まず、中央日報の記事です。
北朝鮮の金正日国防委員長と中国の胡錦涛国家主席ら中国最高指導部が、
北朝鮮の後継体制安定のための政治的・経済的支援議論を決着させ、
画期的な「経済協力契約(グランドバーゲン)」を事実上妥結したことがわかった。
北朝鮮から羅先特区を通じた中国の日本海への出海権確保に協力する代わりに、
中国が鴨緑江河口にある北朝鮮領の黄金坪に対する
大規模開発に積極的に参加することが核心だ。
これを通じ北朝鮮経済を大々的に改善させ、韓国に依存しないということが
金委員長の計算という分析だ。
続いて、朝鮮日報の記事。
イ・ミョンバク大統領は、金正日総書記による訪中について「幸いなこと」とした上で、
「北朝鮮は中国に依存しすぎていると懸念する意見をよく聞くが、
私はそのようには考えない。むしろ何度も行き来すべきだ。
そうすれば、自分たちも中国のようにやってみよう、と考えるかもしれない」
「中国が支援をするならそれもよいことだ。それこそが変化をもたらす」との考えも示した。
大人の反応ですね。
豆満江流域の羅先経済特区への投資など
両国の重要な経済協力のほか、朝鮮半島問題などについて話し合ったが、
双方の認識に大きなずれがあったことが26日までに分かった。
朝鮮日報はこんな記事を掲載しています。
どうも中国は民間ベースで、北は政府主導でと
開発の仕方で意見が食い違ったようです。
中国の住民は金正日の訪問を歓迎していない。
最近、中国サイトには「車の統制で面倒なことが多い」
「また何をもの乞いしに来たのか」などのコメントが多い、とのこと。