ジャンク屋の活動日誌

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17/12/21 クルーズ船『コスタネオロマンチカ』(17/9/30発)~二日目・境港~

2017-12-21 23:42:53 | クルーズ旅行2017


◆境港編◆



結局、船は日本海の荒波の中を夜通し航行していた。何故それが分かるのかというと、全然寝付けなかったからだ。
この日だけでなく、全日程を通して「夜中の船は大揺れ」というイメージが脳に刷り込まれてしまった。

洗面所で初日の衣服を洗濯し、寝室へと戻る。ベッドの上は比較的リラックスできるが、かといってすぐ寝れる訳でもない。
隣のベッドを見やる。この状況でぐっすり眠れるとは、本当に羨ましい限りだ、クワ子さん。





起床。クワ子さんは相変わらずぐっすり眠っているので、デッキ8のジムに行ってみる。
少し離れたところに更衣室があるが、初見時はトイレかと見紛うてしまった(中にトイレあるけど)。
船酔いと朝弱いのとで、100kcalほど消費しただけで満足してしまった。

ジャルディーノ(前日ディナー)は朝昼晩と営業しているが、朝の部は9時までなので11階の「グリルカプリ」で。
品数では劣るが、すぐ近くの解放感あふれるプールサイドに食器を持ち込めるのがありがたい。
(まぁジャルディーノからでも持っていけるんですけど、あっちより少しだけ近いからね!)
やっぱり水はゴクゴク飲める。


最初の寄港地、鳥取県・境港にはAM8:00に到着しているので、すぐにでも下船できる。
「○○時までに下船してください」みたいな事はなく、好きな時に降りてよいが、もちろん出港1時間~1時間半前には船に戻らなければならない。

船の乗り降りはデッキ3から。クルーズガイドの最終ページに全体マップが記載されているが、出入り口は書いてないので覚えておこう。
船内には、デパートとかにあるような全体マップ的な案内板がないので(サイドビューの避難経路図はあるけど)、クルーズガイドは必須である。
釜山以外では最乗船が可能っぽい。一旦荷物を預けたい時、少し散歩したい時など便利だ。
なお金沢港には徒歩圏内に程よい規模のショッピングモール(市民向け)があるぞ。





鳥取の港町、境港。
そう、サカイ・ミナトその人である。


『ガンダムビルドファイターズトライ』より


もちろんコイツとは一切関係なく、かの水木しげる御大を輩出した港町である。


ありがとうって伝えたくて


行く前は「一個人に経済活動を依存しすぎてるんじゃないか」などと懐疑的な自分がいたが、いざ行ってみると“鬼太郎”という一体感に包まれた通りは非常に居心地がよい。
先々にブロンズ像が立ち並び、お店だけでなくトイレの案内に至るまで鬼太郎ナイズされた町並みは、作品の世界観とも相まって非日常を感じさせるに充分だ。

そんな水木しげるロード、当然おみやには事欠かず、とりわけグッズ関連は魅力的。
お椀の風合いが美しい手作りの目玉おやじフィギュアや、幼女を狙うロリコンどもに効果抜群のバックベアードTシャツ(身長150cmまで)など豊富なラインナップだ。
個人的には店舗限定品の猫楠(猫おどり)Tシャツは最後まで悩みっぱなしだった。とてもカワイイので境港を訪れる人がいらっしゃったら是非お買い上げください。
(なおこちらは『猫楠 南方熊楠の生涯』という作品のもの。鬼太郎のキャラではないよ)

贈答に喜ばれるのは、なんといっても「目玉おやじの めだまプリントクッキー」だろう。パッケージも可愛いらしい。
目玉おやじデザインなお菓子は他にも、ぬりかべとペアになった煎餅(妖怪楽園)や、妖怪食品研究所で売られているインスタ映えしそうな本格和菓子などがある。
どれも甲乙つけがたいが、今回はコスパの点でクッキーに軍配が上がった。


図解・目玉おやじのひみつ。てかこのおやつチェックし忘れたー!


