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歴史の今を知る難しさということ   文科系

2017年05月05日 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 大事なコメントを二つ書いたので、並べて再掲させていただきます。主内容をあらかじめ述べておけばこういうこと。
 結論は、歴史の今を知るのはとても難しいということ。それは、長年の夫婦などでも、相手の感覚の違いなどを驚きを持って発見する時というものがあって、そういう時にこそ人の人間理解が一歩深まるものということと同じことである。

『 反論 (文科系)2017-05-04 19:05:49
 この文章に反論。
『私は「現代は史上初めて、平和を愛するエリート層が世界を治める時代だ。政治家も、実業家も、知識人も、芸術家も、戦争は悪であり、回避できると心底信じている」に疑問を呈しただけで、「政治指導層が平和を愛する心を持ったから戦争が少なくなった」より「戦争は損になる割合が多くなった」「核による恐怖の平和」という現実を認めているのなら、それほど反論もありません』

 これも、この歴史家が述べているような人類の過去の史実を知らなくって、現代の感覚で過去を見るから言えること。だからこそ、「この点に関して、過去の人類がどうだったかを貴方知っているのですか?」と怒って詰問した訳でした。

 貴方が嘲笑った文章のすぐ前にこう書いてあります。
『歴史上、フン族の首長やヴァイキングの王侯、アステカ帝国の神官をはじめとする多くのエリート層は、戦争を善なるものと肯定的に捉えていた』
 つまり、民主主義はもちろん、広範囲な統一国家も少ない時代では、我が部族だけが「人間」で、他は獣なのです。獣に対する人間の勝利は「我が信ずる神の栄光」も同じこと。こう理解しなければ奴隷制まっ盛りの時代なんて到底分からない訳です。

 こういう大部分の人類史時代に比べれば、「人種差別は悪」というような「民主主義のグローバル時代」では、どんな為政者も「戦争は悪」、万一必要と理解したそれでさえ悪となるわけ。つまり必要悪。』

『 追加です (文科系)2017-05-05 17:02:16
 追加します。
 こういう大事な史実一つを知っているかどうかで、現代史とその諸問題の見方もかなり変わってくるはずだ。現代世界政治で最も重要な民主主義という概念の理解でさえもこうなのだから。つまり、今の民主主義感覚で過去の人間も観てしまう。

 現生人類どうしでさえ、「自分の感覚で相手を捉えて,大失敗」とか、長年の夫婦でさえ、『相手がこんな感覚を持っていたとは今まで全く知らなかった。人間って、違うもんだなー』なんて経験は無数にあるのだ。そして、相手と自分が違う点が認められた時こそ、人間理解、自己認識が一歩進む時なのだ。ソクラテスが喝破したように「自分を知るのがいかに難しいか」と同じように「(過去の感覚との違いを認めてこそ)その時代の感覚を知ることができる」ということがいかに難しいかという問題でもある。

 だから僕は、このブログにこんなことも書いてきました。僕は時代劇なんてまともには観ない。すべて嘘だからだ。現代の感覚で過去の人間を見ている。現代人に、「士農工商」が華やかだった江戸時代前半の人々の対人感覚が分かるはずがない。
 時代劇なんて全て、当時の感覚からすればリアルさに欠けるはずである。
 むしろ、それをいい事に、現代のリアル感覚を書けないストーリー作家が時代劇を書くのだろう、などと。』
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8 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-05-05 19:55:15
その上で、「必定」なんて言うのは、嘘かでまかせ以外の何物でもないでしょうに。
Unknown (sica)
2017-05-05 22:45:23
つまりは「昔は戦争は悪ではない世界だったけど、今では悪という世界になった。多くの人がそう思っている」ということですか

ただそれだと私が主張している「政治指導者が武力行使を行う決断をした場合、国民の支持率は多くの場合上がる」というのと矛盾します

戦争が悪という世界でも戦争・紛争は世界中で絶えていない現状
そして昔と違って戦争は悪という世界でも武力行使を容認・支持する国民という現状は、むしろ戦争を無くすことの難しさの証明になっています
ましてや「軍隊を無くす」なんていうのはまさに夢物語

ちなみに中国の国営放送で人民解放軍の演習を放送しましたが、その演習において日本語の標識が使わていました
つまりは、日本語の標識の有る、日本人が住んでいる場所での戦争を想定して演習しているんですね

無人島の尖閣どころか、日本人が住んでいる場所に上陸して戦争することを想定して訓練していることが明らかになっています
空母艦隊に代表されるように、人民解放軍は「中国大陸より遠い場所での戦争」をするために軍備を増強させ、日々訓練しています
仮に中国が日本の離島を占領した場合、中国国民は戦争を起こした中国共産党を熱狂的に支持するでしょう
反論 (文科系)
2017-05-05 23:33:45
 「戦争は、悪か?」と単純に訊けば、現代は誰でも悪と言うはずだ。貴方が述べた以下のこのことが常だとしても、これは特殊な戦争なのであって、戦争一般ではない。
『政治指導者が武力行使を行う決断をした場合、国民の支持率は多くの場合上がる』
 こういう場合にこれらの人が昔の人のようにこう判断しているわけではないと僕は確信しますが。
『自国の、どんな場合の戦争も大いに賛成である。戦争は善だから、その支持率を僕はいつも上げるよ』

 貴方の言い分の解明は、これだけで済む。イラク戦争を観ても、アメリカ国民は欺された。戦争に関わる国民って、いつも欺されるのです。というよりも現代社会では、完全な防衛戦争以外では、欺されなければ戦争は起こせない。この欺されてきたという事実をもって、「戦争は悪ではない」と彼らが信じているということにはなりません。

 それよりもあなた、僕に質問ばかりしていないで、かねてからの論争点に今の時点で一応は答えなさいよ。
・国連は反戦組織なんですか?
・こういう組織が人類史で20世紀に初めて生まれたことの意味をどう思われるのか?
・個人でも人類でも、未来に希望を持つのが人間。希望を持つとは、それに反する事実があったり、それが増えていたりしても、全くその希望を否定できたということにはならない。人間のどんな未来も、希望抜きにはあり得ないからだし、こんなことさえ言われてきたのである。
「人類のある望みの実現方向が見え始めた時に初めて、人類がそういう望みを持つようになる。つまり、人類がそれは(必要)悪だというようなことは必ず無くなるものだ」

・反戦組織・国連と、戦争があるという現実と、さらには常備軍があるという現実と、人類の将来にどれが勝ち、どれが負けるのか?  
 
