OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

イノセントな春の微熱

2017-03-21 18:21:31 | 歌謡曲
春 / 沢田聖子 (クラウン)

ここ数日、ポカポカ陽気だったのとは反対に、どうにも今日は肌寒さを覚えるサイケおやじですが、皆様はいかがでございましょう。

そこで取り出したのは、思いっきりベタな選曲ではありますが、沢田聖子が昭和56(1981)年3月に出したシングル盤A面収録「春」であります。
  
 春ぅ~ 早くぅ~ 来てぇねぇ~~ 私のぉ~所へ~~♪
 あ~のぉ~人の所へ~ とどけてあげたいぃ~~~♪

疑似バロック調というか、ちょっぴり勿体ぶったイントロから躍動的なリズムに転じて、こんなふうにイノセントな声質と節回しで歌われちゃ~~、ロリ趣味が無くっても、相当にイチコロモードに誘われてしまいますねぇ~~~♪

微妙に中華メロディが滲んでいるような気がするのも、なかなか良い感じだと思うところですが、楽曲そのものはイルカのオリジナルとして、作者本人が既に昭和49(1974)年に発表していたというのですから、これは所謂カバー物ではありますが、ここでは渡辺博也のアレンジが如何にもの歌謡フォークがど真ん中であり、その胸キュン性感度の高さはニクイばかり♪♪~♪

ちなみに沢田聖子は同時期に売れまくっていたアイドル歌手の松田聖子と芸名の字面が似ているので、その紛らわしさと愛くるしいルックスが相乗効果としてのマイナスのベクトルを描いている事は否めませんが、沢田聖子は「さわだしょうこ」と読むのが正解であり、音楽性の基本はシンガーソングライターであって、しかもアイドル性を持ち合わせていたという稀有な存在でありました。

ただし、彼女が第一線で活動していた時期の我が国芸能界は、本格的なアイドルシンガーが男女共に必要とされていた頃でしたし、一方ではニューミュージックと称された新種の歌謡曲が完全に市民権を得ていたのですから、そんな流行に染まりきらない沢田聖子の魅力には熱心な信者が現在でも少なくないと言われています。

つまり逆に言えば、彼女はその佇まいとは裏腹に孤高の存在でもあったと書けば大きな勘違いかもしれませんが、そのイメージですら、例えば中島みゆきの様な、ある種の毒性が無い分だけ、地味という一言で片づけられるというか……。

ちなみに沢田聖子は前述したイルカの妹分としてデビューを飾ったそうですし、実際に同じ事務所に所属して活動していた事から、この「春」も堂々のお墨付きがあったのでしょう。残念ながら大きなヒットにはなりませんでしたが、当時はラジオや有線から頻繁に流れていた記憶がありましたので、サイケおやじもすっかり刷り込まれた結果として、後年中古屋でゲットしてしまったのが、掲載の私有盤というわけです。

ということで、本日は特段のオチもございませんが、春なればこその微熱な気分や曖昧な心境は、日頃のリスニングライフにも影響するのは確かであって、案外と聴いていなかった、もしくは聞かず嫌い巣になっていた歌や演奏が気になったりするようです。

そんな気分を噛みしめつつ、サイケおやじは持ちネタのレコードを聴き直したい欲求に苛まれております。

あぁ……、もっと時間を!
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