ドクターズ・サロンの「心と体にきく医いニュース」

治せない医療から治せる医療へカジを切ろう。先導するのはこの“AMT”です。

≪医ー3_2≫

2016-10-16 14:44:30 | Weblog
 確かにコレステロール値ばかりを気にする必要はないかもしれません。ただ糖尿病の方
は悪玉コレステロール(LDL)値が高いと、脳梗塞や心筋梗塞になる可能性も 大きくなるの
で、スタチン(クレストール、リピトール等)でのコントロールが必要となります(坂本)。

 本来は、年齢別・男女別・ストレス度といった情報を、総合して判断すべきなのに、基
準値はそれに拠っていません。それゆえ、これの妄信は危険ということです(岡田)。

 高LDLでも、健康な方はいます。そのような方で、なお動脈硬化が進行していなければ、
服薬は無用でしょう。ただ一方にスタチンを処方してLDLを下げ、動脈硬化が 改善した例
もあり、LDL値だけで一喜一憂するのは、早計ということでしょうか。血管年齢を測り、
実年齢に比して、血管年齢が明らかに高い場合は、要注意であるのは確かです(坂本)。

 血液サラサラ系の薬でいうと、現在ダビガトランが、新規の抗凝固薬(経口)として、も
のすごい勢いで売れています。抗凝固薬では、従来、ワーファリンが一般的でしたが、月
に1度、採血して、血中濃度を測定する・納豆が食べられない、といった煩わしさがあり
必ずしも使いかってがいいとはいえませんでした。新薬には、その頚木がありません。
 しかし種々の論文に当っても、新薬の方が安全というデータがないのです。にも不拘、
学会では偉い先生が、新薬の長所に特化したご高説を垂れて汗だくです。メーカーへの加
担は覆うべくもありません(岡田)。

 抗凝固薬や抗血小板薬は、過出血の副作用を伴うため、循環器科・神経内科の専門医の
他は処方に消極的です。それゆえ実際には、危険な服薬はなされていないのでは?
 こわいのは、専門知識の乏しい開業医が処方している場合です(坂本)。

最近のアメリカの論文では、生活習慣病の新薬に、画期的なものはない由。それなのに
成分構造を少し変えて、「新」薬とし、売り出している。効き目が然したるものでないに
もかかわらず、未知の副作用が現れ、対処に窮している容子。これよりしても、薬の数は
減らすに及くはなし、といえるのでは?(岡田)。

 その通りかもしれません。ただ一つの薬だけ服み続けると、副作用がでたときに対処が
し難くなります。その保険に、私は複数薬を組合わせて注意深く処方しています(坂本)。

 
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