明日、母が再入院する。
自宅で過ごしたのは、正月を前後しての20日あまり。
私は母に悔いの残らないように尽くしてやれたのだろうか?
私は私に悔いの残らないように尽くしてやれたのだろうか?
私は、否だ。
なにもしてやれなかった。
母が夏から希望していた温泉に連れていってやることも、食べたいといっていたたいざカニを食べさせてやることも、なにもしてやれなかった。
しかも、介護疲れから、母に辛く当たる毎日だった。
悔しい。
悲しい。
情けない。
自分はなんて救い様のない人間なんだろうか。
余命のない親の望みも叶えてやれず、あまつさえ母に苦痛を与える。
そして、母が入院することによって、今の苦痛から開放される喜びを感じている自分がいる。
私は、人間のクズだ。