カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1707 『超特急で真っ黒け』 どういう意味の題や?

2016年10月15日 | 日記






 2016年10月15日







奇跡は起こるもんだね、此のブログにも、いつか書いたけど医者がサジ投げた癌の進行で、明日をも知れぬ身のお方が変わりなく元気なんだよ。

癌のことは、其のお方のお姉さんから事情を聞いて知ったんだけど 「外国で大腸癌と宣告され、帰国して大病院で診察したら

肝臓と背骨の近くの(何処だったかな?)に転移して手の付けようがない状態って云われました、もう、長くないっ」って泣かれるんだね。





お歳は、もう、60をまわってらっしゃると思うんだけど、其れを聞いたのが3~4年ほど前かね? 

最初のうちは、何度か病院へ通われていたけど、その姿を見ることもなく日が過ぎて、顔を会わせたらニッコリ笑って顔艶もよく元気なんだね。

一年ほどして「今は、少し働きにでています」って、以前の元気なお顔と変わらない。頭髪や身体的にそれらしい兆候もない、信じられないんだね。





お姉さんに聞いたときは、なんてことだよって、酷い展開に言葉もなかったけど嘘みたいに元気に笑って仕事から帰って来られる。

以前は、衣装の名前は解らないけど大きめのダボダボパンツってんかね? ポケットに手を入れサングラスかけて颯爽としてんの。

ボーイッシュな髪の毛してお洒落でインテリ風の女性(ひと)なんだよ。あらあ~英語もペラペラだと思うよ。





なにせ、年の半分は外国で仕事される人だからね。流石に、今は、普通な身なりで仕事に通われてるけど。良かったねえ。

人は、誰しも何かしらの体調不良になって寿命で死んで逝くんだけど死なない人も居るんだね? 

ジタバタしない落ち着きってんかね? そんなのを感じさせる。強さじゃないねえ? 運命に身を任せ切る豪胆さかね? 悟りかな?





オレは、当初、病院に向かわれるその人の背中に向かって、奇跡よ起きろって、願かけたのを覚えてる。見るところ、起きたみたいだよ。






















家の前に楓(かえで)の木がある。日向の南向きかして、いつまでも緑のままで葉が赤く染まり出すのが、

とことん遅くて年が明ける頃の真冬だね。其れから暫くして枯れて葉が落ちだすんだけど枝に葉が残るのもしつこいんだね。

北風に飛ばされるのも多いんだけど、振り回されてもしがみついて居続ける葉も多いんだね。





春になって新芽が出る頃を迎えても去年の枯葉が枝に残ってる。それもぴんっと立って散るのを忘れてるみたい。

春一番の突風にパラパラ飛ぶんだけど、それでも負けずに頑張るのがいるね。最後の枯葉がハラリと落ちるのを見たことがある。

一緒に飛ばされてあの世へ逝くのも、忘れた頃に一人あの世へ旅立つのも独りぽっちに変わりはない。





みんなと一緒だから寂しくないだろうなんて送り見る者の慰めでしかない。生まれ来るときも死に逝くときも独りぽっちだよ。

「双子や、三つ子は?」 そんなもん、赤子のときに、おまえと一緒って、誰が解る?

体験したこともない者が、花が咲き乱れて綺麗な処なんてメルヘンチックな夢話、そんなもんあるかいっ、真っ黒けじゃっ。





「それも解らんだろうが?」 あのな、おおかたね、なんでも不快なほうが当たってんの。なんにも見えない漆黒の世界だよ























まあ、謂わばど田舎の停留所で最終バスに乗り遅れて二進も三進(にっちもさっち)もいかん状態だね。トトロの停留所みたいんもんだよ。

真っ黒けだよ、なんも見えない。 オレは 「おかあちゃんっ、コワイッ」って泣くで。 「幾つやねん?」 

幾つでも怖いものは怖い。そんなところがあの世の入口だろうねえ。なにが花畑じゃ、蒟蒻(こんにゃく)畑で喉詰めて、もっぺん逝け。





「無」を悟り知る世界だろうね。今まで生きてきたごっちゃ混ぜの世界から深閑とした漆黒の世界に置かれたら自分に神経が集中するだろ?

相対するものが全て消え失せるんだよ。自分の確認に一役も二役もしてくれた反射がないんだよ。

見えるものは、生きてきた自分の人生だけだよ。其れしかないんだよ。物忘れの激しいオレでも嫌でも思い出して顧みざるを得ない。





無駄なものが削ぎ落とされていく。 「無駄なもの?」 恰好つけとか、ハゲとか、ブタとか、短足とか、黒とか白とか黄色とか、くだらんことだよ。

生きる上で、一番大事だったものは何かを悟り知らしめるんじゃないか? 浮世の損得関係ない世界だよ。浮世の屁理屈しかりだよ。

否が応でも自分が見える、其れしか見えないんだよ。心に偽らざる自分が見える。問いかけて答えるは自分なんだよ。






















時間がないから延々と続く趣だろうね。うんざりするほど自分を顧みてゲッソリした頃、鉄棒で床を叩きつつ鬼が現れる。

そして 「どうじゃ? うぬの往く道はどちらかの?」 ここが問題だよ。鬼が指し示す道が二つ闇に浮かび出る、右か左か?

「右は、うぬらが云う天国、左は、うぬらが恐れる地獄じゃ、自分が往くべき道は解ったはずじゃ、決めよ」 





ここで右に素直に往くべきか? それとも自分に厳しく見せて左とすべきか? 「くだらぬ策など丸見えじゃ」 見えとんかい?

なら、お、おまえが決めろっ。 「左」  ちょっちょっちょっと待て、なんで右へと云わんのだ?

「裏の裏を読むような奴にロクな奴はおらん」 おかあちゃんっ、コワイっ。 「そんな子供騙しは通じんわい」 通じて欲しい。





「もう一度云う、うぬが往く道を決めよ」  ないっ。 「珍しい奴だな」 ないものはないっ。暗黒に向き合って解った。

「なにが解った?」 オレには、自分がなかった。 「うぬは、もう一度、生きて自分を知らねばならんのお~」  そうそう。

「おまえに20年やろう、浮世に戻って自分を知るがいい」 ドンッ。 「あっ、棺桶が揺れてるっ」 「ええっ?」 「コワイッ」





チンチンチンチン、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏 坊主が慌ててる。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏、チンチンチンチン、

バタンッ、 「キャア~」 「ああっ、おっさん生きとおるっ」 生き返った人は、こういう顛末を忘れてるんじゃないか?






















「なんやねん、今日のは?」 すまん、なんか筋道がおかしくなって、時間は迫って来よるし、どうしていいのか解らなくなっちゃったよ。

































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