私訳 ラームチャリットマーナス

中世ヒンディー語の宗教詩人、トゥルシーダースの、「ラーマーヤナ」の私訳。

アヨーディヤーの巻 255

2017-06-17 18:00:01 | ラームチャリットマーナス
2551 ラーマの即位こそ、だれにとっても喜ばしく、幸と喜の根源であり、ただ一つの道です。どのようにしたらラーマがアヨーディヤーに戻ることになるか、やるべき方策をよく考え、そして言いなさい」

2552 大聖ヴァシシュタの、道徳、最高の真理、この世での利益に浸された言葉を、みなが敬意をもって聞いた。しかし人々は頭が混乱していたので、なんの返答もできなかった。その時バラタは低頭し、合掌して言った。

2553 「日種族では、偉大さにおいて優劣のつけがたい、数多くの王が出現しました。彼らの生誕の原因は、それぞれの父母でしたが、彼らに善悪の業果を与えたのは、運命の神でした。

2554 さて、あなたの祝福が、苦しみを滅ぼし、あらゆる安寧を準備してくれることを、世のすべての人々が知っています。主よ、運命の神の振舞を阻止できるのは、あなただけであり、あなたが固く決意したことを、一体だれが拒むことができるでしょうか。

255do なのに、まったくわたしの不運にも、今あなたはわたしに方策をたずねられました」バラタの情愛に満ちた言葉を聞き、師の胸は愛でいっぱいになった。
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