2017.11.30

2017-11-30 | Weblog

心情からすれば、日馬富士横綱の引退は「残念」なことです。でも、「当然だ」としか言いようもないでしょう。私自身子供の頃から、「喧嘩は、手を出したほうが負けだ!」と聞かされてきています。でも、「泣き寝入りはするな!」とも。長じては「実るほどに首(こうべ)を垂れる稲穂かな」とも教えられてきています。「横綱の品格」という言葉をよく耳にしますが、品格とは何か?

先日読んだ、カズオ・イシグロの「日の名残り」にも、「品格」という言葉がありました。自分にも、どの程度の品格があるのか否かわかりません。時に有り、時には無くすのでは?故に、生涯かけて自らを貶めないように日々精進するという事でしょうか?

非暴力を貫いてインドの独立を勝ち取ったガンジーの話も、子供の頃から聞かされてきたものです。例え煽られようとも、暴力行為に及んでは、非礼な人間への諭にもなりません。品格以前に、考え方に大きな誤りがあったように思いますね。まだ33歳の若者です。横綱の品格を求められても、人としての修行もまだまだ道半ばですから…。

引責とは、未練のない引退でしょうか?深い反省と共に、前を向いてこれからの長い人生を充実したものにして頂きたいと思います。だれも、その為のサポートを惜しむものではないでしょう。生涯をかけて自らの品格を高める踏ん張りを見せてほしいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。