ドクターズ・サロンの「心と体にきく医いニュース」

治せない医療から治せる医療へカジを切ろう。先導するのはこの“AMT”です。

≪医ー3_1≫

2016-10-15 12:45:16 | Weblog
 服薬の副作用で、患者さんがバタバタ死んでいく、まさかそんなことはありませんが、副作
用の実態は、長年・何千人も追跡調査をして、はじめて判明します。たとえば高血圧の人より
低血圧の人の方が長生きですが、だからといって、降圧剤で血圧をさげれば、長生きできるの
かといえば、そうではないこと、誰でもわかることです。
 ただ、学会が血圧の基準値をさだめているので、医者はほとんど闇雲にちかい勢いで、降圧
化に邁進します。ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、ミカルディス等)のような 高い新薬
を積極的につかう理由はここにあります。私自身は、サイアザイド系利尿剤(フルイトラン等)
のような古典的利尿薬の方が、副作用の実態を知っているので、使いやすい(岡田)。

 ARBやACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アデカット等)をまとめて RAS系薬とよ
びますが、糖尿病のガイドラインでは、ファーストチョイスをRAS系薬とするのが主流です。
尤も、私自身はカルシューム拮抗薬(アムロジン等)を比較的よくつかいます。塩分摂取が多く
脳梗塞を起こしがちな日本人には有効であるし低コストでもあるからです。ただこれだけでは
血圧コントロールが未達の患者さんもおりますので、その場合にはRAS系薬も併用します。
 心筋梗塞をおこした患者さんには、ACE阻害薬もつかいます。これは循環器系では ほぼ一般
的ではないでしょうか。一方、「塩分多め」の患者さんには、岡田先生のつかわれるサイアザ
イド系薬も、使用しています(坂田)。

 高齢者の血圧が高いのは必然です。血管が硬くなると、脳への血流がわるくなります。それ
をふせぐため血圧をあげるのは、必然的な生体反応といえましょう。それゆえ老若一緒の基準
値設定は当をえません。
 私の専門はコレステロールです。その研究からいえるのは、特異な病は別にして、検査値が
多少悪い程度で、即 服薬とするのは無用、ということです。かつて 私も、メーカー肝入りの
データを信用して、コレステロール薬を多くの患者さんに処方してきましたが、今となっては
悪いことをしたなと反省しきりです(岡田)。
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