫刻がならんでいた。
そこで、ある僧の肖像画に違和感を感じた。
数ある肖像画の中で、その肖像画だけはすぐ目に入り、何か感じるものがあった。
その肖像画のモデルが先に述べた、阿那律尊氏だった。
何でそう感じたか?
他の僧は、ただ座っているポーズだけだった…
阿那律尊氏だけは、素足をかいている絵だった。
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これさっきの俺やん!?
ただの偶然か?
いや違うだろう。自然にそう思えた。
しかも阿那律尊氏の横には虎が描かれていた。
俺は根っからの虎(阪神)ファン。
これは偶然じゃないな。
かくして俺の前世は明らかになった。
阿那律尊氏がどういう人かはわからん。
けど、ほんまに前世がそうであるなら、今日のように俺が阿那律尊氏のように行動するであろう。自然に…
そうなると、俺も何かやらかせそうな気さえしてくる。
こりゃ楽しみだ。
さぁ行こうかぁ…
もう一度断っておくが、なんの根拠も無い話であるが、直感的にそう思った。こういう直感的なことが、どんなに高名な占い師に言われるよりリアルに受け止められる時もあると思う。この先こういう直感を大切に、阿那律尊氏に恥じぬ行動を心がけようと思う。