OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

高田恭子のフォークロック演歌

2011-11-10 15:22:07 | 歌謡曲

みんな夢の中 / 高田恭子 (キング)

二次元の世界から濃厚なフェロモンを滲ませてしまう美女は大勢存在していますが、本日ご紹介の高田恭子も、掲載したジャケ写がモロにそれでしょう♪♪~♪

しかし現実での彼女はさらに素晴らしく、ハートウォームで清涼感のある声質と幾分ハードにドライヴするとしかサイケおやじには表現出来ない、特有のコブシ回しが実に個性的な歌手でありました。

そしてもちろん、ジャケ写に偽り無しのフェロモン過剰な佇まいと歌の上手さが絶妙のコントラストを描いていた事は、あらためて言うまでもないでしょう。

それは本日ご紹介の「みんな夢の中」が昭和44(1969)年に発売されるや、忽ちの大ヒットになった歴史にも明らかなんですが、実は高田恭子はこれ以前、マイク真木が率いていたマイクスのメンバーとして、既にシングル曲「星空のマサチューセッツ」を小ヒットさせていた実績がありました。

つまり彼女は本来、フォークソング系のシンガーだったんですねぇ~♪

また、後に知ったところによれば生まれ育った関西でも、そうした活動をやっていたところをマイク真木にスカウトされ、上京したと言われています。

しかし前述のマイクスが解散した事からソロ歌手に転向したわけですが、そのデビュー曲として、まさに昭和歌謡の名曲となった「みんな夢の中」を書いたのは浜口庫之助だったのですから、これは素晴らしき邂逅♪♪~♪

ちょいと沖縄音階も入ったような、妙にチャイニーズなメロディ展開を活かしたフォークロック調の楽曲を演歌保守本流のコブシで歌う高田恭子は、正真正銘のフォークロック演歌ですよねぇ~~♪

もちろん既に述べたようなイイ女っぷりも最高の極みですから、たまりません。

少年期から素敵なお姉さまが大好きだったサイケおやじが一発でファンになったのは言わずもがな、実は前述のマイクスで歌っていた高田恭子も実演のステージで接していたはずなのに、歌謡曲での彼女からは、また別の魅力が発散されていたと思います。

ご存じのとおり、高田恭子は以降も素晴らしい歌を出し続け、個人的には全ての音源に絶大な価値があると断言するほどなんですが、残念ながらコンプリートな蒐集は未だ叶っておりません……。

う~ん、CDを買おうかなぁ~~~♪

彼女もまた、お宝音源が入ったアンソロジー的な復刻を望まれる歌手だと思うばかりです。

コメント (2)
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