健康100話（416）：これからの医療の問題点

東洋医学では、「顔色」「声」「匂い」「舌」「雰囲気」etcなど、感覚的なものから原因を考えるのが得意。
ところが、最近の西洋医学のお医者さんはパソコンの画面ばかり見ていて患者を診ようとしない。
これでは「何となく」という不快感や、繰り返される症状を訴える患者の苦しみを理解できると思えない。

昔のお医者さんは、「は～い舌出して！」とか腹診したりして直に患者に触れて様子を診たのだが、それが激減している。

これは治療がマニュアル化している為、そのような技術、能力を教わっているのかと疑問の思う…。

実は、患者の訴える「何となく」という不快感は、結構辛いもの。

マニュアル化され、「抜苦与楽」の精神を知らない世代が医者になると、更なるマニュアル化が進むだろう…。

だから、私たち一人ひとりが健康に対して「身体の感受性」と「知性」を少し高めておく必要がある…。

健康100話（415）：健康づくりの基本を知ると人間は自然の１部と解る！

この世で最も古い健康書「素問」に次ぎのように書いてある。
「秋の３月は容平と言う。万物が実を結ぶ時。引き締まり収納される時期で、陽気も体内深く収まる」

だから、この時期は過度に活動的になったりせず、早寝早起きを心がけ、イライラせずに過ごす事が大切だという教え。

健康づくりにおいて、現代は「カロリー」「運動量」「栄養素」etc。
何でも科学的に数値に置き換えて考える事が最優先だが、このような古くから伝えられている教えは、身体の良い調子を維持する基本だと思う。

しかし、２０年健康指導をおこなって、この基本を知らない人が多過ぎると感じている。
イザとなったら病院に行って薬を飲めば良いと考える人が多過ぎるのです。

目で確認できる健康では、本当の健康を手に入れることはできません！。
「感覚」という人間の中にある「自然感」を研ぎ澄まさないと、自分にとって何が最適か？という問いの答えが見つからないのです。

これから老いるには準備が必要な時代！。

超高齢化社会は、病院も超順番待ち（緊急の治療も含めます）、焼き場も順番待ちになる時代！。
健康維持に身体の感覚と、知性を高めておこないと自分だけでなく、社会全体に影響が出るという事をお知らせしています。

さぁ、SNSなんか止めて自分の身体とコミュニケーションを取りましょう！。