医療マーケティングの片隅から

医療ライター・医療系定性調査インタビューアーとして活動しています。独立30年を機に改題しました。

家族性乳がん

2009年07月30日 | 「がん」について

川村カオリさんが乳がんで亡くなりました。
わたしは、彼女の音楽を語れる知識は何もないのだが、ちょっと気になったのは、川村カオリさんの発症年齢が33歳と若いことと、彼女のお母さんも乳がんで亡くなっていること。

がんの中には「家族性」と言われるものがある。つまり遺伝により発症したがんだ。現在その遺伝子がわかっているものでは、乳がん、卵巣がん、大腸ガンの一部、胃がんなどがある。
乳がんで言えば、患者全体の5~10%程度がこの「家族性」だそうだ。

仮に親ががんだったとしても、全員がその体質を受け継ぐわけではないので、必ずしも家族性がんと決まったわけではない。最終的には遺伝子検査を受けなければはっきりはしない。ただ、川村さんの場合、母親が乳がんで亡くなっていること以外に40歳以下で発症しているということ、転移が多かったということなどはどうも「家族性」をにおわせる。

もし「家族性乳がん」だとすれば、若年で発症しやすいので、40歳といわず、30歳くらいからでも毎年必ずがん検診を受けたほうがよいそうだ。

心配な方はこちらのサイトでチェックもできるし、「遺伝相談室」などが設けられている病院で調べてもらうことも可能。
家族性乳がん・卵巣がんの情報サイト

川村さんのご冥福をお祈りしています。



那覇の夜景。




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「子ども手当」とTwitter

2009年07月28日 | 旅★日記
某政党がぶち上げている「子ども手当」

いまさらだけど、つっこみどころ満載ですねぇ。

単にカネをばらまく、というのは人気取り策としてはわかりやすく、このご時勢だから飛びつく人もいるにはいるでしょうが、景気高揚には一過性でしかないことは、地方振興券(だっけ?)しかり。ましてや少子化対策に有効だとはとても思えない。

子育てしている人、とくに二人目を躊躇している女性が一番求めているものは安心して預けられる「保育園」でしょう。保育士さんも足りないとか。微々たる補助をもらうより、働きたい女性がちゃんと働ける環境をつくることが先じゃないかと。
密室で虐待されてる不幸な子どもは、この「手当」があっても救われない。
むしろ、余計不幸にするような気もする。必要なのは、社会的システムだ。

最近、介護中の人たちの話を聞く機会があったが、皆さん異口同音に「介護保険のサービスが足りない」「入れる介護施設が全然ない」。
このインフラ不足は育児でも介護でも同じ。少子化対策というのなら、まずは育児のインフラの充実だろう。一度ばら撒いてしまったお金では保育園はできないが、それを資源としてまとめるならできるのに。

話は変わるけど、今日(正確には昨日)Twitterを始めてみた。
今日からしばらく出張なしの原稿書き生活が続くので、気分転換にとぶつぶつつぶやいてみたけれど、それってどうなの?って感じもする。
私のホームでは勝間さんやらホリエモンやらがつぶやいていて、それはそれなりに面白いのだけど、やっぱり友人・知人とつながっていないとつまらないような気が。
いまのところ1人兄弟子を見つけたので勝手に「フォローする」ことにしたが、誰かこれを読んでくれてる方でTwitterやってる方、いたら教えてください。



黒島からモーターボートで15分。人口8人の島“パナリ”(新城(アラグスク)島では、個人宅の庭のなかにポストがあった。長期にわたって郵便の面倒を見ていた人のお家らしい。


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久米島のブツを入手

2009年07月20日 | 美容&ダイエット
やっと帰宅して2日間
今週はあと2日こっちで過ごしたらまた出張。今度は四国は松山へ。
出張も続くときは続くものです。いつ原稿を書くのだろう(他人事)。


で、いつぞや書きかけたあの話。日焼けのシミの後始末をどうするかという・・・。

コンクールの2次会の席で、沖縄三線の師匠にあるブツを勧められた。
師匠は平日昼間は那覇にある自宅の工房で三線を作っておられるのだが、製作中はいつもRBCか何か、民放ラジオを仕事場に流しているとのこと。

そこで毎日流れている「久米島の海洋深層水で作ったクレンジング水」は、コットンで拭いてすすぐだけでW洗顔不要、そのうえクレンジングと同時にシミやくすみもケアできるというすぐれものだそうだ!

