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マニーパッキャオの映画と井上

2016-11-07 08:01:00 | 10代20代30代
Mannyという映画を見た。

プロボクシングのメジャー世界タイトル6階級を制覇したボクサー、M・パッキャオ。
フィリピンの国民的英雄のドキュメンタリーだ。

この映画が面白いのは、彼のナレーションが、だんだん、神との対話になってゆく点だ。

◎1978年12月17日、内戦中のフィリピンで生まれたパッキャオは

母と多くの兄弟を助けなければならなかった。

ジャングルの奥地の貧しい家庭で育ったが、

5歳のころからr海岸で漁師の網を引かせてもらって、駄賃と魚を得た。

魚は半分を売りカネにかえ、半分を家族の食糧にした。

あの左ストレートの「踏込」の強さは、砂浜の重労働で養われたに違いない。



子どものころからボクシングのトレーニングを始める。

16歳になったパッキャオは18歳だと偽ってプロテストを受けて合格。

マネージャーとアメリカンドリームを求め太平洋を渡る。

ろくに英語もしゃべれないのに。





アメリカ人は彼を、パックマンと愛称で呼ぶ。

彼は小さいが、階級を上げ、常に「彼は負けるだろう」と思った人々の予想をことごとく覆してきたのだ。

じぶんよりでかい男に挑み、

じぶんより名声のある男に挑み、

その階級で一番強い男に挑み、


勝つのは不可能だとだれもがおもう対戦カードを組み、


ことごとく勝ってきた。

ことごとくなぎ倒してきた。


フィリピン国内の熱狂はすざまじく、彼の試合の日は

戦争(内戦)が止まったぐらいだ。

また彼は政治家となって病院も作った。

あるフィリピン人のインタビューがあった、

「僕たちはじぶんの血を恥じていた。しかし彼のおかげで

フィリピン人であることに誇りを取り戻すことができた。

なぜなら彼は人類最強の男だからだ。」


パッキャオvs大男マルガリート戦では

フィリピンで「この試合を止めろ」運動がおこり

大男が小男をいじめてはならないという法律までできた。


パッキャオvsマルケス 第3戦の僅差勝利の後、朝起きて

パッキャオは枕もとで涙を流していたことに気付く。

夢で泣いていたのだ。

夢で神が現れた。

「おまえはどうして私を置いてゆくのだ?」


マニーは気付く。

そして生まれ変わる

妻を愛し子供を愛しまじめな人間へと。


神に誓ったのだ。


酒も辞めた、夜、友人と遊んだり、美女と遊ぶのも辞めた。

そして迎えた、

パッキャオvsブラッドリー 第1戦…勝っていたと思われた判定で破れ ついに王座陥落。


しかし負けた後のパッキャオのコメントがすごいぞ。


「私は負けた。だが、どうか皆さん悲しまないで。


私の心の中では100%私が勝ったと思っているし、


皆さんもそうでしょう。


しかしこれがボクシングだ。


神の意志が働いた、と考えると、この判定にもなにか意味があるのだと思う。


だから

わたしはこの判定結果を受け入れる。」


また彼はリングに上がる花道で、

いつもにこにこしている。みなに手を振り愛想を振りまく。リングに上るまでは。

インタビューで、「今回の試合は勝ちそうですか」と尋ねられると、

「神が決める」ときまって、答える。

その意味はこうだろう…


やることはやった。

だから勝負は神のみぞ知る…

達観したものだけが到達しうる境地かもしれない。

浄土真宗の悪人正機説に近い。


フィリピン人はにパッキャオの話を振ると、多くの人は胸を張る。

彼はフィリピンの英雄だ。彼を尊敬している、と。


普通の人が無しえないことをする人は尊敬を集める。


広島カープの黒田もそのうちの一人かもしれないよ

20億円の年棒を蹴って、広島に帰ってきた。

最後はお世話になった広島でユニフォームを脱ぐために。

泣ける。





人が感動するのはそういうことだ。

凡人ができないことをするひと。


人々に夢と熱狂を与えられる人。そういう立場に立てる人は実に少ない。うらやましい。


井上は

ぜひ


米国で


強いやつと闘ってほしい。



日本でではなく。ラスベガスで。


ラスベガスでないと価値が無い。


スターが生まれるのは、世界中から注目される場所だ。


日本人で、ラスベガスで活躍した人を見たことが無い。


歴史を造るのは誰だ?


世界中が、第二のパッキャオを待っている。








(ちなみに昨日パッキャオは再びリングに帰ってきて

チャンピオンに返り咲いたらしい)







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