つぶやきイチロー

思いついたことを、思いついたまま綴る。ヒマな時に更新。

投資型MLM

2006-01-12 00:35:55 | 資産運用
最近、ネット上で「投資型MLM(Multi Level Marketing)」なる情報を目にしました。商品名やリンク先は敢えて申しませんが、この商品に関連するブログやサイトが結構な数あります。

商品内容は下記の通りです。
・一口330米ドル
・国際分散投資でコンスタントに年20%〜40%の運用成果を出している
・紹介活動をしなくても3口の投資で1000米ドルを何度でも得ることが出来る

誤解があるかも知れませんがこんな感じです。ただし、運用方針やファンドの資産内容、運用実績、ベンチマーク等を見ようとしても一切の情報がなくリスクの説明もありません。色々な意味で普通の投資商品でないのは明らかですが、インターネット上の情報で判断する限り、参加者は相当数いるようです。

この商品がねずみ講であるのか否か私には判断できません。しかし、仮にねずみ講だとして、そう仮定した上で体験者がこの商品について書き込んだブログなどを読んでみると、ねずみ講は今後も無くならないという印象を強く持ちました。

的外れな判断かも知れませんが、このビジネスの本質は「参加者は被害者であり加害者である」と「ゼロサムゲーム」ですね。

ブログの書き込みを見ていると、同商品を「有利な投資」と信じきっている人がいる一方で、「合法ビジネスではないが自分が儲かれば良い」と思いながら参加している(と思われる)人が多数います。投資家保護の体制が整備されつつある中で、前者タイプの人口が膨大な数いるとは想像しにくく、後者タイプの人間が多く参加することが、この種のビジネスの「成功」の鍵を握っていると言えそうです。

後者タイプは「被害者であり加害者です」。当局の摘発など何らかのきっかけでビジネスが破綻した時、儲かったか否かで被害者なのか加害者なのかが決まります。摘発が1ヶ月遅くなれば被害者が加害者になることもあるでしょう。このビジネスでは、儲けた人がいれば、その分、損する人も出るというゼロサムゲームが展開されます。

したがって、後者タイプの人が仮に被害者になった場合には法的保護に値しないと思います。前者タイプの人もかなりグレーだと思います。常識的には相当の自己責任が問われることになるでしょう。また、世の中に「一儲けしたい」と思う人がいる限り、この種のビジネスが根絶することがないと思います。

なお、この「ゼロサムゲーム」の話、合法的な投資商品でも一部で成り立っていると言えます。特に短期売買の場合はゼロサムゲームと言えるので、上記と状況は似ています。勿論、だからと言って短期売買が違法/非道徳的だとか、その存在を否定をしている訳ではありませんが。

(後日追記)
この記事では、投稿当時「マルチ商法」という言葉を使っていましたが、「マルチ商法」と「ねずみ講」は異なり、マルチ商法は違法ではないようなので言葉を修正しています。
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
ゼロサムゲーム マルチ商法 コンスタン
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