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随筆 60手習いギターの苦労   文科系

2016年02月10日 | 小説・随筆・詩歌など
 62才から先生について12年、ギターレッスンの近況、苦労話などを書いてきたが、最も新しい苦闘の内容をご紹介してみたい。
「貴男は口ばかりだ」と最近ある親しいギター友人に言われたけど、身体ですぐに覚えられる若者と違って、口と頭を老人から除いたら、楽器も含めて上手くなどなるわけもないこと。口でさんざんに言い聞かせた末に身体に覚え込ませて行っても、やっとなんとかちょっとと、これが老人上達最大の要諦と言うしかないのである。よって、長年掛かって身についた癖など直そうとは思えないというのが、老人発心者の宿命とさえ言えるはずだ。小さな癖ならまだ良いが、大きな癖こそ直さねばどうしようもないのである。以下のように。

 最初に僕の今の腕だが、まーこんな程度のものでしかない。去年からセゴビア編集ソルのエチュード20曲集をやっていて、あと4つを残すこととなった。17番は前にやっているので、16と18~20番だ。ただ、人前できちんと弾けと言われたら、この中で最も好きだから「暗譜群」に加えている14番、17番も僕にとっては超難物。17番を一度だけやったことがあるが、恥ずかしい出来だった。和音連続をアレグロで弾く12番も、必要だと感じる速さには到底達することはできなかった。3か月以上も弾き込んだのに。

 さて、ここ数年悩んできた右薬指の欠点がやっと直ったかと思える。実はギターの構えそのものが薬指の使い方不安定の原因であった。ギターの構えを一定にしないと右手の構えがずれる。そのずれが右手では薬指(と親指)に最も現れてくると分かった。全ての右指を「弦に触れてから弾く」と言う鉄則が、薬指のこの不安定さによって妨げられていたということも次第に正されてきた。
 そもそも、ギターの構えがずれることを意識していなかった。若ければ身体が覚えていて構えはずれないのかも知れないし、多少ずれても右手の修正は効くのかも知れない。が、年寄り発心者にはこれは全くだめだと、このたび痛感したのだった。
 これで、長年の悩み、右手薬指と左手小指との改善がやっとできたから、多少は聴けるようになった。ただ、予想外の、不規則なミスは、年とともにどんどん増えている。これは言わばまー、仕方ない。規則的なミスだけでも直せれば、不規則ミスもかなり減ると自分に言い聞かせてきたのである。

 こんな訳で今一度大聖堂の第3楽章にも3度目の挑戦をし始めた。まだ挑戦1週間ほどだが、元々暗譜してそれを今日まで保ってきたこととて、癖が直った分かなり良くなったと分かる。まず、この楽章4パートの中で2番目部分に当たる箇所が、このように良くなった。速いアルペジオやスケールの中から、右薬指で高音を響き渡らせる部分があるのだが、そこが見違えるようになった。コーダの前の3番目部分は最も早く弾く一番苦手だった箇所だが、左小指の改善によって、かなり滑らかに弾けるようになっている。この左小指の改善は、僕にとってそれこそ5年越しの難産だったのである。小指を立てて強く押さえ、かつ、弦から離すときに跳ねないようにできるようになった。

 この二つの修正によって、僕のギター寿命が数年延びたのではないか。ただでさえ年齢とともに予期せぬ傷がどんどん増えていくのである。そんな曲を弾きながら聞いていると「今日は気分が悪いな-!」という心境から悪循環が始まっていくのである。酷い出来、気分が悪い、練習も遠ざかる、傷がさらに増える・・・と、今の世界の経済情勢のようにまー絶望的なコースに入っていく。70を越えると周囲で止める人が多いというのも、どうもそういうことのようだ。


