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改めて、政治不在日本の象徴数字を    文科系

2017年05月14日 | 国内政治・時事問題
 本日先程、作家・高村薫のある文章を紹介した。その同じ人物が、同じ「作家的覚書」(岩波新書)でこんなことを述べていると知った。

『さて、いまの時代を個別の要素に分解して見てゆく前に、もう少し大きな括りで、私たちの社会がいまどういう地点に立ち至っているのかを確認しておきたいと思います。
 まず、日本の景気後退はすでに二十年以上に及んでいるのですが、一方でアメリカやアジアはひとまず順調に成長しているので、日本の国民総生産も、一人当たりの国民所得も、相対的に順位を下げ続けております。若い世代は知らないことですが、ジャパンアズナンバーワンと言われて世界第二位の経済大国だった時代は、はるかに遠くなったという実感があります』
(164ページ)

 この表現が、僕が最近ここで何度も強調してきた日本窮状の最重要の思考と、その表現法までがそっくり同じだと知った。こういう「政治不在日本の象徴数字」とも言えるような国連数字が以下のようにはっきりと存在するのである。これとちょうど同じことを高村が上でこう前置きしていることが、特に要注意なのだと愚考する。

『いまの時代を個別の要素に分解して見てゆく前に、もう少し大きな括りで、私たちの社会がいまどういう地点に立ち至っているのかを確認しておきたい』

『日本国民一人当たりGDPの歴史的推移というものだ。各国比較順位も含めて。一九九五年、二〇〇五年、二〇一五年で、こう推移している。順位は、五位、二三位、三二位と極端に落ちていく。一人当たり金額も、四万三千七七四ドルが三万四千六二九ドルにまで落ちた。この劣化ぶりが、九五年と一五年とそれぞれ十位の国との比率を観てみると、非常によく分かる。日本が三位であった九五年は十位の国の一二六%だったものが、二〇一五年には五七%にまで落ちてしまった。他国がどんどん上がってきた間に、日本GDPだけが急減しているからだ。十位の国はこの二〇年に、三万四千八七一ドルから六万五一四ドルにまで上がったのである。これが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれてアメリカまでを買い漁った当時からの、黄昏れた日本国の末路なのである。』
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-05-14 19:00:01
負け続けの政治は、不在な事にしたいと・・
分かりやすいです。
「薄汚れた・・」の、別バージョンですね。
Unknown (Unknown)
2017-05-15 19:34:28
でもまあ、安倍政権になって、雇用は改善し、株価は上がり、企業の短観もマシになってるんだよね。
文ちゃん風に書くなら、民主党政権時よりはマシなのは常識で、歴史にそう書かれるのは、必定では?(笑)
また無知 (文科系)
2017-05-15 20:48:06
 まず雇用。アメリカと並んで世界有数の不安定労働者国ね。だから凄い超格差国。

 次が株価。GPIFや日銀に株買わせて、何が株高か。これらがいつか抜け出さねばならぬ時が来て、それが怖くて仕方ないよ。その時になって、暴落になるか、中国あたりに空売りをかけられるか。

 次が企業短観? 南海地震か何かで原子力発電に事故が起こったら、東芝なんかじゃ到底すまないよ。さらに、君のはいつも「短観」ばかりだろ。難しい長期観測が漬け置ける資金もあってできるなら儲けられても、短観じゃいつも損をするのだよ。短期資金ころがし技術には勝てないからね。君も、先祖譲りのものをもうどれだけ売ったのかな?

 今のことも分からない君の必定なんて、ここの誰が信じるかな。僕のは信じる人がいるだろうが。なんせ週間累計アクセスが1000を超えるのだからね。

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