お薬中心主義の終焉

2017-09-17 13:09:43 | Weblog

 医師不足・産婦人科小児科縮減・救急医療のたらい回し・病院閉鎖etc. 医療は、まさしく荒廃の一途をたどってきています。だれにも改善策はないようです。大新聞等マスコミ報道も、内容は同工異曲で、一視同仁の観をぬぐえません。
 
 かつて某週刊誌が、医療改革提案の大特集を組みました。よく読んだつもりですが、とても納得できるものではありませんでした。この特集を筆頭に、さまざまな医療改革案があっても、いずれも改善策とはなりえていません。医療の本丸に切り込んでいないからです。

 医療の本丸とは何か。それは、疾病を治すということにつきます。脳外科心臓外科をふくめ、"神の手"によって治す外科領域。ウイルス細菌性疾患を治すごく一部の薬。これらいがいに治せる医療は現実にはありません。ないにもかかわらず、医者は、大量の薬を処方して患者に使わせています。お薬中心主義医療、とするゆえんです。薬害副作用合併症をみれば、お薬中心主義医療の非は、過ぎるほど立証されてきました。

 閣議に報告された(H27,7,3)平成27版通商白書では、「IT関連製品・産業用ロボット・医療機器」などの輸出が伸びなやんでいる由。当時の報告者・宮沢経産大臣は、「世界の需要の高まりをキャッチし、付加価値の高い製品の製造をより重視する」必要性を強調しましたが、ここでも、医療に関するかぎり、「仏つくって」を地でいっています。あれから、2年余が経ちました。でも、事態は何一つ変わっていません。
 医療の魂は、疾病を治すことです。この魂がぬけおちていることに気付いていないのですから、処置なしです。おくすり沢山・結果は不治で相変わらず、お薬ゼロ・結果は治の歓喜。これは朝三暮四の好例です。"朝四"を求めるのは、医療者被療者双方であるところが、昔中国のお猿さんとちがうところで、日本の二匹のお猿さんには、当分つけるクスリがなさそうですね。
 「治る治せる医療」こそ、真の成長産業なのではありませんか。嗚呼、それなのに、医療の惨憺たる現状には、目を背けたくなります。どんなに産官学がグルになり・座ギルド化して、偽りの薬効やデータ改ざんに血道をあげたところで、結果はみえています。一刻もはやく、医の本道に立ち戻ってください。

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