「nakaho、40代女性にも好評らしいぞ!!」と師匠。

あの・・・それたぶんCMですから(笑)。

この夜の師匠は延々と40代以上の美容について語り、ことにこの商品については「コットンひとつでキレイになれるさー!」などとなぜか熱く語っていた。どうやらご自分も欲しいらしい。

広告って、やっぱり効くのですねー。
とつくづく感じて帰宅後。
結論からいうと、買ってしまいました。

なんか師匠の語りが妙にジャブ打ちのように効いたというか、時間が経つとともにだんだん欲しくなってしまい・・・。いや、師匠に勧められたら逆らえず、壷でも水晶玉でも何でも買う、といった類の人間ではないとは思うのですよワタクシ。
クチコミって、やっぱり効くのですねー。

初回は特価で半額だったので2本買い、「さすがにオレは注文(したくても)できんさー!」とのたまっていた師匠に1本進呈することにした。
ちなみに師匠はわたしと同い年の男性である。(注:オカマではないと思います)


というわけで、師匠とわたしの半年後にご期待ください。(笑)



ちなみに、このラジオ局は地元の文化を大事にして、毎日、民謡の時間がちゃんと設けられているところはすばらしい。ただ、タイムテーブルを見るとわかるのだが早朝4時から6時まではほとんど宗教関係の番組ばかり。こんなにあからさまに宗教団体の提供番組ばかり流している局も、なかなかないデス。
琉球放送RBCラジオ


竹富島の「西桟橋」にて。



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ホテルの謎、解明

2009年07月18日 | 旅★日記
今朝は換気しようと窓を開けたら、しまらなくなった。よく見たら、半回転式の窓の蝶番が外れていた。窓ガラスが階下に落ちなくてよかった。

午前中から、チェックイン可能な午後3時まで、フロントは誰もいないばかりか何とシャッターが閉まってしまう。宝くじ売り場のようだ!でもって、チェックアウトした鍵は賽銭箱みたいなものに入れてくれ、と。

だけどひとつ大きな誤解をしていた。それを書くと、ホテル名を公表することになっちゃうけど、「W&Mホテル」という名の意味を、わたしは勝手に「ウィメンズ&メンズホテル」だと思っていた(なんの根拠も無いのだけど)。しかもWが先なので勝手に「女性にやさしいホテルなのかも」と期待していた(ますます根拠なし)。

しかし実は「ウィークリー&マンスリーホテル」、でした。

どうりで…。それなら合点がいく。
部屋にレンジがあるのも(ないけど)、蛍光灯100%の照明も、ドアはインロックできないようになってるのも、フロントで鍵を預かってくれないのも、窓に蝶番がないのも(違)。

いまさらだが部屋は古いとはいえ掃除は行き届いているし、フロントの女の子とおじさんは「管理人親子」といった風情で素朴だし、長期出張のオジサンたちの心をほっこり癒してるのかも…アットホームないいホテルですよ、ええ。


ところで今日昼食に入ったうどん店でカレーつけ麺を頼んだら、異様に酸っぱかった。この季節で本来酸っぱくないものが酸っぱければ、やはり疑ったほうがいい。
いくらか食べたところで(食うなよ)「あの~、これ酢が入ってます?」などと聞いたらあっさり作り直され(確信犯か)、今度は見た目も味もまったく違うものが出てきた。幸い食中毒にはならなかったが、おかげでその後胃痛で2時間ダウン(正確には30分昼寝しようと思ったところ、想定外に爆睡しただけ)。胃薬を飲んだらすっかり回復して、結果的に夕食を食べ過ぎた。

