ミラーに映った街は、単なる反射ではなくて、その奥に実際の世界が存在しているような気がする。今回の写真は、画面隅に余計な写り込みがあることも含めて、リサイズ以外は完全無加工である。特にライカで撮ったモノクロの場合、無加工であることは僕にとって珍しくはない。でも今回は露出の具合が事前のイメージと寸分違わなかったので嬉しい。要するに「中央部重点測光」と「モノクロ」の組み合わせ、この場合の露出が身体に染み付いてきた。でもそれはあくまで露出の話で、写真自体は相変わらずなのである。
LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
これがもしも明るかったなら、全く違う表現に
なってしまいますもんね。
鏡の中に吸い込まれてしまいそうな不思議な感覚を
覚えるトーン。いい作品だなと思いました。
良い悪いは別にして、露出によって全く別物になる被写体かと思います。
明智さんは常に自分の基準で露出を決めておられますが、僕はその辺は臆病なんです。
多分割測光ではこういう描写にならないので、中央部重点測光様さまです。(要は明るい中央部に引っ張られたなだけですが)。
追伸:今回は結果がイメージできた点は成果でした。