No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの

本屋

2012-03-28 | 
昔ながらの本屋さんで、現役店舗だ。
さすがに自動販売機は退役している。
この類いの本屋さんには、ちょっとうるさいオヤジが睨みを利かせ、立ち読みをしていると怒られたりしたものだ。
子供の頃から買っている本も全部把握されていてやりにくいから頭が上がらない。
在庫は限られているが、どんな本でも取り寄せてくれる。配達だってしてくれる。
良い本を買う時は誇らしく、しょうもない本を買う時はちょっと恥ずかしい。
自動販売機は、ちょっとアダルトな雑誌を気兼ねなく買えるようにとの配慮だろうか?

店先だけでそれだけのことを想像させる、こういう本屋が、僕は大好きだ。


GR-DIGITAL2
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老婆はゆっくりと歩いていた

2012-03-27 | 
今週は用事があり、新潟県に行ってきた。
写真の商店街は、長岡市のもの。中心街はもっと栄えているが、この商店街はちょっと寂しげだった。
僕はこういうところが好きなので、30分程徘徊したが、殆ど人通りは見えなかった。
商店街の看板や貸し自転車など、ある類いの振興策が打たれているが、それを上回る廃れ方のようだ。
時間が止まっているようでもあり、それでいて不思議と歩き回りたくなる商店街だった。

そこでは、老婆は通りをゆっくりと歩いていた。


GR-DIGITAL2
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自転車

2012-03-26 | 二眼レフ
古い店先に、使い込まれた自転車が置かれている。そんな状況が好きだ。
そんな絵に描いたような状況は滅多にない、そう思うかもしれないが、これが実際に結構あるから不思議だ。
使い込まれても現役の自転車にまず敬意を感じるが、あわせて使い込んでも壊れない自転車を造った人、そしてここまで自転車を使い込んだ人。
そんな人たちにも尊敬の念を持つ。

そして、この写真を撮るのに使ったローライフレックス。50年以上前のカメラだ。レンズはかの有名なカールツァイスのプラナー。
PCの画面からは分かりにくいが、自転車が浮き上がるかのような立体的な描写だ。色気があり、ゾクッとする。
写真が上手くなったと勘違いしてしまう程だ。

ちなみに使ったフィルムは、富士写真の「REALA ACE」。35ミリ用は製造中止になったが、ブローニ版は継続販売のようで安心している。
ネガフィルム独特の柔らかい描写で写りは申し分ない。まだ暫くはフィルム撮影を楽しめそうで安心している。


Rolleiflex2.8D / REALA ACE
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置き土産

2012-03-25 | 二眼レフ
閉店された店舗の前に置かれた椅子と花の鉢。
恐らく、店舗を閉めたものの、花の鉢に水を上げる習慣はそのまま残ったのだと思う。
天気の良い日には主が、この椅子に座って通りを眺めるのだろうか?
それとも、かつてのお客さんがここに座って一休みするのだろうか?
ここに残された置き土産からは、経済的なことだけでなく、人との繋がりに対する未練が見てとれるようだ。

二眼レフを下げてゆっくり散歩したのはいつ以来だろう。やはりカメラによって見える世界は変わってくるような気がした。
最近は低調な更新で鬱鬱としていたが、撮影するときの心の高ぶりが久しぶりに蘇った。


Rolleiflex 2.8D / REALA ACE
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ROBOT

2012-03-21 | 
以前ブログにアップしようとして失念していた写真。
とある古い劇場の前にある昔の電話ボックス。もちろん現役ではなく展示用途ではあるが、本物だ。
これを全く擬人化せずに見ることができる人がいたら尊敬する。
どこからどう見ても「電話ロボット」にしか見えない。
大マジメにコレが存在していた時代、人々はどのように見たのだろうか?
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廃れゆく飲屋街

2012-03-20 | 
最初に見つけたときは本当に驚いたが、東北地方には共同でアーケードを有した飲屋街がある。
少ない場合は数軒、多い時は十数軒といった感じで、飲屋街の上部にアーケードを設置している。
これで雪を気にすることなくはしご酒を楽しめる勘定だ。
だが、当然といえば当然であるが、そんなことをしなくても、ビルの中に飲み屋さんが集中すれば済む話ではある。
アーケード飲屋街は、20〜30年前の流行のようで、最近のものは見かけない。
更に、ほとんど全てのアーケード飲屋街は廃れ、大体3分の1くらいのお店しか営業していない。
営業している店より閉鎖された店の方が多いこともある。

