協議離婚サポートブログ 東京都杉並区の行政書士瓜生和彦 離婚協議書、公正証書の作成サポート

日常生活は平凡なのですが、離婚とか相続とか、日常とは違う相談を受ける行政書士が、離婚の情報と仕事の合間に思うことを発信。

戸籍の有効期間???

2017-05-16 23:13:46 | 日記
今回は、少し変わったお話で、戸籍のことを書いてみようと思います。
というのも、相続に関連して、16年前の戸籍が出てきましたので。

戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)というのは、現在の戸籍の写しになりますから、婚姻等の事情があれば、戸籍の内容に変更が生じます。
生きている戸籍ですから、内容に変更が生じる可能性があるのですね。

それに対して、除籍謄本とか改製原戸籍というものは、過去の戸籍です。
ざっくり言ってしまうと、戸籍に記載されている方がいなくなれば、その戸籍は除籍になります。また、戸籍が作りなおされれば、その前の戸籍は改製原戸籍となります。両方とも、過去の戸籍となり、その内容に変更は生じないことになります。

では、16年前の除籍謄本・改製原戸籍は、今の相続で使用できるのでしょうか?
相続の場合、相続人を確認する必要がありますが、その資料として16年前の除籍謄本・改製原戸籍を使えるのか、というお話です。

結論としては、使えます。理由は、過去の戸籍ですから、今、取得しても、16年前のものであっても、除籍謄本・改製原戸籍の内容は同じだからです。

例えば、自筆の遺言があると、家庭裁判所で検認という手続きをして、遺言を開けることになります。
この手続きをする際にも、相続人を明らかにする必要があります。家庭裁判所が、各相続人に検認をする旨の通知をして、各相続人に立ち会う機会を与えるためです。
この家庭裁判所への検認の申し立ての際に提出する戸籍にも、16年前の除籍謄本・改製原戸籍を使うことが出来ます。

では、銀行等の金融機関での相続手続きではどうでしょう?

これについても、通常は、16年前の除籍謄本・改製原戸籍を使うことが出来ます。「除籍謄本・改製原戸籍に有効期間はありませんから」と言って下さる銀行さんもあります。

ただ、分かっている範囲では、〇〇〇〇銀行(漢字4文字のメガバンク)さんだけは、「戸籍は、原則として、1年以内のものでお願いしたい。」というお話でした。

でも、引き下がれない。
「他の銀行さんは、16年前の除籍謄本・改製原戸籍で相続手続きができますよ。」
「今、取っても内容は同じですよ。」
「除籍謄本・改製原戸籍は高いから費用が掛かるし、1つの銀行だけのためだけに手間が掛かってしまうのですが・・・」等、食い下がってみました。

そうしましたら、上席と相談しますとのことで、結果は、16年前の除籍謄本・改製原戸籍を出してみてください、もし、見せて頂いたうえで1年以内のものをお願いすることになりましたら、申し訳ありませんが、新しいものをお取りください、ということになりました。

行ってみるものですね。
16年前の除籍謄本・改製原戸籍で手続きが済むことを祈っております。



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