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戦闘と衝突

2016-10-19 19:34:32 | 政治
東京新聞・本音のコラム

山口二郎(法政大教授)

 安倍政権は何が何でも自衛隊を南スーダンに派遣し、駆けつけ警護をさせたいように見える。

 稲田防衛相が現地を視察し、派遣の地ならしをしてきた。安倍首相は国会での質問に対して、現地で起こっているのは戦闘でなく衝突だと述べたうえで、南スーダンは永田町よりも危険と軽口をたたいた。

 この軽口を聞くと、首相の知性だけでなく、人間としての誠実さにも大きな疑問を持たざるを得ない。国会冒頭の所信表明の際、首相は危険を顧みず任務に精励する自衛隊に感謝しようと拍手し、与党議員に同調を求めた。これも本心からの感謝ではないと思う。世界中が戦闘と呼んでいる現象を日本だけが衝突と呼んでいる。衝突と呼べば自衛隊を派遣できる。今の政府は自衛隊を自らの野望を実現するための道具としてしか考えていない。

 要するに、安倍政権にとっては自衛隊を紛争地に派遣し、戦闘に従事させること自体が目的なのだろう。国会演説の際の唐突な拍手は、戦後初の英霊を作り出すことへの布石と解釈することもできる。

 南スーダンは新しい安保法制が最初に運用されるケースである。詭弁(きべん)とごまかしで自衛隊を戦闘に参加させ、犠牲を生むという事態は絶対に避けなければならない。

 それこそが文民統制の課題である。

以上
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