でも、僕には同じビルの中でのはしご酒は、味気ないように思える。
例え経営母体が同じだとしても、平面的に広がった飲み屋さんの中から今宵の次の店を探したい。
廃れゆく、アーケード。そこから在りし日の賑わいを想像することは困難だ。


Leica M3 / Nokton 50mm F1.5 / BW400CN
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山形OCTET

2012-03-15 | 




最近は東北ジャズ喫茶巡りにはまっている。
かの有名な「一関ベイシー」以外にはジャズ喫茶らしいジャズ喫茶はほとんど絶滅しているのかと思いきや、探せば結構あるのだ。
それどころか、最近になってから開店した店もあり、まだまだ楽しめそうだ。
写真は、老舗にあたる山形駅前の「OCTET」。ごく短時間の滞在ではあったが、マスターの人柄が滲み出たような優しい店だった。
記憶が不確かだが珈琲が1杯500円くらい。特筆すべきは2杯目のおかわりが200円。
当然おかわりをした。僕はジャズ喫茶では出来る範囲で客単価を上げるよう自助努力をしている。

でもいつも思うのだが、可能であれば夜に行ってゆっくりビールでも飲みたいものだ。
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猫とEOS(雑感)

2012-03-14 | その他
家の猫は、棚の上とか冷蔵庫の上とか高いところが好きだ。
以前の僕は在宅率が極端に少ない男で、明るい間は外で写真を撮らないと勿体無いと考えていた。
でも、最近はオーディオに熱を上げているせいもあり、割と家にいる機会が多い。
すっかり高いところに居つくようになった猫をパチリと撮って遊ぶのだが、そんな時にEOSってすごいなと思う。

家の中は明るそうに見えて、実は暗い場所も多い。普通に撮ればISO3200は必要な光線状態も間々ある。
フィルムカメラではとても太刀打ちできない。
EOS5D Mark3が発表されたが、僕の5D Mark2も2年半近く使っていることになる。
その間に、流行のミラーレス機など何度モデルチェンジを繰り返したことか。
5D2を使うメリットの一つに、この製品としての息の長さ(資産価値が持続することも含めて)があると思う。

では、僕が5D2を大好きかというと、そうとも言い切れない。
なんというか、余りに優等生で、余りに実用的過ぎて、面白くないのである。色気がないのだ。
まるで優れた事務用品のように信頼しているし、無いと困るものではある。
でも、そこにはM型ライカに寄せるような尊敬の眼差しもなければ、ローライの二眼に寄せるような親近感もない。
いずれあと一年くらいすれば、僕は5D3を買うとは思う。でも、胸のときめきのような期待感は持てないのだ。

更に僕の常用レンズである「EF24−105 F4L」。良く写るし、手ブレ補正も便利だ。
それなりに優秀なレンズであることは間違いないが、やはり面白くない。
面白くないからといって、他の標準レンズを使えば、今度は不満が出てくるだろう。
そこで初めて、普通に写すことが出来ることの凄さを知るのかもしれない。

ここで結論。僕が愚痴をいうのは実は機器ソノモノのことではないのだ。
5D2を使うと、悟りを開いたかのように他のデジタルカメラへの物欲が消えてしまう。
デジタルカメラを使い始めて以来、物欲が初めて消えたのだ。カメラ雑誌も新製品情報のWEBも殆ど見なくなった。
そんな精神的インポテンツの自分に苛立っているのだと思う。

※一般的には好ましいことで、特に家族筋にとっては理想的ではあります。
 でも男は常に漲っていたいものなのです。
 ちなみに我が家では、5D2を購入して結果的に安上がりになったとの評価です。


問題のEOS5D Mark2 / EF24-105 F4L
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1年後の3.11

2012-03-12 | その他
大好きだった東北の古い町並み。
そしてそこに暮らす人々。
余りに多くのものが、失われてしまった。
改めて、哀悼の意を表したい。

古いものもかつては全て新しかったときがある。時代時代の「いま」が受け継がれ伝統となる。
同じように復興への新しい息吹は、次の時代に確実に受け継がれていくだろう。
この時代に生き、あの出来事を、確かにこの眼で見た。その意味を考え、これから起こる出来事もしっかりと眼を見開いていきたい。
そして、今回僕は改めて写真の持つ力を知った。
残された伝統ある東北の街をこれから撮り続けていきたい。

3.11から一年後に・・・。
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威風堂々

2012-03-06 | 風景・自然
としか表現できない。色々な意味で危険な被写体ではある。
岩手方面に遊びに行く際に通る北上市。お気に入りの牛乳屋さんの前に彼は立っている。
所謂、巨大わら人形。威風堂々だ。

EOS5D Mark2 / EF24-105 F4L
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