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自分の住んでいる「甲府」、出身地である「大月・猿橋」、そして自分と関係のある人々の故郷に関連する出来事を綴る場所。

第2回甲州種ワインを愉しむ会vol1

2009年01月26日 | 地域

1月24日(土)に、甲州市勝沼ぶどうの丘イベントホールで行われた、甲州種ワインを愉しむ会に参加してきましたので、その概要をまとめておきます。

■概要(抄)
 
地元の人に好まれ飲用されることの重要性。ワインが国際商品であるからこそ、地場の人間が親しむ文化を創り上げていかなくてはなりません。今回の愉しむ会では、家庭や外食での楽しみ方などを焦点に女性の視点・感性から語り合っていただき、身近な存在である甲州種ワインについて理解を深めていただきます。
第一部:「女性対談」(午後2時15分~3時30分)
 テーマ 「ワイン文化の醸成は地場飲用から始まる」~ワインが果たす役割~
 講 師
  
工藤 結花さん(日本料理「銀座 小十」:ソムリエ)
  土屋由香里さん(機山洋酒工業(株):醸造家)
  鷹野ひろ子さん(勝沼醸造(株)製造部品質管理課:醸造家)
第二部 試食・試飲会(午後3時45分~4時45分)
 「甲州種ワインに合う郷土料理を・・・」

■まとめ
1)各自の紹介
○工藤さん
25才で甲府に「カフェ・ラトゥーシェ」をオープン。その後、イギリス留学を経て現在の店へ。都内に行って思うこと・・・①甲州ワインは都内の主要な店には広まっているという印象を持っている。②ただし、量の消費にはつながっていない。③関西などでは全然×。
○土屋さん
キザンワイナリーの3代目。4割は自農園のブドウ。年間40トンのワインとブランデーを生産。神戸出身。菊正宗で働き始めた。15年前に夫と山梨に戻って、ワイナリーの仕事を継いだ。その後、1年間オーストラリア・アデレード大学に留学。キザンワイナリーの7割以上が個人販売。子どもたちにワイナリーの文化、山梨の文化を引き継いでいきたい。
○鷹野さん
山梨大学でワインに目覚めた。フジッコワイナリーの立ち上げから参加。その後、結婚と同時に退職。子どもが小さい頃はワインスクールの講師なども勤めた。縁あって勝沼醸造で働くことに。1997年の樽発酵を飲んで感銘を受けた。現在は品質管理を担当。
2)3人のコメント
・1960~70年代は、家でワインを普通に飲む光景があった。
・しかし、私たちと同年代、または他地域ではそんなに飲んでいないと感じる。
・甲州市(の一部)では、乾杯~宴終了までワインでが、当たり前。
・今後は「家庭の食卓」がキーポイント。大人がワインを飲んでいる景色、楽しそうに飲んでいる景色が重要。

・ワインは多様性がある。いろいろなワインを飲んでみたいと思うのは、当たり前。
・雑多なメニュー(日本の家庭料理)に、甲州ワインは入っていきやすい。
・めんどくさいことは、続かない。(ワインに合わせるためのメニューばかりではダメ。)
・ワイングラスで子どもにジュースやお茶を飲ませると、嬉しそうに飲む。食事時間が延びる。
・豊かな食卓にするためのアイテムが甲州ワインではないか。
・家→レストラン→宿泊の延長線上にワインがあればよい。
3)消費者・主婦の視点
・エキスパートが求めるワインのラインナップと、一般の主婦が求めるものをきちんと認識すべき。
・●●ワイン(白)、●●ワイン(赤)で十分な人も多い。
・主婦の目から見ると、スーパーのワインは選びにくい陳列になっている。
4)最後に
○土屋さん
甲州ワインのストライクゾーンの広さを訴えていきたい。どんな食事にも合うものを作り手として、出していきたい。作り手に求められる「一本に対する責任」がより厳しくなってきていることを自覚しなければならない。
○鷹野さん
素材を生かした料理と甲州ワインはとても合う。値段ではない。もっと飲んで欲しい。
○工藤さん
高級料理(繊細な料理)になればなるほど、他のワインでは対応できない。甲州ワインの出番がある。外国人は甲州ワインにとても反応する。料理との相性を今後も広めていきたい。
5)その他
・原料ブドウの確保がとても難しくなってきていることを知って欲しい。生産者の高齢化はとても深刻な問題。こうしたことを共有しておいてほしい。

3人の女性(ソムリエ1名、醸造家2名)が甲州ワインや山梨のワイン醸造の現状を語るという企画は、とても斬新なものでした。専門家としての意見もあったり、主婦として、母としての意見もあったりと、確実に男性の講演会とは違っていました。この企画を考え出した人に敬意を表します。
また、対談後の試飲・試食会も、これまでの動き(山梨礼賛やワインツーリズム)と連動していて自然な流れを感じました。


私と同じテーブルには、甲州市内に在住しながらもワインに対する興味がこれまでほとんどなかった女性たちがおり、これが現実だろうなぁとも思ったりしました。まだまだ道半ばですから、みんなで頑張っていきましょう!


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1 コメント

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本当にそのとおりです (かねやん)
2009-01-27 00:52:16
身近すぎて見えなかったこと、そして、意識して見てこなかったこと、いろいろありますが、まずは、日々の生活から見直していくことが大事だと感じています。さらに頑張らないといけませんね。

でも、もしかしたらワインに限ったことではないのかもしれません…

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