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障碍者の恋愛が恋愛かどうかは親や裁判所が決める?バリバラ並みに凄い所に切り込んでいく『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』第10話「手をつなぐのはまた今度」

2022-07-30 | 備忘録
-『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

知的障害を持つ女性が男性に性的暴行を働いたとして、ヨンウの目の前で逮捕された男の弁護を引き受けるエピソードが中心に展開される第10話。

知的障害を持つ女性が自身の性行為に自己決定権を持って行為に及んでいたのか、それとも男性が言葉巧みに騙して性行為に及んだのかという点で争われますが、まさかこんなホンワカシーンやラブラブシーン満載のドラマでここまで切り込んでいくとは思いいたりませんでした。

日本のETVの障害者情報バラエティー番組、「バリバラ」で取り上げるようなタブー視されるようなテーマです。あまり光を当てられない知的障碍者の性行為の自己決定権の話や性的合意がどこまで自己決定によるものなのかまで掘り下げた法廷ものなんてちょっと驚きです。

この事件に並行する形で、晴れて両想いであることが判明したヨンウとジュノは関係性をステップアップしようとしますが、ジュノはヨンウの障害のことを意識に生半可な思いでは付き合えないとの覚悟を示すものの、周囲からの障碍者と付き合うことへの無理解や反発に傷ついていきます。

一方のヨンウは上記の事件を担当する中で、障碍者は自分の愛を他人に決められてしまうという現実を目の当たりにし、自閉スペクトラム症である自分とジュノが恋愛をすることは難しいという結論に至るのですが、そこからのシーンがまさかの激甘甘なシーンに突入し…!

Woo Young-woo and Lee Jun-ho share a first kiss | Extraordinary Attorney Woo Ep 10 【日本語字幕 CC】


こんなロマンティックに自動点灯装置を使うキスシーン、私は初めて見ました。廊下で見つめあうヨンウとジュノの切り替えしのショット、光と影を巧みに使い、キスシーンでの引きのショットなど制作陣の並々ならぬ画作りに感服しました。なんじゃこりゃ?

でもこんな激甘なロマンティックシーンを差しはさんでくると言う事は厳しいシーンがあった、若しくはあるということで、案の定と言うか第8話のラストでヨンウの父、グァンホの店にテ・スミが現れたシーンの顛末が展開されます。第8話「ソドク洞物語Ⅱ」の終盤で見せた素直な実の母、テ・スミではなく、冷酷なテサンの弁護士テ・スミとして登場し、テサンのボストン支部にヨンウが移るように説得しろと非情な要求をグァンホに突き付けます。

テ・スミの提案はヨンウを慮ったものなのか、それとも自己保身の為の提案なのかは今のところ判然としませんが、憤ったグァンホはテ・スミの要求を撥ねつけますが、人の良いグァンホさんなので、ヨンウの為だと考えて説得しそうな未来が見えます。

そして並行して”腹黒策士”、クォン・ヌミは顔見知りの新聞記者からヨンウがテ・スミの隠し子ではないかと言う噂を聞きつけ、テ・スミの周辺を嗅ぎまわり始めました。どこまで落ちるんだクォン弁護士…!書き込みの件はチョン・ミョンソク弁護士にもばれてたのに…とラブラブなヨンウとミョンソクの裏では強烈な話が進行し、新たなクリフハンガーとなってきております。

でもでも、そのクリフハンガーが屹立する横で我らがスヨンがジュノへの思いを断ち切るために、セクシー系にイメチェンして、何故かグラミのバイト先のヒゲ店長(≒ヒゲ社長)とのデートで幻滅した反動で友達に誘われたクラブに行って、ジュノの下位互換みたいな男とワンナイトをいたしてしまうのが切なすぎる…スヨンにも幸せな結末を望まずにはいられないです…!あとグラミにも!



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