はなちゃんの青い目

ラグドールはなちゃんとの日常を
北の大地から気ままにおおくりします

永遠に心の中に。。。

2008年04月30日 | 病気
        


4月26日にFIPにより永眠したはなを 
翌27日朝9時20分 荼毘にふしました。
はなのお骨を主人と拾い 帰りはずっと膝の上に抱っこしてきました。
小さくなってしまったはな あんなに重たかったのに 軽くなっちゃったね
でも まだ暖かくて まるでここにはながいるみたいだよ


あれから4日しかたっていないのに
もう何年もたってしまったような 不思議な感覚を覚えます
ボーーーッと時間が過ぎて 何も手につきません

思い出すのは はなが逝ってしまったその瞬間のことばかりで
楽しかったことや 可愛かったはなのことを
一生懸命思い出そうとするのですが 
思い出そうとすればするほど苦しくなって また涙が出てしまう。。。

このブログは 病弱なはなとの日常を記録として残したいと思い
始めたものです
でも はながこんなにも早く私の元から旅立ってしまうなんて
ブログを立ち上げたときは想像もしていませんでした

はなは本当に可愛かった
写真では その愛らしさが伝わらないほど。。。
飼い主バカと思われてもいいです
はなは本当に可愛かったんです
大切な大切な まるで宝石のようにキラキラした存在、でした


お気に入りだった窓辺のベッド
クリスマスに買った はなの瞳の色と同じ水色のキャットタワー
かくれんぼするのにもってこいだったクローゼットの中

どこを探しても もうはなはいません


気持ちの整理にはまだまだ時間がかかるかもしれない
でも はなは永遠に私の心の中にいます
これからもずっと・・・・・





はなちゃんへ


 はなちゃん ママは はなちゃんにとっていいママだったかな
 はなちゃんはとても優しかったから
 どんなにお薬や病院が嫌でも
 我慢してくれたよね 
 ごめんね ママにははなちゃんを助けてあげることが
 できなかった 本当にごめんね 許してね

 こんなダメなママだったけど
 またきっと戻ってきてね
 ママはいつまでも はなちゃんだけを待ってるよ
 
 きっと どこかでまた会おうね
 ヤクソクだよ


 ママは泣き虫だから 
 まだ当分は泣いているかもしれないけれど
 
 はなちゃんのこと 本当に大好きだよ
 これからも ずーーーっとね

 ママより
















旅立ちのとき

2008年04月26日 | 病気
今日 15時50分 はなは虹の橋に旅立ちました。
2歳と15日 闘病生活は4か月半 でした。

23日が最後の病院となったのですが
その時 先生からは 急激に増えた腹水や
今後たまるであろう胸水で呼吸困難に陥った場合は 
安楽死を選択肢に入れておくように言われました。

それでも はなは 私と主人に見守られる中 
自宅で穏やかな最期を迎えることができました。

今までたくさんの方々に応援していただき
とても励まされました。
心からお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。

明日は 主人と一緒に 海の見える霊園に行き
はなをお空へ送ってきます。

皆様 今まで 本当にありがとうございました。


はなのママ&はなのパパ










このまま 時を止められたら。。。

2008年04月20日 | 病気
        


この一週間で はなの体調は急激に悪化してしまいました。

FIPと診断され 4か月が過ぎ このままこれからも頑張って
この先もはなとずっと一緒に生きていきたい、
いえ きっとこれからもずっと一緒だよ、ってそう信じていました。

でも はなはもう十分すぎるくらい頑張って
少し 疲れてしまったのかもしれません。

インターキャットを毎日 皮下注射していましたが
極度の貧血と腹水が確認されたため 治療としての効果がないと判断、
投与は打ち切ることとなりました。

そして とうとうステロイドを3㎎から5㎎に増やしました。


「治療というよりも はなが少しでもラクに過ごせたらと思うのですが、、
飼い主として私がしてあげられることってあとは何があるのでしょうか。。。」

先生にこう質問して 
診察室で はなを抱きしめたまま 泣き崩れてしまいました。

先生の目も 真赤になっていました。。。

病院では なるべく感情的にならないようにしなくちゃ、って
いつもそう思っていたのだけれど。。。
先生、ごめんなさい(涙)


貧血の症状はFIPの末期です。
造血機能そのものがFIPVに侵されたり
もしくは 造られた血液がどんどん破壊されたりするので
もう なすすべがありません。
造血ホルモンや輸血なども ほんの少し延命できる程度のものでしか
ありません。
腹水を抜くことについても 今の状態では 抜くことがかえって
体への負担になる可能性があるので 
抜かない方がいいでしょうとのこと。。。




はなの様子ですが。。。

今日は久し振りに早朝からトコトコ歩いて私の布団にやってきました。
最近はずっと具合が悪く 自分の猫ベッドから動こうとしなかったのですが
早朝4時 5時 6時の三回 私のところまでゴロゴロのどをならしながら
やってきました。
ご飯食べたいのかなと思い はなが来るたびにカリカリをあげてみましたが
食べませんでした。
体がだるいだろうに、、それでも私のところにやってきて
寄り添ってくれて。。。そんなはなが愛おしくて
そっとなでながら 又涙が溢れてしまう。。。
はなは 私が泣くと 布団からプイッと出ていく。。。
その時私の頬に はなのふわふわしっぽが触れていく。。。
ダメ飼い主の私に「もっとしっかりするにゃ」と言っているのかもしれない。。

もう自分からはご飯を食べてくれないので
免疫サポートとミルクを混ぜたものをシリンジで
強制給餌しています。
ヒルズのad缶は大嫌いみたいで
ひどく嫌がるため 与えるのをやめました。。。
1回30ccが限界、、、これ以上の量は飲み込んでくれません。
吐かれても困るので 無理強いもしません。
猫缶も一口くらいは食べてくれることもあるので 必ず毎回開けますが
そのほとんどがゴミ箱行きです。

大好きだったかにかまも食べなくなりました。


このまま 時間が止まってくれたらどんなにいいだろう、って
思います。

闘病生活は つらいものだけれど
私にとっては はなと一緒に過ごすかけがえのない時間です。






今夜 窓から見える大きな満月にもう一度お願いしました。



どうぞ 時間を 
私とはなの時間を このまま止めて下さい。

私とはなの時間を 奪わないで下さい。

はなを 苦しませないで下さい。

はなの感じる痛みやつらさを 私に与えて下さい。


お月さまへ。
















どっちがストレスかなぁ。。

2008年04月15日 | 病気
       

最近 いないなぁ~?と思うと お風呂のマットの上に転がっているはなちゃん。
投薬に加えて 強制給餌にお注射までされて 気の休まるヒマがなく
どこに隠れていても私につきまとわれ うんざりしているのでしょう。





       

気持ちよさそうに眠っています。
写真を撮るのも躊躇してしまいますが、、ごめんね、撮らせてね^^



しばらくの間 毎日病院へ通うことになりました。
インターキャットの皮下注射だけを自宅で、と思っていましたが
食欲が戻らず 高熱が続いているからです。

はなにとって 通院のストレスよりも
自宅で私に付きまとわれる方が嫌なのでは?と旦那さまに言われました。
病院から帰ると この写真のように 安心しきって爆睡してしまいます。
この姿を見ていると、そう思えなくもありませんが、、、複雑です。



本日のはなちゃん

  治療   インターキャット1MU/kg
        ステロイド 3ml/kg
        抗生剤

  お熱   39.9度

  体重   5.3キロ



体重をなんとかキープしてくれていることだけが 唯一の救いです。
このまま 頑張って欲しいです。










この一年間を振り返って。。。

2008年04月14日 | 病気
       


一年前のちょうど今頃 はなは眼に激しい炎症を起こし
初めて動物病院を訪れることになります。
両目は真っ赤に腫れあがり、目をあけることすらできません。
その後 目は白濁し よく見るとそれは白い砂状の浮遊物で
あることが肉眼でも確認できました。

