第138回全英オープンの2日目に78を叩き通算6オーバーの85位で予選落ちした石川遼(17=パナソニック)は19日に帰国する。悔しさを胸に8月13日開幕の全米プロ選手権(ヘーゼルタイン・ナショナルGC)でメジャー初の決勝ラウンド進出を目指す。
激闘を終えた石川は充実感を漂わせていた。5打及ばず予選落ちしたマスターズから3カ月。「今回の方が手応えはある。無念さはない。充実している」と進歩を実感している。「1年後もう一度(全英に)戻ってこられるように」。視線は早くも未来を向いていた。
次の大舞台は3度目の海外メジャー全米プロ。「今年は海外のメジャーに3ゲーム出ることができる。出場すると練習不足を感じる。その悔しさでまた練習に臨める。そういうリズムは大きい」と話す。もちろん全米プロでは予選通過、そして、上位進出が目標だ。
2日目は強風に苦しんだ。「風にボールが負けたというより、基本的な姿勢が風にかなわなかった。左を狙った10番のティーショットが右のラフに行って、そこから気持ちが負け始めた」。10番でドライバーが風に流されると、第2打をドーナツ状のバンカーの中にあるブッシュに入れてダブルボギー。続く11番から5連続ボギーと動揺は隠せなかった。それでも、石川には手応えがある。
最大の収穫はドライバーだ。「ドライバーの感触が僕に与える影響は大きい。初日はほぼ完ぺき。今日もこの風の中で(ミスは右ブッシュに入れた)9番と10番だけだった」。ドライバーにこだわる姿勢には批判的な声もあるが、メジャーで戦える確認を得た。その姿勢は全米プロでも貫く。
今年の全米プロの会場は丘陵コースで、フェアウエーは狭く、グリーンは小さい。ドッグレッグのホールもあり、ティーショットがカギを握るのは間違いないが「もっとストレートにもっと飛ばしたい」という石川は、ドライバーで挑む。
「来年は全部のメジャーに出たい。1回出れば、それは目標になる」と力強く語った。メジャーはもう夢の舞台ではない。17歳にとってそこは戦う場所へと変わった。
(スポニチアネックス)