一年前のちょうど今頃 はなは眼に激しい炎症を起こし
初めて動物病院を訪れることになります。
両目は真っ赤に腫れあがり、目をあけることすらできません。
その後 目は白濁し よく見るとそれは白い砂状の浮遊物で
あることが肉眼でも確認できました。
「ぶどう膜炎」
今思えば FIPの初期症状がこの頃から出始めていたのだと思われます。
はながうちの子になったのが生後7か月。
ペットショップから家に迎えたその日も
右目が赤く腫れていて
その後 青いはずの右目がなんとなく緑色に見えたりするので
病院へ連れて行こうかどうしようか悩んでいました。
うちに来てからのはなは なかなか私たちに
なついてくれず、物陰に隠れてしまったまま丸二日
おトイレにも行かず、ご飯も食べてくれなかったので
とても 病院へ連れていける状況ではありませんでした。
そのうち 少しずつ手からカリカリを食べてくれるようになって
おトイレも自分から入るようになって
少しずつ、少しずつ、私たちに心を開いてくれるようになったのです。
気がついたときには 赤かった目もすっかり治ってしまっていたので
春になって 本当にひどいぶどう膜炎になるまで
とうとう病院へは行かなかったのです。。。
でも。。
もしも もっと早く病院へ連れていっていたら。。。
もっと早く FIPと診断されていたら。。。
もう少し早く治療を始めていたら。。。
つきない後悔の想いが 最近になって私を苦しめます。
ウィルス抗体価検査では100以下で陰性との結果をいただいていましたが
本来なら 最初の検査から2ヶ月後位に 再検査してみた方がいいということも
その時の私は知りませんでした。
白血球が30,000近くまで上がっていたけれど
何が原因なのか わかりませんでした。
通っていた動物病院の先生方も何もおっしゃって下さらなかった。。
FIPの可能性は 最初から除外されていたような気がします。
ひどいぶどう膜炎だったので 紹介されて眼科専門医のところにも行きました。
FIPは否定され「おそらく免疫介在性疾患と思われる」との検査結果。
3種類の点眼薬で はなの眼はあっという間に治ってしまいました。
でも、、その後何度も何度も再発。。。
原因不明、しかも神経症状まである、、、
それでも 先生方はFIPの可能性は口にはしませんでした。
私自身の勉強不足だったとしか言いようがありません。
病院は 適切な処置はそのつどして下さっていましたし
それくらい このFIPの診断というのは難しいということなのでしょう。
動物病院というところは 結局のところ 治療目的以外
予防という意味での過剰な検査はしてくれないのかもしれません。
はなはその後、夏にてんかんの大発作を起こしました。
その時の血液検査では肝臓の数値が極端に低く出ました。
(GOT GPTがともに <10という結果。。)
このときも はなにはこれと言って他には何も症状が
出ていなかったこともあり、肝性脳症の疑いを残したまま
アンモニア数値の検査もしませんでした。
もう少し様子を見てみましょう、と。。。
あれから一年。。。
はなは やっぱりFIPでした。
やっぱり、という言い方は少し間違っているかもしれませんが。。。
でも。。
胸水が溜まって FIPと確定診断されたわけですが
その時の抗体価も 200しかなかった。
抗体価は あんまりあてになりません。
FIP発症の原因として ストレスが一番の要因とか言われているけれど
それは絶対に違うと思うのです。
はなを一年間みてきて感じたのは
ホルモンが関係しているんじゃないかな、ということです。
ぶどう膜炎が悪化するのは 必ず発情の前後でした。
発情の後だけなら ストレスと言えるかもしれませんが
発情の前というのが私には気になっていたことだったので。。。
シロウトの私がこんなことを考えても仕方のないことなのですが
同じ考えをお持ちの獣医さんの文献を目にしてびっくりしたこともあります。
今後 もっと研究が進んで
近い将来 きっとこの病気は不治の病ではなくなってくれる日が
来ると信じたいです。
ワクチンで予防できる日がくることを願うばかりです。
※インターキャット 5日目(自宅投与3日目)
効果が出ているのかどうか よくわかりません。
食欲低下は続いています。
強制給餌を引き続き朝と夜 12mlシリンジ3本が目標です。
これ以上の量は 飲み込んでくれません。
カリカリを嫌がるようになってしまったので
猫缶をいろいろと開けてみますが どれもお気に召さないよう。。。
お熱は落ち着いてきました。
38.5度から39.5度をいったりきたりです。
なんとか 食欲が戻ってくれるといいのですが。。。