「ぶどう膜炎」
今思えば FIPの初期症状がこの頃から出始めていたのだと思われます。

はながうちの子になったのが生後7か月。
ペットショップから家に迎えたその日も
右目が赤く腫れていて
その後 青いはずの右目がなんとなく緑色に見えたりするので
病院へ連れて行こうかどうしようか悩んでいました。

うちに来てからのはなは なかなか私たちに
なついてくれず、物陰に隠れてしまったまま丸二日
おトイレにも行かず、ご飯も食べてくれなかったので
とても 病院へ連れていける状況ではありませんでした。

そのうち 少しずつ手からカリカリを食べてくれるようになって
おトイレも自分から入るようになって
少しずつ、少しずつ、私たちに心を開いてくれるようになったのです。
気がついたときには 赤かった目もすっかり治ってしまっていたので
春になって 本当にひどいぶどう膜炎になるまで
とうとう病院へは行かなかったのです。。。

でも。。

もしも もっと早く病院へ連れていっていたら。。。
もっと早く FIPと診断されていたら。。。
もう少し早く治療を始めていたら。。。

つきない後悔の想いが 最近になって私を苦しめます。



ウィルス抗体価検査では100以下で陰性との結果をいただいていましたが
本来なら 最初の検査から2ヶ月後位に 再検査してみた方がいいということも
その時の私は知りませんでした。
白血球が30,000近くまで上がっていたけれど
何が原因なのか わかりませんでした。
通っていた動物病院の先生方も何もおっしゃって下さらなかった。。
FIPの可能性は 最初から除外されていたような気がします。

ひどいぶどう膜炎だったので 紹介されて眼科専門医のところにも行きました。
FIPは否定され「おそらく免疫介在性疾患と思われる」との検査結果。

3種類の点眼薬で はなの眼はあっという間に治ってしまいました。

でも、、その後何度も何度も再発。。。
原因不明、しかも神経症状まである、、、
それでも 先生方はFIPの可能性は口にはしませんでした。



私自身の勉強不足だったとしか言いようがありません。
病院は 適切な処置はそのつどして下さっていましたし
それくらい このFIPの診断というのは難しいということなのでしょう。

動物病院というところは 結局のところ 治療目的以外
予防という意味での過剰な検査はしてくれないのかもしれません。

はなはその後、夏にてんかんの大発作を起こしました。
その時の血液検査では肝臓の数値が極端に低く出ました。
(GOT GPTがともに <10という結果。。)
このときも はなにはこれと言って他には何も症状が
出ていなかったこともあり、肝性脳症の疑いを残したまま
アンモニア数値の検査もしませんでした。
もう少し様子を見てみましょう、と。。。



あれから一年。。。

はなは やっぱりFIPでした。
やっぱり、という言い方は少し間違っているかもしれませんが。。。


でも。。
胸水が溜まって FIPと確定診断されたわけですが
その時の抗体価も 200しかなかった。

抗体価は あんまりあてになりません。


FIP発症の原因として ストレスが一番の要因とか言われているけれど
それは絶対に違うと思うのです。

はなを一年間みてきて感じたのは 
ホルモンが関係しているんじゃないかな、ということです。

ぶどう膜炎が悪化するのは 必ず発情の前後でした。
発情の後だけなら ストレスと言えるかもしれませんが
発情の前というのが私には気になっていたことだったので。。。
シロウトの私がこんなことを考えても仕方のないことなのですが
同じ考えをお持ちの獣医さんの文献を目にしてびっくりしたこともあります。

今後 もっと研究が進んで
近い将来 きっとこの病気は不治の病ではなくなってくれる日が
来ると信じたいです。

ワクチンで予防できる日がくることを願うばかりです。





※インターキャット 5日目(自宅投与3日目)


 効果が出ているのかどうか よくわかりません。
 食欲低下は続いています。
 強制給餌を引き続き朝と夜 12mlシリンジ3本が目標です。
 これ以上の量は 飲み込んでくれません。
 カリカリを嫌がるようになってしまったので
 猫缶をいろいろと開けてみますが どれもお気に召さないよう。。。
 
