黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

無償の忖度(そんたく)はあるか

2017年04月04日 16時17分59秒 | ファンタジー

 辞典で忖度(そんたく)をひくと、相手の気持ちを推しはかる意味とある。しかし、実生活での用法は違う。目上の人への配慮とか損得勘定とか、腹に一物が介在するすっきりしない意味合いに使われる。誰もが口を濁すことだが、忖度する側は、自身が配慮したと相手に伝えるため証拠を残そうとする。なぜか。それは便宜を図ったことに対し、地位・勲章のような目に見える見返りばかりでなく、好意を持ってもらう程度でもいいから、何らかの手応えを期待する心があるから。今どき、無償なら忖度とは言わない。それは慈悲とか愛とかの世界。つまり忖度とは贈収賄の心情にも通じる。
 今、官公庁で流行っている、日報や決定書などの公文書の大量廃棄、「記憶・権限なし」証言などは、行政判断=忖度に置きかえればたちまち合点がいく。行政判断とはその場しのぎの、実に危ういものなのだ。
 ところが、忖度は、組織や人間関係の安全・安心・安定を図るためには大変効果的な働きをする。なので、組織内では決して悪事でなく、かえって善行として推奨される。こうして個々の後ろめたい気持ちは軽減され、組織はブラックボックス化する。
 こんな政府・行政組織のために心を売るなんて、国家公務員の正義感はどこへ行ったのか。後ろめたければ証言すべきだ。えっ、公務員にはもともとそんな気概の持ち合わせがない?(2017.4.4)
『猫』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 専守ミサイル反撃 | トップ | 母しゃん歌ってる »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。