明日一日、高槻での仕事。
ちなみに高槻市は京都と大阪のど真ん中にあるのだが、雰囲気としては圧倒的に大阪の感じ。唯一、「京都」を感じさせるのは、「からふね屋コーヒー」ぐらいかな。



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さらに発見。

2009年07月17日 | 旅★日記
またまた客室にふしぎな張り紙を発見

どうやらいっぺんに使うとヒューズが飛ぶらしい

最大の謎は、「レンジ」とやらが、さっきからいくら探しても見当たらないことです。



参ったなぁ~。こんなオモロイもんばかり見せられては、寝られなくて困ります(笑)



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ローテクなビジネスホテル

2009年07月16日 | 旅★日記
「続きは次回」といっておきながらあれなんですけど、出張で今日から2泊する高槻のビジネスホテル。

な~んかすごいのですよ、ここ・・・。

なんとフロントにつながる内線電話が無く、それ以前に電話機というものが部屋にない。「フロントに用があれば1階までいくか、携帯で部屋から外線でかけてくれ」だそうです(涙)

エレベーターには「有料放送をH19年○月から見ていただけるようになりました!」とか誇らしげに書いてあるし…(わたしには無用だけど)

部屋備え付けのコーヒーカップとスプーンとフォークは、なぞの古びたビニール袋に包まれているし…(使う気になる人がいるのか?これ)

部屋のドアロックは内側からボタンを押さないかぎりかからないし…
(さっき、そうと知らずにカギをかけずに外出してしまった。パソコンが無事でよかった(汗)。)

こんなホテルの客室がLAN完備ってことが、奇跡に近い!

まあ、格安料金にひかれて決めたんだからあまり文句を言えた立場ではないが、たまに古いビジネスホテルに泊まると、ほぼ同額の東横インとかスリープインとか、最近のホテルのコスパがいかに優れているか、実感する。

ちなみにこの間泊まった石垣島のホテル「スリープイン」は、離島だからという事情を差し引いてもお得だった。部屋は余裕でリゾートホテルのスペリオアくらいの広さがあったし、朝食(無料)のバイキングにはご当地の新鮮なパイナップル(当然シロップ漬けではありません!)が。美味だった。

ふりかえって今日のホテル…
客室の照明が100%蛍光灯、ってのも、最近めったにお目にかからない物悲しさ。
ひとりここにいると辛気臭くなりそうなので、さっきまで近くのイタトマで本を読んでいたが、もうすることもないので今夜は寝ます。
以上、報告せずにはいられない夜でした。


は石垣島の「ペンギン食堂」。
名物の「石垣島ラー油」、ここしばらく我が家では切らしたことがない。



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ラッシュガード

2009年07月10日 | 旅★日記
沖縄での日焼けのあとが、日一日と追うごとにどんどん黒々としてきています(泣)。
あああメラニン君大集合。。。
メラニン君は皮膚がんから肌を守るための防御機構だから、悪者扱いするわけにはいかないのだけど、それにしてもまあ、ほどほどにおいで下さいまし・・・。

この写真のような岬であたり構わず三線弾いて唄ったり(何を思ったか唄ってるわたしを至近距離で激写しているアホな観光客を発見)、黒島から新城(アラグスク)島(=パナリ)にモーターボートで渡ったり、上陸ついでに島内を観光し「クイヌパナ」によじ登ったり、海岸近くでシュノーケリング(の真似事)をしたりしていたのだから焼けて当然といえば当然なのだが・・・。

いままでと違うのは、日焼け止めの使用を最低限にしたこと。
これまでは水着の肩ひもの下にいたるまでた~っぷり日焼け止めを塗りたくっていざ海へ!という感じだったが、日焼け止めの成分は海を汚し、サンゴの生態系に影響するというので、これからはなるべく使わず紫外線はラッシュガードで防ごう、と思っていたのだ。

ちなみに「ラッシュガードとは」と検索すると、こんな「目的」が書かれている。
1.保温効果
2.日焼け防止・日焼け止め(紫外線対策・UVカット)
3.スリ傷防止、キズ跡隠し(クラゲなどの害虫予防)


少々つっこみたくなる部分もあるが、ともあれ実際の需要の本筋は「日焼け止め用」のようで、石垣島のホテルなんかでも売っているのを見かけた。
ただねぇ~、このサイトや↓の写真を見てのとおり・・・、



なんで、どれもこれもこんなにボディコンシャスなのかッ!