 お熱は落ち着いてきました。
 38.5度から39.5度をいったりきたりです。
 
 なんとか 食欲が戻ってくれるといいのですが。。。
 




 











はなちゃんのご飯

2008年04月12日 | 病気
          

食べる量が減ってきているため 2日前から強制給餌を始めました。
まったく食欲がないというわけではなく 好きなものならおやつ程度には
食べてくれるので 朝と夜だけad缶に免疫サポートとミルクを混ぜ
それに水を少し足したものをシリンジで与えています。

もちろん 嫌がって逃げようとします。

でも 私も負けません。
食べてくれないとお薬も飲めないし、
第一 ウィルスに負けちゃうでしょ、
だから ママは頑張るんだっ

はながパニックを起こしても困るので その手前位でやめます、
そのあとは何とか自力で食べて欲しいので
大好きなほたて貝柱やかにかまをあげます。
かにかまを見せると 今までのことはすべて忘れて?ゴロゴロ言います^^

かにかまがこの世にあってよかった(涙)
かにかまを製造している会社の皆様に
この場をお借りしてお礼申し上げます。

 
それにしても。。。
強制給餌を始めてから はなはカリカリを食べなくなってしまいました。
腹持ちがいいのかな。



今日は診察の日でした。
昨日 自宅で初めての皮下注射に悪戦苦闘してしまったので
今日は先生にもう一度お手本を見せていただきました。

準備の段階で はなに気付かれないようにするのも大切とのこと。
注射器を見せないようにしないといけませんね。。。





本日のはなちゃん

体重  5.3キロ
お熱  40.4度 早く下がって欲しいよぉ。。。
ご飯  ヒルズad約40g ウォルサム免疫サポート約10g ミルク12g 
おやつ ほたて貝柱のボイル2個 かにかま ヨーグルト少々 



明日はもっといっぱい食べてね はなちゃん。







2歳になりました

2008年04月11日 | 病気
       

去年の12月 胸水がたまって呼吸困難になり FIPと診断され
余命3か月と言われたはなですが
今日 2歳のお誕生日を迎えることができました。

この病気が発覚したときは
もしかしたら もうお誕生日を迎えることは
できないかもしれない、と悲しくそう思っていました。

でも今日 確かにはなは2歳になりました。

あれから4か月が経過し 闘病生活は5ヶ月目に入りました。


はなは本当に頑張ってくれています。

高熱が続き 食欲もなくなり 体重も少し減ってしまいました。
腎臓の肥大 TPの上昇 加えて最近は便秘・・ など
心配ごとが絶えません。

はなが頑張れば頑張るほど FIPVも次から次へと
これでもか、これでもか、とはなの体を痛めつける。。。

許せない。
FIPVのバカ。。。

はなは何も悪いことなんかしていないのに。
どうしてはなに取りついたりしたのよ。
早く どこかに消えちゃって!
プンプン!!


せっかくのお誕生日ですが はなにとっては最悪な一日の始まりに
なってしまいました。

今日から毎日 インターキャットを自宅で皮下注射することに
なっているのですが
はなの体をちゃんとおさえていなかったため 
嫌がって暴れてしまい 結局3か所に針を刺すはめになってしまったのです。
自分は 緊張して手が震えてしまうし
はなは痛いし怖いし逃げるし。。。

そんなこんなで1ccを注射するのに 15分もかかってしまいました。

その後 いじけたはなはクローゼットの奥にひきこもってしまい
かにかまで機嫌をとろうと思ったのですが 一口食べて又こもってしまいました。
そのままそこでふて寝してしまったようです。


ところが。

「ピンポーン」と宅急便やさんが来ました。

「?」と荷物を受け取ると、、、
なんとなんと nest様から はなにプレゼントが届きました!
ひきこもっていたはなも 大きな箱に興味津々のようで
とうとう隠れ家から出てきました^^

