湯田川温泉・小さな贅沢

昨日からの続き

◯旅館のお風呂　：　小さめのお風呂であるが、共同浴場同様に、大量のお湯が溢れ出ている。ここも一人占めであり、浴槽の縁に寝てみたりもした。日本人で良かった、と思う至福の時間が流れる。



◯驚愕の夕食　：　時間になると、可愛らしい仲居さんが、呼びにきてくれて、別室の個室で食事を頂く。写真は撮り忘れたが、生ビールを注文した。いきなり期待を超える品揃いである。天婦羅の揚げ具合も最高。豚も美味しい。ボケてしまったが、新鮮なお造り、後から熱々の巨大茶碗蒸し（海老と蕎麦粒入り）、更には、大盛りのタラのアラ汁も来た。これも熱々である。ご飯は、チラシ寿司である。全部美味しいうえに、ボリュームも満点で、最後はお腹が苦しくなるほどだ。途中から、これは１０６５０円のコースに違いないと確信する。コースを間違えたのだと。それでも、この内容だから、正規の料金を払おうと心を決めた。













◯朝食　：　困ったことに朝食も美味しい。ぬるいミルクで胃を整えてから頂く。ご飯も全部（茶碗２杯半ほど）食べてしまった。僕は、伊豆出身で鯵の開きには、ちょっとうるさいのである。東北では滅多なことでが、美味しい鯵の開きは食べることができない。でも、ここの鯵の開きは、とても美味しかった。これでは、太ってしまうではないか。毎日珈琲を飲む僕には、炒れたてを出してくれるのも嬉しい。








なんか、食べ物の写真だけで終わってしまった感もあるが、素晴らしい料理だった。清算すると、申し込み通り、「８５５０円」のコースだったので、二度吃驚である。それにしても、折に触れて書いて恐縮だが、少ない出費で贅沢を楽しめたものである。都会に住んでおられる諸兄は、飲み会（＋２次会）で１万円なんてザラにあると思う。女の子の入る飲み屋に行ったり、タクシーに乗ったりすれば、そんなものではすまないだろう。今回の僕の出費は、昼食代と生ビール、お土産までいれて、１万１千円ほど。大人の趣味としては、妥当な金額ではないかと思う。
次は、どこの温泉に行くか、それを考えると、ワクワクしてくるのである。

◯第１回：湯田川温泉・隼人旅館での一日
◯第２回：湯田川温泉・旅館で大飯を喰らう