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「北」関連の新聞投書に思う   文科系

2017年10月16日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)
 今日の中日新聞投書欄に、多治見市・61歳男性の「政府は平和的解決導け」という文章が載っていた。僕とほとんど同じ、人として当たり前の姿勢を政府に注文している。本文を載せて、愚考を少々。

【朝鮮半島情勢をみていると「窮鼠猫をかむ」という言葉がぴったりな気がしてならない。米国や日本などが北朝鮮への圧力を強めていくと、制裁、報復の繰り返しで行き着く先は世界中が懸念している事態ではないだろうか。
 わずかばかりの期待はドイツ、フランス、韓国の指導者たちが対話による解決を諦めていないことだ。特に韓国は国境を接している同じ民族という観点から、かなり慎重に交渉しているよう。仮に戦争状態に陥れば自国が戦場となる可能性が高いからだろう。
 日本の首相は米国のトランプ大統領に追随しているだけのように映る。北朝鮮が最も敵対視しているのは米国だ。日本の役割は米国、北朝鮮との間に入って妥協点を模索して提示し、平和的解決に導く一助になることではないのか。今なら勝てると与党が判断したのか、衆院選になったが、日本政治家はもっとやるべきことはあるはずだ】

 こんな常識的な、当たり前の不安、要望を新聞に投書し、編集部が掲載するというのは、問題が常軌を逸するほどに切迫しているからなのである。政府、特に安倍首相が、「北は完全に破壊する」と獅子吼するトランプに同調しすぎていると誰の目にも明らかなのだ。それほどに、一時の「戦争放棄日本人」の普通の感覚では信じられないほどの前のめり姿勢を、この首相は示してきた。この前のめりに内包された非現実性について、一昨日書いた拙稿を重ねて転載しておきたい。
『 まず、北からは絶対に撃てないもの。広島より後70年以上も、小型核もどんどん開発されているのに、世界のどの国も何故撃てなかったのか。この「世界政治史的総合判断」を思いついたこともないような議論だと言いたい。北が撃てば、金ご一統の心中も同然。チャウシェスク、ミロセビッチ、フセイン、カダフィの運命こそ、金ご一統最大の現代国際政治史研究課題だったはずである。
 こんな物が今にも日本原発に落ちてくるように語り、トランプとともに備えの軍備拡大どころか「攻めの軍事拡大」を訓練するのでは、火事場で人を騙す泥棒が行うような詐欺議論という他はない。』

 しかしてその火事場泥棒は要するにこういう姿勢さえも証明していると言える。
 結局米国の方から、北と戦争したくてしかたないのだ。ちょうどイラク相手に、嘘の理由で国民を煽り、熱狂させてまで、さらには国連事務総長の戦後かってない重大警告発言を押し切ってまで、開戦に持って行ったように。
 まーアメリカ式マッチョ主義を世界に示したいとでも理解するしかないのかも知れぬ。それとも、世界の暗闇で日夜演じられている米金融の大がかりな搾取に誰も文句を言うなよという、脅し、警告でもあるのだろうか。するとまるで、不法なシマを守ろうとするヤクザの警告のようなものじゃないか。

 重ねて言うが、いくら凶悪な金さんでも、「大戦よりあと世界唯一の核投下敢行元首」の汚名は死んでも拝受しないと愚考している。この点はあのトランプでさえ同じだろう。よって、米朝で起こりうるのはこれだけ。アメリカが2015年から検討し続けてきたという、「斬首作戦」含みの電撃作戦これあるのみ。因みにトランプは、記者会見質問にこう応えている。
「何か起こすのですか?」
「今に分かる」
 
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こんな北問題が・・・ (文科系)
2017-10-20 12:26:45
 こんな北問題が、選挙投票の泰一基準って、そんな世論調査結果はどうかしている。ちょっとおかしい。安倍とマスコミが作り出したデマに踊らされているのだ。その理由は上の通り。

 今紹介している本「暴政」で言えば、この安倍の遣り口はこういうことだろう。
 「北の独裁者が想定外のことを起こしているのを活用して」、自分の主張をマスコミや官僚に「忖度させて」、「真実や職業倫理などどうでも良いとする人々」を踊らせてきたと。

