株と浮き世の話

身近な話題と終活の迷い道

オ-バ-な天気予報にはうんざりだが、洪水の原因を曲げてはいけない。

2014-08-13 23:01:29 | TV報道
最近の天気予報は少しオ-バ-で食傷気味だ。先日の11号台風でも警報・避難指示連発だった。
四日市市で50万人に避難指示が出て避難したのは180人・鈴鹿市で20万人に避難指示がでて避難した人は65人だったそうだ。これって少し変だ。
このクラスの台風は年に5~8個位は今までも来ているので異常!!異常!!と言うのはオオカミ少年になってしまう。そう言っちゃなんだが、小さめの台風だってズバリ当たればたいへんなととになるのは昔からだ。

洪水の原因に水田の減反政策を挙げている高名な学者先生がいるが、これも現場を知らない。
そもそも水田は初期の雨量は受け止めるが回りの低い土手(たのくろ)をオ-バ-する雨には流出率100%となり洪水を加速する。
学者先生は減反で放置した水田が原野に返る様を見たことがあるだろうか? 稲作を止めて放置した水田は3年もすると立派な原野に返って保水能力が回復する。私は昔農業土木をやっているので実感する。前に井ノ上ひさしさんとこの件で議論したことがあるが、以後彼は稲作放棄と洪水の関連を言わなくなった。 食料自給率や農業構造とは別の話だ。