No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

石ノ森章太郎ふるさと記念館

2017-12-13 | 街:宮城








石ノ森章太郎といえば、仮面ライダーやサイボーグ009などのSF少年漫画の大家である。僕は漫画には造形が深くないけど、豊島区の伝説的なアパート「ときわ荘」を巡る物語を聞くと胸がきゅんとなる。学生時代に「ときわ荘(跡地)」の割と近くに住んでいたこともあり、興味を持った。あんな小さな町のボロアパートに手塚治虫が住み、その後、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄(2名)が同時期に住んで切磋琢磨していたなんて、奇跡のような話だと思う。
さて、石ノ森章太郎は本名を「小野寺章太郎」という。この場所には自民党の小野寺防衛大臣のポスターが貼ってあったので、小野寺姓が多いのだろう。なぜ石ノ森章太郎と名乗ったかと言えば、生まれた町が「石森町」だったからだと言う。そして、この写真を撮った場所こそが石森町である。現在では市町村合併により「登米市」の一部となっている。この旧・石森町の石ノ森章太郎生家近くに、「石ノ森章太郎ふるさと記念館」という施設があり、今回はそこに行ってきたのである。

石ノ森章太郎は、1998年に亡くなっている。没後20年近くが経過していることになる。それでも氏の生み出したキャラクターは子供達に大人気で、今でも新作が製作されている。サザエさんやアンパンマンも見ていても思うけど、作者死すともキャラクターは今を生き続けている。それで良いのか疑問に思った時もあるけど、多分良いのだろう。仮面ライダーは石ノ森章太郎が生み出したことは間違いないが、作者の手を離れても生き続けている。氏もそれを喜んでいるだろう。
僕もこの先、死して尚生き続ける何かを生み出すことはできるだろうか。




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