Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

「ほとり座」の映画

2017-08-17 | 映画・テレビ・演劇・芸能

  昨日、8/16(水)は一日雨模様でした。東京は雨続きの天候だとか…。今年は実家の墓参を16日に設定したので、朝かなり迷ったが結局昼近くに出かけた。花も手土産も前日に準備していたからだ。
 降ったり止んだりしていた雨は、お墓でとうとう降り出した。が、いつものように4つのお墓参りを済ませ、分家2軒にも挨拶をしいろいろ話もして来た。やはり、顔を合わせないと分かり合えない話もあり、雨に濡れたが無理して昨日行ってよかった。今年中にと思っていた親戚の「墓仕舞い」も延期することにした。

 さて、7,8月に富山「ほとり座」で3回映画を見た。みき子さん、なはさん、SE子ちゃんのお誘いである。「あいの風とやま鉄道」とライトレールを乗り継いで、富山市中央通りの「ほとり座」へ行く。キャパ20名あるかなしかの小さなカフェ映画館だ。映画の紹介は難しくてだんだん後回しになっていたのだが、簡単に書いてみます。

 その1:「標的の島 風(かじ)かたか」…ジャーナリストで映画監督の三上智恵さん(30歳)の作品。
 ”風かたか”とは”防波堤、風よけ”のことだそうだ。昨年那覇で米軍属女性暴行殺人事件が起きた時の追悼県民大会で、稲峰名護市長が「我々は、また命を救う”風かたか”になれなかった。」と言った。
 宮古島、大福牧場が「地対艦ミサイル」配備の候補地になった。石垣島於茂登岳の麓にも陸自ミサイル部隊が配備されると言う。そして本島辺野古の新基地建設。本島高江の空は米軍ヘリの訓練場、森はゲリラ訓練場と化している。さらにヘリパッドを建設すると言うので10年に及ぶ座り込みが続いている。

 私たちがニュースで知るのはほんの一部とわかった。沖縄の人たちは70年以上ずっと闘っているのだ、と初めて知った。中央紙が報じているのは大きな出来事だけ。老いも若きも、日常生活の中で、島の行事の中で、エイサーや三線やアンガマを楽しみながら、力強く闘っている…。

 

  その2:「娘よ」…実話をもとに構想10年かけた日本初公開のパキスタン映画。
 パキスタン、インド、中国の国境にそびえたつカラコルム山脈。その麓には多くの部族がひしめき合っていた。その中の一つの部族に属する若く美しい母アッララキの生き甲斐は、10歳の娘と過ごす時間だった。が、部族間でのトラブル解決のため、娘は相手部族の老長老との結婚を決められてしまう。母と幼い娘の命がけの逃避行が始まる!

 その3:武曲(むこく)…監督・熊切和嘉、主演・綾野剛、 他に村上虹郎、小林薫、柄本明、前田敦子、風吹ジュン

 これはテーマは何なのか? 剣道の話なのか、父子、師弟の葛藤なのか? よくわからないがとても刺激的な映画だった。舞台の鎌倉が美しく、村上虹郎が新鮮だ。昨年だったか、寺尾聡が吹奏楽部顧問に赴任し指導する高校の吹奏楽部を描くTVドラマ「仰げば尊し」で不良グループのリーダー役を演じていたのが村上虹郎で、印象に残っていた。綾野剛はスゴイとしか言いようがない。


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2 コメント

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Unknown (なは)
2017-08-30 18:26:52
清姫様
映画は感動してもなかなかブログにまで上げることができません。
「沖縄」がずっと日本の国のために犠牲になっていることは忘れてはならないと思います。沖縄だから、あの場所だからアメリカに貸していい、とは言えないと思います。今回は北海道だったではないですかね。アメリカだって自国がハリケーンに苦しめられているのにこっちのことを考えてはくれないでしょう、いくら、基地があっても。
今朝の「あさいち」で柳沢さんが子供たちと戦争について勉強していましたが、「戦争しても何の解決にもならない」といったのがまさにそうだと思いました。
「娘よ」はいい映画でした。
「武曲」は剣の戦いがどんなに凄いものか、という話かと思いました。でもテーマは全然つかめていません。
思い出させて貰ってありがとう!
Unknown (清姫)
2017-08-30 23:40:30
なはさん
映画の紹介や感想は、書くのが難しいです。話だといろいろな思いを語れますが、文章にするとボヤケタことを書けない気がして・・・。
今日、久しぶりに「あかね」に参加したら、「8/15日が何の日か知らない子供たちが増えてきている」との話が出ましたが…。 それも、あさイチの話でしょうか?
沖縄の真の姿は、本土の者たちには確実には伝わっていないのではないでしょうか?

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