幼馴染が留学のために滞在していたアトランタ近郊の町はアメリカのどこにでもあるような普通のベッドタウンでしたし、アトランタの街、高速道路の風景、レストランなども映画やドラマで観たことのある風景に似ていて、これら全てがアメリカンスタンダードのひとつなのだと思いました。
アメリカンスタンダードが世界のスタンダードになるのだと、当時は何の疑いも抱かなかったけれど、それぞれの国、地域の事情があるわけで1つの国の常識が世界で通用するわけがない。
アトランタの友達の家を離れてニューヨークまで行って、タイムズスクエアの近くに安い宿を見つけて、マンハッタンを隈なく回って数日間過ごせたことで、私は地球上にいれば何とかなると、世間に対して非常に甘い考えを持ってしまいました。
ニューヨークの中心部は東京とそっくりで、観光客だらけなので日本からの御のぼりさんが普通に過ごせて当たり前だし、何も起こらなかったのは運が良かっただけなのかもしれない。
世界には様々なところがあり、何とかなると思ってはいけないところもあるはずですが、でも今も心のどこかで何とかなると思っているところがあります。
そんな話をして言うのも何ですが、若いうちに冒険をして欲しいと思います。
何年にも及ぶ放浪の旅はどうかと思うけれど、若さがあるからできることというのはあって、それが必ず人生のプラスになると思います。
国と人種など関係なく、仕事をしなければならなくなっている現代において、私のようにナメることはいけないけれど、何とかなると思うことは必要なことなのではないかと思います。
言葉もあまり分からないまま情熱だけを持ってフィレンツェに渡ったお二人もきっと何とかなると思って日本を発ったのだと思いますし、お二人の人によっては無謀だと言うかもしれない渡伊も私は共感できます。
久内淳史さん、夕夏さんご夫妻の工房「Il Quadrifoglio(イル・クワドリフォリオ イタリア語で四つ葉のクローバー)」( http://ilquadrifoglio.blog53.fc2.com/) のイベントを6月2日(土)に当店にて開催します。
久内さんご夫妻は、淳史さんがフィレンツェの著名な靴職人ロベルト・ウゴリーニ氏の工房で、夕夏さんが同じフィレンツェのしぼり技法の革工房で修行して、1年前に帰国し神戸に工房を構えました。
イベントに参加するなど地道な活動を続けてこられたお二人でしたが、最近Men's Exという雑誌に大きく取り上げられるなど、知名度が上がってきています。
そんなお二人の製作による新作ペンケース、メモノート、革小物、靴のオーダー会を開催いたします。
ステーショナリーや革小物はパティーヌ技法(色の重ね塗り)により色見本の中からご希望の色のものを製作することも可能です。
オーダー靴はフルオーダーのため完全な個人のオリジナル仕様の靴をお作りします。シューツリー付きで18万円〜、という価格はオーダー靴ではかなりリーズナブルな価格設定になっています。
今回の企画は、WRITING LAB.( http://writinglab.jp/)として企画したもので、当店だけではできなかった新しい分野に踏み出したものだと思っています。
ぜひご来店ください。