 14日日曜日に、ここにも何回か書いてきたギター遊びの会(ギター友人たちの飲み会である)が久しぶりに上ちゃん宅である。今回は尺八師匠とギターのコラボとか、友人のプロのシャンソン歌手の歌も入る。参加者は13人。
 尺八のギター伴奏は2部3人ほど予定されていて、「さくらさくら」「荒城の月」「月の沙漠」「見上げてごらん・・・・」。シャンソンは「シクラメンの香り」で、この伴奏は我がギター師匠さんがやる。この後者の打ち合わせ、練習が、明後日12日に予定されている。僕は「エンディーチャとオレムス」を弾く予定だが、今回はまーちょっと肩の力を抜いて出来るかな。上に述べた二つの進歩があったから。
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29 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-02-10 18:40:47
北のミサイルとか、都合の悪い事があると、この手の「無駄なネタ」が増えるね。
会が終わった (文科系)
2016-02-14 17:42:58
 エントリー末尾8行に書いたギター遊びの会から、今帰ってきた。12時から16時過ぎまで、ギターの独奏、2重奏はもちろん、シャンソン歌手の方からは、「シクラメンの香り」の他に「ヴェルディの歌劇リゴレットから、乾杯の歌」まで飛び出して、ギター2部も含めた伴奏が入った尺八もとても面白く、楽しくお開きにしてきたばかりである。
 尺八をやったHさんは、はるばる高山から来られて、来年2月に開くことになったこの会にも来ると言って、帰られた。

 僕のタレガ「エンディーチャとオレムス」は、まーミスがいくつかあった分5割ほどの出来だったが、音は良かったはずだし、曲想もちゃんと出ていたから、ここ一年の上達は見せられたと思う。

 準備して下さった、上ちゃんに感謝。
Unknown (クマちゃん)
2016-02-14 20:21:42
ギター遊びの会、お疲れさまでした。次の出番を準備していたら、扉越しに「エンデチャ・オレムス」が聴こえてきました。私、この頃、この曲が好きで、近い将来、弾けるようになりたいなと思い、ここ数日、少し弾き始めていました。美しい音が聴こえてきて、素敵な演奏でした♪客席で聴きたかったです。また聴かせていただけるのを楽しみにしています。今日はありがとうございました。
ありがとう! (文科系)
2016-02-14 21:47:59
 クマちゃん、有り難う。まず、ここへのご返事を、次いで、「素敵な演奏でした♪」などと、励まして下さったことを。また、この曲がこれほど好きというのは、そして着手を始めていたということが、同志のような感じがして、格別に嬉しかったです。
こんなワインも登場 (文科系)
2016-02-15 11:37:18
 14日のこの会に、親友のK君が持ち込んだのが「リッジワイン・リットンスプリングス2013」。カリフォルニアにあるアメリカ最大級のワイナリーで、確か日本の大塚製薬が買い取った所。

 濃厚なジンファンデル(葡萄)の味が主体で、僕にはイタリア風の香りのバラエティーが楽しめた気がして、実に幸せな気分だった。
 K君、有り難う!
ギター好きさんへ (文科系)
2016-02-15 15:15:26
 このエントリーに関わってくださったギター好きさんがかなりいるみたいで、この二日それぞれのアクセス数が150を越えている。この機会に、ギター関連過去ログの出し方を一言。ギターの代わりに、「ランニング」とか「イラク戦争」でも同じ事、以下の通りです。

①当ブログ右側最上段に、「記事を書く、検索」という欄を見つけて下さい。
②その右側「検索」と付いた空欄に「ギター」と入れます。そして、さらにその右「ウエブ」と書いた欄内の右端矢印をクリックして「このブログ内で」という時を出してクリックして下さい。
③②によって「このブログ内で」「ギター関連記事を探す」という意味になります。それで、この欄最も右にある虫眼鏡マークをクリックします。すると、求めた記事がずらーっと出てきますから、題名を観て興味がありそうな物をお読み願えます。

④なお、ある記事を読んでいて「関連記事が□年○月△日にある」と書いてあったら、その日日からその記事を出す方法もあります。
・右欄外カレンダーのすぐ下に年月欄がありますから、そこに求める年月を出して、クリック。するとすぐ上のカレンダーがその月のものに替わっているはずです。
・そのカレンダーから○月△日をクリックすると、その日のエントリー全てだけにエントリー本欄が替わります。求めるエントリーを探して下さい。

 こういう方法で、古いバックナンバーすべてを、このブログができた2005年まで遡って読むことができます。
シャンソン歌手 (文科系)
2016-02-19 13:14:59
 エントリーにある友人のシャンソン歌手のことで少々。本職は高校社会科の先生。高校、大学と合唱団のソロをやった。つまり、歌が上手い人の中でも特別に上手かった。大学は東京の筑波大だから、まー「全国区の自然に出た上手い人」だ。