妖怪楽園は商店街からほんの少しだけ離れた場所にあり、独特の雰囲気を放つ。
ここだけのオリジナル商品(上記の煎餅など)も多いし、休憩もできるぞ。



あと、自分用に地元鳥取の砂で作られたフィギュア(ねずみ男)が何かビビビときたので購入。
ブロンズ像(しげるロードにあるやつのミニチュア版)と迷ったし、今になって両方ほしくなってきた。
ねずみ男といえば、アニメ三期の声のイメージが強い(一反もめんも)。鬼太郎と猫娘は四期イメージなのに。不思議だ。


ビビビのビ



AM2:30ごろに、バスで埠頭へと戻る。
もう少し滞在したかったし、他にも買っておけばよかったと後になって思う。
金沢発だとここが最初の寄港地になってしまうから、出費をセーブしがちになってしまうのよな…

帰りの荷物検査はかなりアバウトだ。地元スーパー「まるごう」で買った伊右衛門やいろはすの飲み残しが計500mlくらい透明袋に入っていた。
しかしそれらは何ら咎められる事もなく、お目こぼしを受けた。飲食物の持ち込みは原則禁止と伺ったのですが…



出かけた後は疲れもあるし、電池が減る。しかし二人でコンセント二つでは心もとない。よろしい、ならばタコ足配線だ。
そんな軽い気持ちで持参の三口アダプタ(たしか100円)をセットした瞬間、



バチッ!!

電流が走った。というか焦げた。
「表示電圧と10Vくらいしか変わらないし大丈夫だろう」とタカをくくった結果がこれだ。そして直後、クワ子さんが部屋の電気の一部が消えている事に気付く。

脳裏を駆け巡る「弁償」の二文字。冷静なふりをしてクワ子さんをなだめ、震える手で受話器をとり、フロントへと繋ぐ。
クルーを部屋に入れ、様子を見てもらう。しばらく待っていてほしいとの事。技術者を呼び、あらためて点検を行うのだろうか。不安は尽きない。
トイレの為、5階へと向かう。「部屋の一部」にトイレが含まれていたためだ。心配は治まらず「海外」「コンセント」「トラブル」など様々な単語で検索をかける。
請求がきたらどうしよう。損害賠償保険はきくのか。トイレに行ったのにスッキリしないまま部屋に戻ると、

電源が回復していた。
待っていてほしい、とはそういう事か。座して待てばよかったのか。
心配だったので、念のためフロントに再度かけてみた。「お金とか大丈夫ですか」と―。
先方からの答えは「(代金は)アリマセン」との事。こういう時カタコトだと微妙に安心できないが、現在まで請求は発生していない。


儚く散った三口タップ(故人)。
海外(外国船)では絶対に変圧器つきのものを使おう。
ゼ・ッ・タ・イ・だ!




安心したらお腹が減った。
朝食を食べたデッキ11「グリルカプリ」の逆サイドにあるピザ屋さん「ピッツェリアカプリ」では、ティータイムの時間にケーキ(+クッキー)食べ放題をやっている。
(ほぼ毎日。5日目の舞鶴では、昼間の寄港となる為か開店していなかったが)


とりあえずケーキを15個。わかりやすい味付けだ。チョコケーキが以外と甘さ控えめでよい。
さらなる甘党にはチョコ&バニラソースかけ放題もあるぞ。

その後ジムで250kcalを消費。ケーキ一個分にはなっただろうか。
ジム行く時の荷物って意外と多いので(ウェア、着替え、靴)、小さいリュックだと厳しい。



午後6時。ここからネオロマンチカは怒濤のイベントラッシュを迎える。


デッキ8『グランドバー・ピアッツァ・イタリア』
買っておいたミネラルウォーターをもらう時は、このコーヒーのオブジェを目印に。


まずは8階「グランドバー・ピアッツァ・イタリア」で行われるコンサート。
これはクルーズを紹介するテレビ番組でもよく目にしていたので是非生で聴いてみたいと思っていたイベントだ。


これ一本で一日分の糖分がとれる(笑)。
「Pear」と書いてあるが、梨というより水飴入り砂糖水だ。



スペインのテノール歌手・アルベルト氏。「マイウェイ」や「トゥーランドット」など曲目は多岐にわたる。
この日はテレビで披露してた「アマルフィのあれ」を聞けなかったが、それはまた後日。



