OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ビーチボーイズ歌謡があればいい♪

2016-07-25 19:50:01 | 歌謡曲
サマー・ビーチ・ガール / BUZZ (キングレコード)
 
掲載したシングル盤はジャケ写だけじゃ~、何が夏向き?
 
なぁ~んていうのが大方の第一印象でしょうし、実際サイケおやじもそのとおりだと思っています。
 
しかし、制作側イチオシの裏側に、こんな素敵な歌がひっそりと入っているんですから、アナログ盤は侮れません。
 
それが本日のお題、「サマー・ビーチ・ガール」で、もちろん曲タイトルどおり、ビーチボーイズ風味がたっぷりのニューミュージック歌謡、あるいはポップス系歌謡ロックの隠れ名作♪♪~♪
 
もちろん、皆様ご存じのとおり、演じている BUZZ は小出博志と東郷昌和が組んだ歌謡フォークのデュオであり、昭和47(1972)年に公式レコードデビューした最初のシングル曲「ケンとメリー」が日産スカイラインのCMに使われたことから大ヒット!
 
忽ち注目を集める存在になったようですが、サイケおやじには、ど~にも趣味性がちがっていたので、完全にノーマーク……。
 
ですから、昭和50(1975)年のちょうど今頃、偶然にも某レコード屋の店先で流れていたこの「サマー・ビーチ・ガール」を聴いた時、まさか BUZZ が演じていようとは、想像もしていませんでした。
 
そして店員の女の子に尋ねて、件のレコードの現物を教えてもらった時には心底、驚きましたですねぇ~~~!?!!
 
だって、既に述べたとおり、これは過言ではなく、完全にビーチボーイズの日本語替え歌っぽくて、パクリと言われれば、そのとおりなんでしょうが、サイケおやじとしてはリスペクトを感じる好き好きソング♪♪~♪
 
第一、その当時の日本じゃ~、ビーチボーイズは現在ほど再評価されておらず、それなのにこ~う~奇特な歌をやってくれる、その信念(?)は日頃から軽く見られていたサイケおやじを含むビーチボーイズのファンには感涙物だったと思われますが、同好諸氏の皆様はどのようなお気持ちだったんでしょうか?
 
とにかくそれを強く想起させるのが高橋幸宏の作編曲で、メロディやリフのキメは既に述べたとおり、ビーチボーイズの「Don't Hurt My Little Sister」に強く影響されたというか、他にも同グループの初期の名演名唱から美味しいキモを借用しまくったという中で、殊更コーラスワークのビーチボーイズ性感度の高さがたまりません。
 
実は後に知った事ではありますが、やっぱりと言いたくなる気持ちを抑えつつの種明かしとして、ここには山下達郎がしっかり参加していて、本人も自画自賛の仕上がりだとか!?!
 
う~ん、さもありなんですよ♪♪~♪
 
もう、このあたりは皆様の耳でもご確認願いたいところで、コーラスのベースパートとハイトーンのコントラストにおける存在感は、何が何でも山下達郎じゃ~ないでしょうかねぇ~~♪
 
尤も既に述べたとおり、そんなこんなの真相は昭和も末頃になって知ったサイケおやじですから、リアルタイムじゃ~、痛快なほどに関心して聴いていたんですけどねぇ~、正直に告白させていただければ、やられたなぁ~~、っていう口惜しさもありましたです。
 
ちなみに作詞は竜真知子で、歌詞の中には如何にもの夏と海と恋愛の定番語句がテンコ盛りってのも、嬉しいかぎりです。
 
それと BUZZ と高橋幸宏の関係というのも、何となくイメージが違うという感じなんですが、メンバー夫々が高橋幸宏、そして実兄の高橋信之と過去にバンドをやっていたらしく、それゆえに人脈からデビュー出来たという伝説もあるらしいですよ。
 
ということで、夏にはビーチボーイズ歌謡も似合います。
 
CD化されているかは不明なんですが、夏なればこそ、皆様にはお楽しみいただきたい歌であります。
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14曲入りCD (名無しの権平)
2016-07-25 21:37:26
CD (2012/8/22)化されております。

レーベル: キングレコード
収録時間: 45 分

☆収録曲

1. 想い出の中へ
2. 南の街へ
3. 19の夏
4. はつかり5号
5. 雨の日には
6. わかれ<詠訣>
7. 紅葉だより
8. チャラチャラ
9. 置手紙
10. 記念日
11. 日曜日には口笛を吹きながら外を歩くときっと何かいいことがあるよの歌
12. 君を迎えに来たよ
13. サマー・ビーチ・ガール (SUMMER BEACH GIRL) (ボーナス・トラック)
14. 雨ン中 (ボーナス・トラック)


●「ケンとメリー」の大ヒットで知られるBUZZのデビュー40周年を記念した、紙ジャケコレクション。
小出博志(こいでひろし G/Vo.)と東郷昌和(とうごうまさかず key/Vo.)によるフォーク・デュオ、BUZZは小出が高橋信之とのバンド「インディアンアップル」を、
また東郷は中学時代、同級生の高橋幸宏(高橋信之の実弟)との「ブッタズ・ナルシィーシィー」を経て、1972年結成。
高橋信之のプロデュースによるシングル「ケンとメリー~愛と風のように~」(日産「スカイライン」CMソング)で、同年11月25日にキングレコードからデビュー。
このデビュー曲は当時オリコンチャートで最高位19位のヒット曲となったが、後年福山雅治('02)、山崎まさよし('07)がカヴァーするなど、フォークあるいはソフトロックの名曲としても定評がある。
今回はそのデビューから40周年を記念し、キング時代に残したアルバム全7タイトル(ライヴ、ベストを含む)を紙ジャケ&高音質でリイシューする。

●1975年にサディスティック・ミカ・バンドが解散した後のサディスティックス(今井裕、後藤次利、高中正義、高橋幸宏)が参加する他、
同時期大滝詠一、山下達郎と『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』を発表した伊藤銀次、少し後にSHOGUNを作る、芳野藤丸等も加わり、レコーディング。
ボーナストラックはシングルのB面曲を予定。1976年発表。

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