 昔のようなファッシズム、戦争は今はナカナカ難しいとしても、新たなそれが始まりつつあるということは確かだろう。

 重ねて言うが、北からは絶対に撃てない核・ミサイルである。アメリカがこれを戦時体制の口実にでっち上げているだけだ。こんなものを選挙の理由にするなどはイラク戦争のブッシュとか、トランプと同じやり方である。
Unknown (s)
2017-10-20 17:10:46
>日本の役割は米国、北朝鮮との間に入って妥協点を模索して提示し、平和的解決に導く一助になることではないのか。

全くその通りですね
ただそのように主張している方々に「ではどうやって北朝鮮に核武装を諦めさせるように交渉するのですか?」とお尋ねしたいです

「話し合いで緊張を解消しましょう。北朝鮮の核武装を事実上認めましょう」じゃ、それは「解決」でも「平和」でもありません
アメリカ・日本が北朝鮮の核武装を事実上認めたら、韓国は確実に核武装国家となります
そうなると日本の周辺国は全て核武装国家となり、日本も「自衛のための核武装」という世論が必ず勢いを増します

東アジアの核ドミノの始まりという、恐怖の平和の始まりとなります
日本の核武装を望んでいる人たちこそ、北朝鮮との話し合いでの解決(北朝鮮の事実上核武装容認)を望んでいることでしょう

もちろん。話し合いで金王朝がそれまで膨大な時間とコストを掛けて完成寸前の核戦力を完全に捨て去ってくれるのなら良いのですが・・・金王朝のこれまでの言動を見るととても期待はできません
外って置けば? (文科系)
2017-10-20 19:02:54
 外って置けばどうだろう。
 現に核を持っている国はいっぱいあるが、70年以上どこも撃っていない。小型核兵器を開発してきたのも使いやすいよにということだろうが、それでもやはり誰も撃っていない。どうしてなのか。その理由をどう考えるかで、冷戦時代のように外って置いても大丈夫と考えうるかどうかが決まってくる。

 冷戦時代は世界が滅びるからできた「核の均衡」。今は、北の方からは先ず撃てない。アメリカが、あの国の独立を脅かさない限りは撃たないはずだ。その理由は上に書いた。そして、あれだけ酷い首領でも、国連から観ればれっきとした独立国、加盟国。そこの内政はその国が決めるというのが、国連法の命じる所である。内政問題は、その国が決めることとして外って置くほうがよいのである。

 なお、核兵器が撃てなくなった理由はこう考える。19世紀に比べた20世紀の最大の特長が、人の命が、全ての国が建前上はどんどん平等になり、大切になった。そういう民主主義の発展が残虐な兵器を使いにくくしてきたのだと。
 例えば、広島、長崎には黄色人種ということが必ず絡んでいると考える。アメリカ全体では人種差別が70年~80年まで残って居たはずだ。今でも、南部などには根強く残って居るが、政府はやはり違うと考える。
 
 核は持たせればよい。
 内政は、その国が決めることとして、干渉しないことにする。
 それでこそ、何事も起こらないのではないか。と、こういう考え方もあり得るだろう。米国が他国に戦争など仕掛けてきたから、あの国も敏感になっているという面がある。アフガン戦争、イラク戦争、シリア内乱工作。これらをアメリカが反省していない現実はどうするのか。それを北が咎めたとしてら、それには一一理も二理もあると思う。つまり、世界がアメリカの国連法無視の戦争に、そういう横暴に世界が寛容すぎた結果という面もあるのではないか。
Unknown (sica)
2017-10-23 09:34:45
>核は持たせればよい。

つまり文科系さんは日本の核武装も反対はしないということですか
意外でした
北朝鮮の核武装は容認して、日本の核武装には反対なんてダブルスタンダードですからね

それなら話の筋は通りますね
北朝鮮も韓国も日本も核武装国家となれば、確かに「平等」です
Unknown (sica)
2017-10-23 09:51:22
核保有国が核兵器を戦後使わなかった理由は、使う場面が無かったからです

核兵器とは核兵器を抑止するためのものであり、通常兵力の代わりに使うことは(まず)ありません
つまり、「核ミサイルが撃たれた場合に核ミサイルを撃つ」というのが核保有国の基本的戦略ですので、通常の戦争・紛争では使えません
人権や平等以前に、使ったら報復核攻撃を受けるのですから怖くて使えません

