ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

はかない

2017-08-11 19:58:23 | 思ったこと
大阪では7月29日が一番 せみの音が盛んな日なんだという。

それから、10日あまり

あんなにうるさかった せみの鳴き声が響いていた並木道を歩いても
いまはすっかり静かになった。

蝉は羽化して7日間で命を終えるというけれど

ほんとにきっちりそのくらいで、ほとんどの蝉がいなくなっていくんだ




同じ気温なのに





この10日あまりのあいだ、

無数の蝉をみてきた




クマゼミと アブラゼミが、一つの枝にいくつもいくつもとまって間近にいるのもみたし、

抜け殻が何個も となりあってあるのもみた

殻をぬけられないまま命つきた個体に蟻がたかっているのもみた。


もう命が終わるので、地面に降りて、でもジジジジと音を張り上げているのも見た

クマゼミの腹側が、オレンジ色なのも初めて知ったし

鳴き声も、緩急あって 
蝉の筋肉も適度に疲れるので、すこしずつ音を和らげて音を小さくしたり調子をとってるのかななんて
感じることもあった

この夏も、もうあと一ヶ月の間に、過ぎ行く


命も、少しずつ削られていく

無事 に思いが遂げられて、
土のなかに
新しい命を伝えられたのはどのくらいだろうか


7年後、私はどうしているんだろうか。