 日本は、声楽でも正式に習った人ばかり注目するところがあるが、またその意味も大きいのだろうが、西洋のオペラ歌手などはそうでもない。ドミンゴは歌の上手い両親に育てられて、音楽学校はピアノと指揮を習っただけ。カレーラスは、既に10歳で神童と言われていた。パバロッティはアマチュア歌手として世に出て、師範学校卒業のあとに音楽学校に行ったとか。

 日本は、この友人のような自然成長歌手の発表の場などをもっともっと大事にしたいと思ってきた。ロシアの作家ゴーリキーの作品には、民間音楽家がいっぱい出てくる。声楽、バイオリン弾き、バラライカ弾きなどなどだ。ゴーリキー自身が自然に生まれた作家だけど、ペテルブルグ音楽院などと無関係にも、大音楽家がいっぱい居たのである。さしずめ、音楽の宝庫ロシア民謡は、こういう人々に支えられていたのだろう。有名なロシア民俗楽派ムソルグスキー、リムスキー・コルサコフ、ボロディンなど5人衆は、その上に乗っかってきたと言えなくもないはずだ。 
いよいよ発表会 (文科系)
2016-05-04 11:34:33
 いよいよ、今年の教室発表会。7日13時から、瑞穂文化小劇場で。プロブラムを見ると、弟子みんなの協力が垣間見えて、とても嬉しいことである。吾が教室発表会が成功するようにとの、皆の配慮が溢れた珍しい教室だと分かるのである。これも僕の幸せの一つ。

 楽しい合奏、重奏もいっぱいの発表会だ。ノブリン君、何回もご出場お疲れ様です! そして、タンポポの方々の全面的ご協力にも、いつもながら感謝。
ソルのエチュード (文科系)
2016-09-19 07:35:21
 発表会後、バリオスの「郷愁のショーロ」を二度目のレッスンに上げて、一応卒業。09年の1回目よりもかなり良くなったと分かる。弾いていてとても気持ちよい曲なのである。それ以降の癖の修正が効を奏して、その気持ちよさが格段に増した。第一パートの滑らかに弾く憂愁、第二パートの故郷を偲んでいるような和音連続の気持ちよさ、第三パートのまるで故郷に帰っていく時の足取りのような弾み・・・。この曲を再び暗譜群に入れた。何とか(一応は)モノに出来そうだと、初めて思えたということだ。

 そして以降はセゴビア編集「ソルのエチュード20曲集」の18番を終えて、今は19番をやっている。この曲は左手が疲れるが、右手をテヌートなどをしっかりとさせて綺麗に弾くことも難しい。

 ギターって、いや音楽って、楽しいナー!
ソル・エチュードのセゴビア編 (文科系)
2016-10-15 23:24:56
 ソル・エチュードのセゴビア編20曲集の19番を昨日終わった。終わったと言っても、まだ曲にはなっていず、ただ何とか弾けたというだけ。だが、先生が「よし」と言ったのだから、そうなのだろう。いよいよ最後の第20番目に入っていく。

 このエントリーには、右薬指と左小指の欠点修正の長い苦労のことが書いてあるが、この成果の威力を日々感じ直している。その後に2度目のレッスンに上げてやり直した郷愁のショーロの上達とか、ソル・エチュードの16,18,19番とかのレッスンでも。欠点が治った左小指がまだまだどんどん上手くなっているから乗り切ることが出来たと感じている。右薬指はまだ斑があるが、それでも悪い時に正すやり方はほぼ身についているから、やはり今の大きな助けになっているようだ。

 一人習いで初歩の曲も満足には弾けなかった僕が定年退職後に先生なるものに初めて付いて、このエチュード20曲集を四苦八苦でもなんとか終えられるというのは、とても幸せなことだと感じている。なんせ、セゴビア自身がこういう言葉を添えた曲集なのである。

『ここで出版されたソルの練習曲は、生徒の技術の上達のためばかりではなく、専門家の技術をある高さに維持していくために用いられることが出来る』
 つまりまー、上級者の練習曲集と言うことだ。
 最後20番、頑張るぞ。そしてこれはちょっと14,17番のように曲として仕上げて卒業とすることにしよう。ただ、僕の好きな感じの曲ではないので、仕上げるエネルギーがでるかどうか?

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