もっとも、アメリカの場合は核兵器を使わなくてもその圧倒的な物量で核ミサイルと同じ程度の損害を相手国に与えることができますからね
核を使用しなくても東京大空襲の被害は死者10万人で、文字通り東京は焦土となりました
ベトナム戦争ではその日本に投下された爆弾量の10倍以上を北ベトナムに投下しています
応える価値 (文科系)
2017-10-23 19:29:34
 SICAさん、これからは、応える価値がないとみなした批判にしか応えないことにします。ダブルスタンダードなんて「形式論理的批判」は、批判にはなりません。そんな事は1人の人間の中にはいっぱいありますから。きちんとした応答批判とは、「言い分の中身自身について批判するもの」です。
 例えば僕がこう応えたらどうします? 別にそう考えているわけではありませんが。
 原爆持ってる国なんていっぱいあるよ。だけどどこも使っていない。将来には一斉になくしていくとしても、現在の新たな保有にだけがたがた言うな。安倍がこのために総選挙って、馬鹿馬鹿しいことこの上ないね!
これも駄目 (文科系)
2017-10-23 20:00:34
 「核の均衡」から、撃てないと言われたが、これも駄目。化学兵器、大量破壊兵器などの無差別殺人兵器が特に憎まれるようになった理由が説明できていないから。
 そこも含めて、この50年ほどの人種平等、民主主義思想の急発展が背後にあると、それを「世界政治史的総合判断」と僕は書いたのです。あなたこれに全く応えてないでしょ。こう言うのを、中身自身への言及、批判というのです。こういう中身自身への批判以外の形式的批判などもう止めましょうね。

 なお、「前にAと語ったが、今度非Aと言った」などの「形式的批判」が批判にならないというのは、こういうことです。状況、条件が違えばいつでも誰でも言いだしうることではないかと。一民族が滅ぼされそうなときは、多くの人が核を使うかも知れません。だからこそ、北を追い込むのは愚か、追い込む方が愚かと言うのです。これが討論内容自身についての論議というものです。
 世界で評判の愚かな指導者が最近こう言い続けていますよね。
「北派完全に破壊する」
 核開発を急がせるだけの発言。多分挑発なのでしょう。先手を打って潰すための挑発。今時、核を開発していると言うだけで潰しの理由になるならば、自らも含めて多くの国が対象になるはずだ。本当に、愚か者ですよ。
フィリピンが・・・ (文科系)
2017-10-25 22:33:38
 フィリピンが、北への圧力オンリー外交を批判したようだ。このように、今のようなアメリカ外交は今後もっともっと、中小国家などから批判されるようになる。フィリッピンがこうだと、東南海問題でアメリカの中国政策もまた厳しいことになるよ。嘘の理由イラク戦争開戦のツケは、とても大きいと思うね。

 シリア化学兵器問題でも、米国流国連決議が通らなかったし。

 米国政治を動かしているのは米軍と金融。そのことがどんどん知れ渡り始めたと思うね。その意味でも、アメリカはもう無理をし過ぎてきて、落ち目になっている
今日のエントリー (文科系)
2017-11-19 22:52:50
 今日のエントリー「時代の空気」は、日米の言わば戦争狂いのバカバカしさを扱った物。どうせ撃てない北の核など外って置けばよいのに、これを持っているというだけで、今にも戦争を始める、それに追随するという両首脳のこの言動! 何度も言うがこれは、「大量破壊兵器保持」だからイラク戦争を起こすとしたあのねつ造理由で国民を熱狂させた開戦と同じ遣り口である。
 イラク戦争はこれで関連死含めて50万人になったが、国土が狭い韓国や日本が巻き込まれる戦争って、一体どれだけ死者が出ることやら・・・・視野が非常に狭くなった狂気の国家首脳としか思えないのである。戦争をするときの国民、国家はいつもそうだが、日本国民は熱狂開戦支持にはなっていないのが、幸いである。
Unknown (sica)
2017-12-02 08:11:19
>イラク戦争を起こすとしたあのねつ造理由で国民を熱狂させた開戦と同じ遣り口である。

北朝鮮は間違いなく大量破壊兵器を保有していますから、イラクとは全く違いますね
少なくとも「捏造」ではありません

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