最近は熱があってほとんど動こうとしなかったのに
なんだか 元気が出てきたみたい!!
きっと これは元気が出る魔法の贈り物なんだね、はなちゃん^^






       
          何が入っているのかな♡ わくわく♡






       
          あ ひもニャ♡ 遊ぶニャ♡

     





       
          新しい毛布ニャ♡ ふかふかニャ♡ もみもみ♡






       
          そして これは水につけるだけで一週間は冷たい枕とマット
          はじめて見ました。こんな商品があるのですね。
          熱があるはなのために 探して下さったのですね。






nest様 ありがとうございます。

お気持ちが本当に嬉しくて 感激で胸がいっぱいになってしまいました。
はなと一緒に nest様から元気をいただきました。
大切に 大切に使わせていただきます。
nest様からいただいた驚異のパワーで 
はなはきっと回復してくれると信じています。


闘病生活はまだまだこれからも続きますが
くじけそうになったり 泣きたくなったり 
色々なことが私たちを待っていると思います。

でも 決してあきらめることなく 
これからも頑張っていこう、とはなのお誕生日の今日
改めてそう思いました。



nest様 そして応援して下さっている皆様 本当にありがとうございます。








治療の限界・・・

2008年04月09日 | 病気

熱が下がりません。

今朝は40.9度まで上がってしまいました。
食欲もなく 動こうとしません。
昨夜も 変な場所で眠ろうとしたり
高熱のせいで もうろうとしているのか
普段決して行かないような場所で丸くなったりしていました。
心配でたまりません。

それでも 夜中に気がついたら枕もとにはながいて
ふとんの中に入りたがっていました。
久々のことだったのでとても嬉しくて
はなも一生懸命ゴロゴロ言ってくれて モミモミモミモミ・・・
具合が悪いはずなのに、とても嬉しかったよ、はなちゃん。。
あったかくて ふわふわで 鼻をピスピス言って眠る可愛いはな。
いつもと同じ 柔らかなはな。
ずっとこのまま 一緒にいたいよね、はなちゃん。
まだまだ これからもずっとずっと。。。。

いつもなら3分くらいでふとんからプイッと出て行ってしまうのですが
昨夜は気がついたら 一緒に眠ってしまっていました。
はなが寄り添って眠るのは 実に1か月ぶりくらいのことでした。

夜が明けて 気がつくとはなはもう自分の猫ベッドにいて
なかなか起きてきません。

今日は病院へ行く日なので 出かける前に少しでも何か食べさせたいと思い
ミルクを口元にもっていくと ペロペロと少し舐めて
その後カリカリを自力でほんの少しですが食べました。
おしっこをさせて キャリーに入れます。
最近はキャリーを見ると 低くうなるようになってしまいました。。。
やっぱり 病院は嫌だよね。。。


はなの体型が ツチノコみたいになってきたことが気になっていました。
腹水がたまっているのかもしれないと心配していたのですが、
エコー検査の結果 腹水はありませんでした。

ですが、腎臓がかなり肥大してきていることがわかりました。
肉芽腫の可能性、というよりも おそらく著しい血管の炎症が
疑われるとのこと。
FIPは 全身の血管に炎症がおこり それが様々な病変となって
体中を蝕んでいきます。。。
この炎症を抑えるのは ステロイドしかありません。
でも、そのステロイドの効き目も もう限界に近くなってきている。。。

高熱が続くのも 血管に炎症があるからなのでしょう。

どうしたらいいのかな、
ステロイドをこのまま増やし続けるしかないのかな。。。
でも どんどん効かなくなってしまったら???

