OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

深夜に流れる素敵なメロディ

2011-11-08 14:15:33 | Pops

Bitter Sweet Samba / Herb Alpert & The Tijuana Brass (A&M / キング)

自分に刷り込まれて行くメロディは耳から入るわけですから、それがサイケおやじの場合は圧倒的にラジオが中心でした。

特に小学生の時、福引で自分だけのトランジスタラジオを手に入れてからは、ますます中毒(?)も進行し、中学時代には深夜放送にどっぷりの生活になっていた事もあり、その頃に親しんだメロディが今ではパブロフの犬状態!?

例えば本日ご紹介の「Bitter Sweet Samba」は知っている人には知り過ぎてしまったというか、ラジオ深夜番組「オールナイトニッポン(ニッポン放送)」のテーマソングになっていましたから、真夜中の1時になると流れてくる軽快なメロディにウキウキしてしまった気分は、当時から慣れ親しんだ皆様にとっても懐かしさ以上のものがあるんじゃないでしょうか。

ですから今でも巷で「Bitter Sweet Samba」を耳にすると、妙に気分が高揚するサイケおやじは今朝もそれを体感し、ハッとさせられました。

つまりこの素敵なメロディは「オールナイトニッポン」以外のところでも頻繁に使用されている事実!

う~ん、良いものは良い♪♪~♪

そんな真実は何時の世もひとつなんですねぇ~♪

ちなみに演じているのは所謂イージーリスニングの世界ではジャズもソフトロックもエスニックも包括して活躍した元祖フュージョントランペッターのハーブ・アルパートで、オリジナルのリリースは1965年に出した通算4作目アルバム「蜜の味」に収録されていたわけですが、それがどういう経緯か、前述「オールナイトニッポン」のテーマ曲に選ばれた事から、日本ではロングヒットになったのです。

そして当然ながら我国独自にシングルカットされての発売から常にカタログに残り続け、おそらくは今日でもCDやネット配信で入手は容易のはずなんですが、驚く事には「オールナイトニッポン」で使われているのは幾様にも作られた編集バージョン!?!

それはハープ・アルパートが演じたオリジナルバージョンは2分に満たないランニングタイムであるところを、「オールナイトニッポン」では用途に応じてダビングを重ねたり、繋ぎ合せたりしてのロングバージョンや季節感を出すためのサマー&クリスマスバージョン等々を作っているんですねぇ~~♪

個人的には鈴の音を被せたクリスマスバージョンが忘れ難いんですが、こういう現実をハープ・アルパートは知っているんでしょうか……?

まあ、本人は今や歴史に残るレコード会社の「A&M」を起業し、またそれ以前には様々なミュージシャンのプロデュースや裏方としての仕事、さらには俳優としての活動もあったそうですから、業界のあれこれにも精通した物分かりの良い人物だったのかもしれません。

ですからハープ・アルパートがティファナ・ブラスを率いて作っていた楽曲が、本当は当時のハリウッドでは腕利きのスタジオセッションミュージャンを集めた演奏だった事も不思議では無く、1966年頃からのアルバムジャケ写に登場するバンドメンバーは巡業用に集められた面々だと思われますが、そういえば昔のスイングジャーナル誌でハープ・アルパートとティファナ・ブラスがデイヴ・ブルーベック四重奏団の前座をやっているという記事か写真を見たことがあったので、なかなかの実力派揃いだったと思われます。

ということで、ハープ・アルパートはまちがいなく日本の洋楽史にも名を刻したミュージシャンですから、何れは編纂されるであろう決定的なアンソロジーには、この「Bitter Sweet Samba」の特殊バージョンが幾つも入れるべきと考えています。

そしてこれはサイケおやじの妄想ではありますが、おそらくは世界各国で似たような使われ方による編集バージョンが、ハープ・アルパートの残した楽曲には相当にあるんじゃないでしょうか?

そのあたりも含めまして、なかなか楽しいのがイージーリスニングの存在意義でもありますねぇ~~♪

なにかあらためて、そういう演奏を集めてみたいなぁ~~、と思っています。

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