その後は同じ会場で船長主催のカクテルパーティー。
各部門のチーフ的な人々、副船長などが紹介され、最後にキャプテンが登場。なお船長の方はテレビでよく見た小さめの人ではなかった。
この際、無料のカクテル?が振る舞われるので、遠慮せず頂こう。


写真の船長っぽい人が船長

挨拶が終わると、グランドバー奥「エノテカ・ヴェローナ」で船長との記念撮影ができる。
例によって現像には料金がかかるが、デッキ9「ガレリア・フォト(船内マップにはフォトギャラリーと記載)」で写真の確認ができるはずだ。



フォトショップ『レガリア ガリレオ ガエリオ ガレリア』
初日のイメージ写真、下記ガラナイトでの一枚、あと神出鬼没の撮影クルーが撮ってったやつとかが貼り出されている。




食事まで時間があるので、気になっていたカジノへ行ってみる。記念撮影をしていた部屋の逆サイド(あるいは隣)にあり、グランドバーからは直通だ。

ルーレットとブラックジャックやポーカーの台が二つずつ。あとはスロットマシーンが中心だ。コンピュータ相手のルーレットやポーカーも。
ゲーセンで見かけるメダル落としゲームも2台だけあるが、ここのトークンは一枚25¢(=4枚で¥100強)もするので中々スリリングだ。

スロットマシーンは、コスタカードを挿入・登録する事でのみ、勝ち分を払い戻す事ができる。機械から直接ドルが溢れ出すなんて事はないぞ。
とはいえこのシステムを知らなかった初日は、2ドル→2.5ドル(小っさ)と一時期勝っていたにも関わらず、ゲーム終了する事もできず無一文になるしかなかったのである。
まぁ遊びと割りきっていたので2ドルで充分に楽しめたとしよう。軍資金はまだ3ドル(少なっ)あるし。



さて、クルーズ船には毎夜テーマが設定されており、今夜は唯一の「フォーマルナイト(ガラナイト)」だ。
パーティーへの参加、そしてこれから向かう9階のメインレストラン「ボッティチェリ」においてはドレスコードが設定されている。
ドレスコードはあくまで目安で、必ずしも遵守しなければならない訳ではないが、フォーマルナイトでのスーツ着用率は他のテーマの時を遥かに上回る。
ちなみにデッキ9の有料レストランはテーマに関わらずフォーマル衣装が原則である。

そんなガラナイトの日は、「ボッティチェリ」のコース料理がグレートアップするらしいので、行ってみる事に。


食べたいメニューの番号を紙に書くシステム。備え付けの鉛筆はめちゃ薄なのでペン持参推奨。
メニューは何をどれだけ注文してもよいという事前情報だったが、メイン料理は一人一皿、複数注文不可だった。



牛肉のたたき


スープとニョッキ


肉料理(パイ包み的な)。ロブスターのハサミを付け合わせのパスタとトレードした


デザートのババなんとか(画像右)。酒がすごい効いているので、弱い方は注意。

夕方のケーキが胃にステイしていた事、そしてクワ子さんが大量に頼むクセに小食な事が重なり、お腹はパンパンだ。
初日の揺れ方をしてたら間違いなく吐いてた事だろう。


食べ物を腹いっぱいに詰め込み熟睡といきたいところだが、船はまだ眠らない。

「バーレスク」なる今クルーズ中でも一際セクシーなショーだ。行くでしょう。
クワ子さんが寝たのを確認して、夜の劇場へ。道中では「セクシーなショウなんですって」「行きましょう」みたいな、自分の脳内そのまんまな会話が聞こえてくる。


9階のディスコは撮影不可(※)っぽいので稚拙ながらイラスト(しかもうろ覚え)で。
(※「カメラに×マーク」がモニター上に写っていた。文字は判読できなかったので、もしかしたら「フラッシュ禁止」なのかもしれないが)


ありがとう。
CEROでいうと多分BかCくらいだと思う(主観)ので、子供連れには厳しいかもしれないが、それ以外は安心して観てほしい。
セクシーだが決して下品な感じじゃないぞ!


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