判例勉強の指針(超重要)

2017-04-20 13:23:00 | 司法試験関連

判例を勉強する際の大きなポイントは、①事実関係と②規範部分(+理由)と③事実の評価部分の3つです。

まず、規範は理由付けを含めて「正確に」押さえる必要があります。規範部分は自説になりますし、理由付け部分は、民訴や行政法などの判例射程問題で必要となります。本試験対策と言う意味では、「理由づけ」部分こそが最重要とさえ言えます。規範部分については、「第2次規範」ともいうべき、「考慮要素」部分も重要です。考慮要素に対応した事実を問題文中から引っ張ってこられるかどうかが、「あてはめ」部分における採点対象になるからです。

事実関係は、「本件事案の特殊性」を見抜く際に必要となります。本試験では判例をひねった問題がでますが、この場合、事実関係を変えてきます。民訴、民法、行政法などみな同じです。その際、「本件事案の特殊性」をどう見抜くかですが、その際の「定規」になるのが重要基本判例です。重要基本判例の事実関係を「定規」に見立て、問題文の事実関係にあてがいます。すると、「定規」のラインと合わない部分がでてきます。これが「ひねり」の部分です。ですから、基本判例を正確に理解することが、「本件事案の特殊性」に気づくポイントなのです。刑事訴訟法や刑法でもよくやってくる部分ですね。初学者の方は、判例を勉強するとき、最終的にはこのような問題に対応するための勉強である、ということを強烈に意識しましょう。

事実の評価部分は、問題文を一読しながら重要な事実を見抜いていく際に参考になる部分です。判例が結論を出すうえで重視していた事実関係と類似の事実関係は、「重要な事実」(=採点対象)という評価が可能です。また、前述のとおり、考慮要素と関連性のある事実は当然重要な事実です。

また、判例は、試験問題のベースになるだけではなく、「どの判例を使ってこの問題を解いていくか」、という視点で見る必要もあります。特に、憲法、行政法、労働法などは、事案を解く上で、「どの判例を使うか」という、「判例セレクト能力」が非常に重要になって来る科目です。

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2 Comments

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マーキングシリーズ (Unknown)
2017-04-21 00:09:35
個人的には、説明が丁寧だったジュークトイでの以前のマーキングシリーズの方が好きです。ただ、かなり値段が安くなった分、時短のために質を落とすのもやむを得ないのかな。
Unknown (yoshino)
2017-04-21 00:16:14
いや、別に質を落としているわけではないですよ?ジュークトイのときは、実は「長すぎで良さが失われた」との指摘が結構ありまして。。。

内容的にも時間の長さに比例してコンメンタールみたいになってしまいました(個人的にはこれはこれでありだとは思っているんですが、オーバーフローなのは事実でした 笑)。

今は、内容は基礎的、かつ、時間はコンパクトなものにニーズがあるんですよね。時代に合わせて色々考えてはいます 笑

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