とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

300年の歴史を刻む「20日題目」・羽咋市太田町

2018年02月20日 | 日記
久々に大雪の情報が聞こえてこない穏やかな一日でした。

2月20日・夜、太田町の皆さん日吉神社に参集。太田町の妙法寺住職さんが日吉神社に赴き神前に「南無妙法蓮華経」と題目を唱え、檀家の皆さんが団扇太鼓でお参りする神事・・?


今から約300年前、2月20日の夜、太田に大火が起き、住民が日吉神社に集まり徹夜でお題目を唱え鎮火をを祈った。その時お寺の仏像を日吉神社に安置し難を逃れた。そのお礼に妙法寺住職が毎年行っているのが由来とされている。




夜、神社に向かうと鳥居のところで神事が・・・・?  「遅れたかなぁ~」と シャッターを切る。
初老の厄男が神社に入る前にお祓いを受けているところでした。


祭壇には大きなロウソク。初老の厄男が寄進したものです。


団扇太鼓で迎えられた妙法寺住職さん






拝殿一杯に「南無妙法蓮華経」とお題目が響き渡る。


お題目が終わり住職さん、団扇太鼓でお帰りに


町会長さんがご挨拶




拝殿には大人に混ざりお子さんの姿が多い・・・・・?それもそのはず、住職さんがお帰りになると、厄男の皆さんの「厄落とし」の意味を込めたお供え(お菓子)を配られる。
子どもの皆さんにも厄払いの印をおわけしているのです。


太田の集落全戸数にもお供えの鏡餅が配られます。

以前は、徹夜でお題目を唱えたらしい。近年は地区役員が残り夜を徹し、翌朝(21日)早く、日吉神社宮司さんの「火祭り」の神事が行われる。
神仏分離後150年たった今もお寺と神社が仲良く行事・・・・?。神事・仏事を脈々と後世につたえているお祭りです。






 
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