OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

委ねます

2005-11-14 17:33:40 | Weblog

休み明けから仕事はゴタゴタ続き、トラブルばっかりでした。

正直言って、お前ら、何やってんだぁ~! とキレそうになりましたですよ。

こんな時は何聴いても、気分がノッてこないんで、それならいっそ――

John Coltrane Live At Birdland (Impulse)

全盛期コルトレーンのライブ盤といえば、まず、これです! もちろん演奏は1963年10月の黄金のカルテット、つまりエルビン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャリソン(b)、マッコイタイナー(p) を従えて爆裂しています。

特にA面初っ端の「Afro Blue」のエルビンの暴れ方は半端じゃありません。コルトレーンがケツ叩かれている感じです。もちろんマッコイ・タイナーも焦り気味! でも、その焦りを逆手にとってコルトレーンを攻めつけるあたりが痛快ですね♪ 全く身も心も委ねていい演奏です。

しかし2曲目の「I Want To Talk About You」ではコルトレーンが反撃してます! スローからミディアム・テンポの演奏が、グイグイ引っ張られて盛り上がり、最後にお約束のコルトレーンの無伴奏パートは、お前ら、何やってんだぁ~! 的な味があって最高です。

B面は一転して穏やかなムードに漂い、「The Promise」もアップテンポではありますが、バンド全体に余裕が感じられます。まあ、それが良いか、悪いかは別にして、安心して聴いていられますね。

そしてそれが、続く「Alabama」では静謐なものに変化しています。ここからはスタジオ録音ですが、重く、まろやかに、さらにディープに心の内を吐露していくコルトレーンは、魅力あります。本当に短いのが残念です。

こうして向かえたラストの「Your lady」はどこか明るい、ノーテンキなものがあります。あぁ、明日はこうして迎えたいものです……。

全体としてはコルトレーンよりも、エルビン・ジョーンズを聴くアルバムかもしれません。

コメント (2)
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