北海道にはFIPを克服したルークちゃんという猫ちゃんがいます。
この猫ちゃんは今は治療もなにもせず、寛解というよりむしろ完治して
毎日元気に暮らしているそうです。
ルークちゃんの治療法が果たして正しかったのかどうかは
先生方にもわからず、
でも 確かにFIPを克服した猫ちゃんであることは間違いないのです。

はなを担当しているM先生と ルークちゃんの治療に当たったY先生は
偶然にもお知り合いだったのですが
Y先生の見解によると、FIPの致死率は決して100パーセントではなく
今はむしろ 3割くらいは完治しているとのこと。
このまま ステロイドを増やす以外に できることと言えば
インターキャットの投与を開始するかどうか、ということだけ。
残された道は もうこれしかありません。

インターキャット(猫組み換え型インターフェロン)については
実は副作用の報告もとても多く、
FIP感染の初期には有効でも 発症してしまった場合には
その効果は望めない、という説もあります。
副作用で 結果 死期を早めてしまう可能性もゼロではありません。

今日は M先生と その辺のことを1時間近くお話しました。

それでも 治療の限界に達してしまいそうな今、
決断しなければならないのです。。。

インターキャットは決して金額も安くありません。
でも もしも希望するのなら、病院では原価で提供して下さるとのこと、
本当にありがたいことです。
毎日の通院は大変だろうから 自宅での皮下注射を
してみてはどうか、との先生からの提案もありました。

仮に これを始めるとしても
一日おき、もしくは3日おき、1週間おき、など
投与の方法も その投与量もなにも確立されていない薬です。
M先生とY先生が はなの今の症状や これまでの経過から
判断なさって下さったのは、とりあえず、集中的に毎日1MU/1㎏ を
投与してみてはどうか、とのこと。

治療法がなくなった今 もう他に選択肢はありません。



経口インターフェロンのビムロンについては やはり完治の報告例もなく
はなには投与を開始したばかりだったのですが ここで終了して
インターキャットの投与を開始することを決断しました。




(本日のはなちゃん)

   治療  抗生剤
        ステロイド3㎎/1㎏
        インターキャット1MU/1㎏

   検査   腹部エコー 触診 聴診

   体重   5.25キロ
   お熱   40.9度

   食事   カリカリ20g 猫缶4分の1缶 ミルク18g 

   おやつ  ほたて貝柱のボイル 牛肉のしゃぶしゃぶ かにかま 
          ヨーグルトスプーン1杯 チーズ1㎝角
        



















下がらない熱

2008年04月08日 | 病気

自分がはなとかわってあげられたら どんなにいいだろうと思います。

はなはかれこれもう2週間ものあいだ熱が上がったり下がったりを繰り返し、
この3日間は40度以上の高熱が続いています。
投薬後に少し下がって39.5度位になりますが これでも十分高い。。。

ぐったりしていて 一日中横たわっていますが
体がつらいのでしょう あまり眠れないようです。
小さめの保冷パックをハンカチに包んで 枕にしてあげます。
気持ちいいのか しがみついて眠ります。。。



このままでは体力の消耗や 脱水がとても心配です。


朝 昼 夕方 夜の四回、ミルクをなるべく飲ませて
強制給餌・・・とまではいきませんが 
ご飯はとにかく自力で食べられるうちは頑張ってはな自身の
「食べたい」という気持ちを盛り上げられるように
色々工夫しているつもりですが、なかなか難しいです。

最近はほたての貝柱や ほんの少しだけイカを煮たもの 
そうそう、カニのむき身なんかも買ってきました。
これらを猫缶にトッピング。
まるで海鮮丼です(笑)
(イカは消化が悪いし 生で与えると体内でビタミンBを
壊してしまうので猫に与えてはいけないそうです。
ですが 親戚のネコで 今年18歳になる元気な子がいますが
この子はイカで育ちました。。。そういう子もいるんですね^^)

はなはほたてが大好き!タウリンの摂取もできるのでもってこいです。


カリカリと猫缶も 少しずつなら食べてくれるので 
このまま頑張ってほしいのですが。
ad缶や免疫サポートなど 準備してありますが
これらを使う日は まだまだ先であって欲しい。。。


でも。。もう そんなこと言っていられないのかな。。。


今日 はなと同じラグドールで やはりFIPだった猫ちゃんが
お亡くなりになりました。。。
そのことをブログで知って とても悲しく ショックでした。
闘病日記をずっと拝見させていただいていましたが
あまりにもつらく 一度もコメントなど残したことはありませんでした。