理念は言葉だけ? (文科系)
2017-05-06 12:19:12
 ここを12年やってきて、右の方々のこういう無知を骨身にしみて知った。国連が,その前の国際連盟と並んで反戦を第一の目的として掲げた組織であって、そういうものが人類史において初めてこの20世紀にできたということへの無知、無理解を。

 こんなことも知らず、これが世界を見る視点に入っていない人の論議を、一体どう形容したらよいのだろうか。理念問題に特に弱い日本人が「どうせ言葉だけの組織」とだけ扱っているのだろうが。
 例えば国連の「拒否権」を上げて、何も出来ないから無意味な組織だと証明できたつもりになる人がいる。これは、この組織のこういう意味を考えた事も、触れたこともないからである。
「国連理念が、世界各国行動の一大判断基準として、存在するだけで意味がある」
 これは、法律家が重視する点であって、現に各国を大なり小なり縛っていると強調するのである。カントのような現代の哲学者、思想家は、ここに国際行動の道義的基準をも観ているだろう。

 さて、これらの大切さ、貴重さが日本人には分かりにくいのか、無視したいのか。なんせ、満州事変を国際連盟に裁かれてあっさりと脱退して見せた日本である。この国際法違反以来、太平洋戦争まで我々の先輩達がまっしぐらだったのに、敗戦は後悔しても、満州事変のことは何も触れないのが右の方々の敗戦論議である。

 エントリーのように、今我々が持っている感覚は、民主主義などでさえ最近できたものばかり。昔の「戦争=善」に比べたら、今戦争を認めるどんな人でも「戦争=必要悪」ていどでしかないだろう。
 つまり、20世紀になって特に世界一斉に著しく換わった政治理念変化の問題からすると、現在の諸感覚の移ろいやすさをどれだけ強調しても強調しすぎるということはない。なんせ日本などは「神の臣民」が「民主主義の国民」に換わったのだから。今の世のどれほどの人が、この古い臣民感覚を理解できるだろうか? 80歳以上の日本人には骨身にしみて鮮やかに思い出せる感覚なのであるということも含めて。

 こういう理念問題に弱くっては、明日を正しく論ずることなど、到底出来ないだろう。僕はそう自戒してきた。

勅語を褒める2重の誤り (文科系)
2017-05-06 18:49:44
 防衛省トモちんが教育勅語を褒める時、その感覚を推察する。
 現在の「民主主義の国民」の感覚で、「あそこには良いことが書いてある」と理解して、述べているに違いないのである。
 ところが、あの勅語には「民主主義の国民」など、どこにも存在しない。存在するのは「神の臣民」だけだ。このように。

 すべての教育目標を人人が身につけるべきというのは、天皇家の永遠の発展のためである。というこの教育最大眼目を観ないで、個々の教育目標自身はよいことが書いてあるなどといって勅語を推奨するのは、曲解もよい所だろう。

 それとも、ひょっとしてトモちんは、「民主主義の国民」でも「天皇の臣民」でもどっちでもよいとか、後者の方が良いとか,そんな思想を持っているのだろうか。弁護士資格のある人物なのに、さっぱり理解不能、驚きの人物である。
 
Unknown (Unknown)
2017-05-11 18:46:42
「士農工商」は、今となっては、無かった歴史上の話なんだよな。
文ちゃん、空振りなら、大きな空振りって、イメージ?
また、愚かなことを語った (文科系)
2017-05-11 22:55:59
『「士農工商」は、今となっては、無かった歴史上の話なんだよな』
 また、他人が語るちょっと複雑なことは、全く理解できないという、典型的なご応答である。僕は、上でここまでこう語っているのだ。
①つい300年ほど前までの日本には、民主主義の感覚など全く存在しなくって、「士農工商」の感覚だけが存在した。武士が無礼を働いた平民5人ほどを斬り殺しても,大した罪にはならないと。
②それが今は,こんなことしたら即死刑だ。つまり、人間の常識、常識的感覚の移ろいやすさを、上で僕は語ったのである。

 ということは、こういうことになるということ。
「君が今、常識的人間の感覚と思っている君の感覚が、30年後には他人から笑われる感覚になっているかも知れない」

 こういう難しいことは、君には分からないと思う。自分の今の感覚が永遠に続くと考えている人らしいから。それを、アホかと言いたい。今のままのアメリカを好きと言う人など、30年経ったら世界で半減は確実だ。世界市場としての価値も激減しているだろうしね。

 こういう理屈全体が、君に分かるかな?
生麦事件 (文科系)
2017-05-13 16:24:05
 名無し君、生麦事件って知ってる? 幕末に薩摩藩大名行列に乗馬から降りなかったイギリス人を斬り殺した事件だった。これが当時の「常識」だったんだろうね。
 つまり、外国人相手でも民主主義とか命平等の感覚なんて全く存在しなかった訳だ。
 わずか150年前の横浜で起こった事件だよ。
 それにまた、君のいつもの口調からすると、韓国の方には民主主義感覚が適応できていないんじゃないかな。

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