地域を楽しむ、家族を楽しむ、少しだけ仕事を楽しむ。

自分の住んでいる「甲府」、出身地である「大月・猿橋」、そして自分と関係のある人々の故郷に関連する出来事を綴る場所。

2017-18|下町ロケット|池井戸潤

2017年05月17日 | 
2017-18|下町ロケット|池井戸潤

サトーおすすめ度★★★

2010年11月発行

本書で直木賞を受賞した、池井戸潤の代表作。
冒頭では苦難続きの展開で、読者である私もどこか辛く悲しい気持ちになった。そのくらいサラリーマンの置かれている現状や日本のビジネス環境の厳しさを正確に描いている作品とも言える。大企業と中小企業との絶対的な立場の違いや、銀行と融資先である主人公が経営する町工場との事業に対する考え方の違い、さらには融資する側の『安定こそ絶対である』というような論理も本書の本筋かと思える展開であった。
そこから、徐々に逆転現象が起き、主人公に味方する人も増え、エンディングまで奇跡のような出来事の連続となった。エンターテイメント作品であるのだから言ってしまえば『当たり前』なのだろうが、後半の引き込まれ方は読書の楽しみの一つというか、本質であった。普段、縁のないロケット産業や特許訴訟など難しい言葉が出てくるようにも想像してしまうが、そんなことは全然気にならない素晴らしい作品であった。

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