この場を借りて
 
めるちゃんのご冥福を 心よりお祈り申し上げます。。。












一縷の望み

2008年04月04日 | 病気

考えたくないことではありますが
はなは 病状が悪化しているのかもしれません。
食欲の低下に加えて 動作も鈍く 一日中寝ているか、起きていても
じっと動かない日々が続いています。

40度の高熱が続き 結局減薬はできませんでした。
一日だけ様子をみようと ステロイドを減らしたところ みるみる具合が
悪くなってしまったのです。

朝の抗生剤の量も増えました。
くしゃみばかりしているので 少しは落ち着いてくれるといいのですが・・・・

加えて いまさらなのですが、経口インターフェロンのビムロンを
飲ませてみることにしました。

FIPに治療法はなく
対症療法として 炎症をおさえるステロイドと
免疫UPの目的でインターフェロンの皮下注射というのが一般的で、
本来 牛の下痢止めとして開発されたこの経口インターフェロン「ビムロン」
については、猫の臨床データが実は非常に乏しいこと、
この薬でFIP完治の症例がひとつもないこと、などの理由から
今までははなには投与していませんでした。
免疫の調整といった点で FIP発症前の猫ではコロナウィルスの
抗体価が下がった例もあるようですが、
あくまでもこれは予防であって治療ではありません。

それでも 一縷の望みをかけてみることにました。
これは 担当の先生からではなく 私からの提案です。
どうせ 投与するのなら 病気が発症した時点で相談するべきでした。
効果が期待できないとわかっていても 試してみる価値はあったはず。
万が一 ウィルスの活動を抑え込めたら、、、
これ以上 悪化しないでいてくれたら、、、
はかない期待かもしれないけれど。。。


ビムロンは注射のインターフェロンとはちがって副作用もなく
体内に残留している時間も短く 尿としてすぐに排出されてしまうそう。
よって 効き目は非常にゆるやか、、、
もしかしたら 今のはなに投与しても 無意味かもしれません。
それでも 黙っていても時間は平等にどんどん過ぎていく。。。
はなの時間は 誰にも止めることはできません。。
だから できることはとりあえずやってみたい そう思ったのです。



【今回の血液検査の結果】

 総蛋白が前回8・0→今回8.4 にあがってしまいました。
(グロブリン 前回5.0→今回5.4  アルブミンは3.0のまま変化なし)
このことからも FIPVが少しずつ勢いを増してきていることが
わかります。心配です。。
ビムロンの投与をお願いしたのも この検査結果が一因です。



【免疫を上げるサプリメントについて】

これは非常に難しいところです。
FIPVは猫自身の抗体でもあります。
免疫を過剰にあげてしまうと FIPVの勢力を助長するという説もあります。
この病気の一番やっかいなところは 自分で自分を攻撃し続ける、と
いうこと。
だから ステロイドで免疫を抑制したり 調節したりして
延命する。
FIPの子にとって免疫UPのサプリメントが時として 
毒になってしまう可能性もあるそうです。


【食事について】

手作り食はお気に召さないよう。
焼き魚、鶏肉などはおやつとして与えています。
なるべく総合栄養食を食べてほしいので
最近はモンプチのあらびきチキン、サイエンスダイエットキトンが中心。
メンテナンスミルクを毎日飲ませたい。朝晩。
なぜなら このミルクにはタウリンも核酸もLカルニチンも
βカロテンもオリゴ糖もふくまれているのだから。
どんなに嫌がっても これだけは外したくないのです。


【はなのお気に入り】

最近はなにがなんでも「かにかま」です。
かにかま大王になってしまいました(笑)
赤くないところを投薬後のご褒美として与えます。
ゴロゴロ言って喜びます。
そんなに美味しいのかな??



最後に。。。

猫にとって 一番の免疫UPは のどのゴロゴロなのだそう。。。
この時間をなんとか長く維持できたら、と思うのですが
病気になってからのはなは あまりゴロゴロ言いません。
私のふとんに入ってきて ゴロゴロ もみもみ を
毎日してほしい。。。

押しつけがましい私の愛情を はなにいっぱいあげるから♡