いろいろ支障があってこれを着るのは憚られたので(笑)、水着の上からTシャツを着て、海に入るときもそのまま。そもそも沖縄の海に日中水着だけで入るのは観光客くらいで、地元の人は泳ぐにしてもTシャツを着ているから、これは別段奇異な光景ではないのだ。どうしてもはみ出す腕や足の先、顔だけ日焼け止めを塗った。SPF50のかなりガッチリしたやつだ。

しかし・・・恐るべし沖縄の紫外線。
Tシャツ(もちろん濃い色の!)を着ていたにも関わらず、背中には水着のあとがしっかりついた。
滞在中、こんなに晴れた日はこの写真を撮った日一日くらいで、海に出ていた日は降ったりやんだりの曇り空だったのに・・・。

以上、SPF50が効かないという報告でした。
ああ、またシミが・・・。
そんなわたしに救いの手を差し伸べてくれた(?)のは、わが唄三線のS師匠でした。続きは次回・・・。



石垣島の最北端、平久保崎の灯台。


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石垣島の食事

2009年07月06日 | 旅★日記
というわけで、現地からちょこちょこ投稿していましたが、八重山に行って参りました。

沖縄本島もそうですが、島の飲食店は当たり外れが大きいので、知人の紹介がないかぎり、無難な線で有名店中心になってしまう。今回も「明石食堂」のそば、「たけさん亭」の石垣牛、「ペンギン食堂」の五色餃子と有名どころのオンパレード。

だけどそういう人が多いから、混むのですよね、当然。

明石食堂は空港から車で35分(と書いてあったがそれではムリ)。
他のブログでもよく登場しており「石垣島で一番有名な食堂」と書かれたりしている。このブログの写真は少し前のようで、現在は近くに新築され、テーブル席、カウンター席になっている。

炎天下(といっても屋根はある)で待つこと40分。以前、亭主がM久保K子さん(ってほとんど隠れてないなあ)に教えていただいた通り、野菜そばの上にソーキを別注文でトッピング。これは大正解。巨大なソーキは絶品だった。スープは今まで食べた沖縄そば、八重山そば、宮古そばのどれとも違う独特の味。魚のだしに味噌仕立て?なのか、わからないけどおいしかった。



↑黒々とトグロを巻いてるのがソーキ。巨大!
そして見た目はエグいけど、美味!!

なにしろ島の北部、往復&行列時間も含めると、たかだかランチに3時間くらいかかってしまった(笑)が、そんなお暇のある旅行のときにはお勧めです。

ところで「明石」はいままで「あかし」だと思っていたが、標識には「あかいし」とあった。
公民館横には「開拓の碑」。1955年にこの地に沖縄本島や宮古島の人々が移住してきて集落をつくったのだそうで、碑の裏には30人ほどの入植者の名前が列記されていた。糸満や、玉城、具志川といった地名が書かれていた。いまのように輸送ルートも確立しているわけではなく、まして近くにコンビニも自販もない時代、原野を切り拓く事業の困難さは想像にあまりある。(学生時代に高給に惹かれてやった夏休みの遺跡発掘バイトから類推)

しかし1955年といえば自分の生まれた年とものすごく大差があるわけではなく、そう「歴史」な話でもないのだった。



石垣島北部の明石地区。これからしばらく、八重山・沖縄の写真を載せていくつもり。


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勇気の要る美容院

2009年07月04日 | 旅★日記
昨夜の黒島の停電は1時間半くらいで復旧しました。

今朝は黒島を後にして石垣島へ。

辺銀食堂で昼食後、散歩してたら「サロン・ド・男女美」というわかりやすい名前の美容院を発見。この店のパーマは「電子パーマ」というものらしい。ハイテクなのかローテクなのか…。どっちにしろこわい(笑)。

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