私訳 ラームチャリットマーナス

中世ヒンディー語の宗教詩人、トゥルシーダースの、「ラーマーヤナ」の私訳。

アヨーディヤーの巻 256

2017-06-28 17:58:50 | ラームチャリットマーナス
2561 君よ、あなたが言ったことは真実です。ただし、それはラーマの恵みがあってこそです。ラーマに背けば、なにごとも決して成就しません。君よ、わたしは一つのことを述べるのを、ためらっています。賢者は、なにもかもが失われようとするとき、半分を守るために半分を捨てます。

2562 あなた方二人の兄弟が森にに入って住みなさい。ラクシュマナ、シーター、ラーマは、引き返らせるようにしなさい」その優れた言葉を聞き、バラタとシャトルグナの二人の兄弟は歓喜した。彼らの体全体に大きな喜びが満ち溢れた。

2563 彼らは心に喜び、彼らの体は光り輝いた。まるでダシャラタ王が生き返り、ラーマが王に即位したかのようであった。これは大方の人々にとって、大きな益であり、小さな害であった。しかし王妃たちにとってそれは、悲しみと喜びが相半ばするものであり、彼女たちは泣き出した。

2564 バラタは言う。「ムニが命じたことを行うことにより、世の人々みなに望みの物をもたらすという果報が生じます。わたしは生涯、森に住んでもかまいません。わたしにはこれ以上の幸福はありません。

256do ラーマとシーターは人の心の内を知る方です。そしてあなたは全知で賢明です。主よ、もしあなたが真実を述べているのであれば、どうか御自分の言葉を確実なものとなさってください」
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« アヨーディヤーの巻 255 | トップ | アヨーディヤーの巻 257 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ラームチャリットマーナス」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL