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熱海の捜査官

2010-07-31 | 休み
ぜんぜん前情報とか仕入れること無しに観てみる。先週放送されていた「帰ってきた時効警察」最終話も面白かったな。


「熱海の捜査官」(テレビ朝日)
熱海の捜査官


エリック・サティの「グノシエンヌの第3番」からはじまる少女3人の行方不明事件。日本なのに地元警察はアメリカの保安官スタイル。車は四駆。主人公は現実の日本には存在しない広域捜査官、要はFBI捜査官。電動チュッパチャップスをしゃぶっているチュッパチャップスさん。ナンバープレートも明らかに日本のものじゃなくて、アメリカのナンバープレートっぽくなっている。日本っぽいのは旅館ぐらいか。

これは明らかに狙ってる。深読みとかではなくて、もう明らかに、完全にアメリカのドラマを意識してる。具体的に言えば。デヴィッド・リンチの「ツインピークス」だよ、絶対。これ。星崎の登場シーンが熱海に向かう車の中で電話してるって、まんま「ツインピークス」第1話のクーパー捜査官の登場シーンだよ。これは絶対に確信犯だ。他にも思わせぶりな生徒や先生などの地元の登場人物。


そもそも意識したり、オマージュでなければ全く必要でないディティールばっかりだし。ただこれずっこけるな。もちろん観るけど。三木聡に期待されているのは多分シュールな”笑い”だと思うんだけど、これはシュールな”演出”であって決して笑わそうとはしてないんだよな。嫌いじゃないなぁ。無理やりなアメリカンも三木監督が演出すると日本のドラマの芋っぽさが少しだけ減じている気がする。

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